著者
香月 亮二 塩山 勉 岩城 智香子 阿部 覚 片山 健二郎 小松 裕太
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

外部電源無しで使用済燃料プールが冷却できるシステムを開発している。システムの一部である放熱器はフィン付管群と煙突で構成され、自然対流により熱を大気に放出する。自然対流による熱伝達率は小さいため、放熱器が大きくなることが問題となる。そこで、コンパクトな放熱器となる管群構成を検討した。管群の縦方向ピッチをパラメータとした試験により、縦方向ピッチがフィン外径の5倍のとき熱伝達率が単管の1.6倍で最大となる結果を得た。また、試験で得た熱伝達率を用いた、煙突内の空気に生じる浮力と抵抗、伝熱のバランス計算により、1本あたりの伝熱量が最大となる段数を評価した。
著者
小島 一生 村松 浩幸 室岡 聡也 小松 裕貴
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.169-172, 2011

中学生にネットトラブルに関して保護者への相談を意識させるために,ゴールベースシナリオ(GBS)理論に基づいたシナリオゲーム教材を開発することを目的とした.教材は,主人公を女子中学生とし,母親と関わりながら「不当な請求」,「個人情報」,「著作権」,「掲示板トラブル」の各内容に関する情報を収集し,その対応法を選択する構成とした.開発は,Flashによるゲーム制作ツールでおこなった.1年生64名を対象にした授業実践での評価から,1)中学校の授業で使用可能なこと,2)シナリオゲーム型や親子の設定により,本実践の範囲内において保護者への相談の意識が一定程度向上したこと,が確認できた.
著者
小松 裕司 田口 隆司 三宅 誠
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.88, pp.109-117, 1990-12-15

最近の統計上,報状扱は医的選択を行っているのに,告知書扱より死亡指数が高い。この原因を明らかにするため,払込み方法別死亡指数を検討した。観察範囲は昭和59年度から62年度の4年間,対象は当社標準体男性で,経過契約件数は報状扱約230万件,告知書扱約87万件である。払込み方法別死亡指数をみると,告知書扱では一時払50,年払い76,半年払61,職域月払83,地域月払104であり,報状扱では一時払34,年払53,半年払64,職域月払49,地域月払74と,死亡件数の少ない半年払を除き,すべて報状扱の方が低値であり,また一時払の死亡指数の低さも目立った。年度別払込み方法別件数の推移をみると,各年度ともに,告知書扱における一時払の占率が,報状扱に比べ圧倒的に高く,この結果,全体として比較すると,みかけ上,告知書扱の死亡指数が報状扱のそれよりも低値を示すようになったことが理解できる。