著者
鹿島 久嗣 坂本 比呂志 小柳 光生
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.113-121, 2006 (Released:2006-01-06)
参考文献数
30
被引用文献数
1 1

We introduce a new convolution kernel for labeled ordered trees with arbitrary subgraph features, and an efficient algorithm for computing the kernel with the same time complexity as that of the parse tree kernel. The proposed kernel is extended to allow mutations of labels and structures without increasing the order of computation time. Moreover, as a limit of generalization of the tree kernels, we show a hardness result in computing kernels for unordered rooted labeled trees with arbitrary subgraph features.
著者
相原 玲二 竹中 強 小柳 光正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
巻号頁・発行日
vol.93, no.16, pp.47-53, 1993-04-23

光インターコネクションを用いた3次元集積回路の応用として,ニューロチップを提案する.今回は,ホップフィールドニューラルネットワークを取り上げ,4層構造の3次元集積回路で実現することを検討した.設計した回路では16種類の結合重みをプログラム可能であり,結合重みの変更を高速に行なうことができるようになっている.さらに,今回設計した光インターコネクションを含むニューラルネットワークに対し,光結合等価回路を用いた回路シミュレーションを行ない性能評価も行なったので合わせて報告する.
著者
平野 圭一 島谷 民夫 小野 泰三 河田 哲郎 黒石 範彦 山田 想 宮川 宣明 深瀬 政秋 相原 玲二 栗野 浩之 小柳 光正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術
巻号頁・発行日
vol.97, no.577, pp.47-54, 1998-03-06

モンテカルロ法による半導体素子シミュレーションは、ゲート長0.1μm以下の極微細半導体素子におけるホットキャリア効果などの物理現象の解析に非常に有用である。しかしながら、モンテカルロ法による半導体素子シミュレーションは、その精度を向上させるために、非常に多くの電子や正孔を追跡する必要があり、計算時間が膨大になるという欠点を持っている。そこで、この計算時間を大幅に減少するため、我々はモンテカルロ法による半導体素子シミュレーション専用のマイクロプロセッサを設計・試作し、これを用いた専用並列計算機を開発した。この専用並列計算機を用いて実際に極微細半導体素子のシミュレーションを行い、正常な結果が得られることを確認した。
著者
金井 秀夫 野口 俊治 小柳 光 丸橋 恭子 猿谷 真也
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.42, no.11, pp.905-910, 2009-11-28 (Released:2009-12-22)
参考文献数
22
被引用文献数
2 2

クローン病は,比較的若年に好発する腸管全層の炎症を主体とする疾患で,腹痛・下痢・下血などの症状が緩解と再燃を繰り返す慢性非特異性炎症性疾患である.今回われわれはクローン病の初発から40年を経過したのち再燃をおこし,mesalazineおよびprednisoloneの投与にもかかわらず頻回の下血を繰り返した症例に対して,infliximabの投与を試みた透析施行症例を経験した.症例は69歳,男性.25歳時よりクローン病と診断され5~6年の間に計5回の手術歴がある.その後消化器症状はみられず,2005年,慢性腎不全によるうっ血性心不全のため透析導入となった.当院に転院後約3年間著変なく週3回の維持透析を施行していた.今回,配偶者の突然死の4日後に突然の大量下血をおこした.大腸内視鏡所見より縦走潰瘍およびアフタが多発しておりクローン病の再発と診断された.当初mesalazine 1,500mg/日の投与および栄養療法を行ったが効果はみられなかった.次に,prednisolone 30mg/日を併用したが,下痢・下血が連日みられ,頻回の輸血が必要となったことよりinfliximabの投与を行った.初回および2週目と2度のinfliximabの点滴治療を行ったがinfusion reactionはみられなかった.一方,2度目の投与2週間後にニューモシスチス肺炎の合併が認められ,ステロイドパルス療法およびST合剤にての加療を要した.そのため現在,2度のinfliximabの投与にて経過観察しているが,再発後約6か月を経過した後もクローン病の再燃はみられていない.抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体infliximabは当初慢性関節リウマチの治療薬として開発されたが,クローン病およびベーチェット病でもその効果が期待されている.今回の症例においては,治療中にニューモシスチス肺炎の合併を認めたが,クローン病に対してのinfliximabの効果は認められており,特に感染症の合併に注意しながら使用することが有効であると考えられた.