著者
松村 耕平 尾形 正泰 小野 哲雄 加藤 淳 阪口 紗季 坂本 大介 杉本 雅則 角 康之 中村 裕美 西田 健志 樋口 啓太 安尾 萌 渡邉 拓貴
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:21888760)
巻号頁・発行日
vol.2017-HCI-174, no.13, pp.1-8, 2017-08-16

ACM CHI に採録された論文を読み合う勉強会,CHI 勉強会 2017 を開催した.勉強会では ACM CHI2017 に採録された 599 件の論文を参加者が分担して読み合う.これによって,参加者は先端の HCI 研究を概観することができる.本年度は,勉強会をスムースに実施し,また,参加者の支援を行うために支援システムを導入した.システムの分析から,CHI 勉強会がどのような特徴を持っているのか,そして今後どのようにデザインされていくべきなのか議論する.
著者
尾形 正泰 大澤 博隆 篠沢 一彦 今井 倫太
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.3, pp.1-4, 2011-07-21

本稿では,Twitter をつぶやきプラットフォームとして利用し,Twitter 上に集約されている実世界に関する情報をロボットアバターを用いて提示するエージェントシステムを提案する.ロボットアバターは近年エージェントとして利用される機会が増えているが,モバイル端末などから使用するにはシステムが大掛かりでユーザに負担であった.音声認識技術を用いて容易な入力方法と,肩に載せるタイプのアバターロボットを用いることで,従来と比べてカジュアルなアバターロボットの使用を実現した.また,つぶやきを発話と方向指示をアバターロボットに表現させることで,利用者に実世界の事象を指していることを理解を促すシステムを作成した.In this paper, using Twitter as micro-blogging system, we propose agent system that presents information on twitter about real world with robot avatar. Though robot avatar is getting popular as agent recently, it is a burden for user to make use of agent through such as mobile device because of large system. Using easy input method with voice recognition and a type of avatar robot on shoulder, we realized more casual avatar robot than before. And to make avatar robot to present tweet as utterance and direction indication, system accelerate user to understand that information from avatar is about real world.
著者
渡邉 哲 小池 京太郎 尾形 正泰 篠沢 一彦 今井 倫太
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CNR, クラウドネットワークロボット (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.227, pp.1-4, 2014-09-19

インターネットを使った配信において,不特定多数の視聴者と,配信者側の人たちのコミュニケーションを実現する上で肩乗りロボティックアバタが有効な手段となりうるか検証した.視聴者の存在を実体化するために,ロボティックアバタを導入する.不特定多数の匿名な視聴者に一つの身体としてロボティックアバタを与え,全員で身体を共有し,キャラクター化させることによって,多数視聴者と配信者の周辺にいる人々をつなげた会話の場の構成を容易にすることが狙いである.また,広角カメラから取得したパノラマの映像やクリックと連動して動く映像を配信することによって,ロボティックアバタの周囲の会話状況を視聴者に捉えやすくする.
著者
渡邉哲 今井倫太 大西樹 尾形正泰
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.169-170, 2014-03-11

本論文では、肩乗りロボティクスアバタTEROOSに魚眼カメラを装備し、ロボット頭部のカメラとは異なる視点でも、操作者がロボットの視点で会話できるインターフェースのデザインを検討する。ロボットを装着する遠隔コミュニケーションは、装着者の周囲の人とアバタに反映させることで人の動きを容易に伝えることができるという利点を持つ。一方で、アバタのカメラはアバタの頭部に設置されており、操作者は頭部カメラからの映像情報のみで判断しなければならない欠点を抱えている。本研究では、TEROOS自身をも含めた、天頂からの視界を確保するために魚眼カメラを導入し、TEROOS周囲の情報を一覧できる映像を元にTEROOSの視点で会話ができるインタフェースデザインを検討する。
著者
尾形 正泰 杉浦 裕太 大澤 博隆 今井 倫太
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

指に装着する指輪型のエージェントロボットを提案する.手が影絵に使われるように擬人性がある点を利用して,手にロボットデバイスを装着してエージェントの存在感を演出する.手に載せることで人間とのコミュニケーションで自然な距離を保ち,生活の中で人間の手を使う作業についてサポートをすることができる.買い物タスクに注目してユーザの行動と商品の探索を補助するシステムを設計してユーザスタディを行った.