著者
下野 僚子 藤原 優子 水流 聡子 北條 文美 島崎 博士 廣瀬 俊昭 小川 武希 浅野 晃司 落合 和徳
出版者
一般社団法人 日本医療・病院管理学会
雑誌
日本医療・病院管理学会誌 (ISSN:1882594X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.77-86, 2017 (Released:2017-05-12)
参考文献数
12

持参薬の適正な運用のため,持参薬に特化した業務に関しては多く検討されているものの,持参薬と入院後処方薬の混在下で両者の整合性を確保しながら統合的に管理する観点からの検討は行われていない。本研究では,持参薬と入院後処方薬が混在する状況下で,両者の性質の違いを考慮しながら統合管理するための内服業務の標準化指針を開発した。 内服業務の統合管理を実現するために,情報収集,指示,準備,服用の業務ごとに業務目標を導出し,持参薬の特性を考慮した標準化指針を開発した。統合管理のためには,「受入」「休薬」「併用」「切替」を適切に実現する必要があると考えた。持参薬の特性として,「外部で処方・調剤される」「入院前の管理状況は患者に依存する」「患者資産である」の3点を考慮した。検証病院での調査により,業務目標と標準化指針が妥当であることを検証した。
著者
小山 照幸 笠井 督雄 吉田 和彦 武田 聡 小川 武希
出版者
日本蘇生学会
雑誌
蘇生: 日本蘇生学会雑誌
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.33-37, 2010

2007年3月と2008年3月に同じ中学校で,3年生を対象に心肺蘇生法とAEDの講習を行い,同時に講習前にアンケート調査を行った。<br> 心肺蘇生法の講習経験のある生徒は約6割で,ひとりで心肺蘇生ができると答えた生徒は約3割と,2年間で変化はなかった。2007年秋にこの中学校にAEDが設置されたが,2008年のアンケートで,AEDの設置を知っている生徒は約8割,AEDの使用法を知っている生徒は4分の1で,2年間で変化がなかった。AEDを設置する際には,同時にその施設の関係者への教育が必須と思われた。中学生への心肺蘇生教育は救命率向上につながる可能性が高く,本人達の意欲も高いので積極的に進めるべきであると思われる。
著者
土肥 謙二 大滝 博和 小川 武希 宮本 和幸
出版者
昭和大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本検討の目的は熱中症モデルにおけるneuroinflammationの病態のメカニズムを明らかにすることであった。まず本研究ではいまだ確立されていなかったマウスの熱中症モデルを開発し、生理学的評価、血液学的評価、ミネラル補充の効果について明らかにした。さらに現在は酸化ストレスの評価や水素水を用いた新規治療法の開発に向けた検討を行っている。また、熱中症モデルにおいては腸管のダメージが組織学的に強かったことから重症熱中症モデルにおけるneuroinflammationと脳-腸管によるsystemic inflammationとの関係について再検討している。