著者
安川 知宏 久田 智也 中島 華子 増田 隆介 北之園 拓 山下 恭弘 小林 修
出版者
公益社団法人 有機合成化学協会
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.353-361, 2023-04-01 (Released:2023-04-08)
参考文献数
57

Molecular sieves are type A zeolites with specific sized pores and are commonly used in organic synthesis to capture small molecules such as water. In addition to their trapping effect, they also have acidic and basic active sites and are used as solid acid-base catalysts. Usually, heat-drying treatments are performed prior to use, but the heat treatment methods, such as microwave ovens or heat guns, are not standardized, which could cause problems in reproducibility of reactions. Particularly, for reactions requiring acid/base sites of molecular sieves, these treatment methods are considered more sensitive because the structure of the active sites changes upon heating. In this article, we propose new methods of activation when using molecular sieves and their application to continuous-flow reactions.
著者
上明戸 昇 野上 英和 山下 恭弘 財満 健史 大脇 雅直 杉山 武 和田 浩之
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.67, no.553, pp.17-22, 2002
被引用文献数
2 1

We developed a system that is a combination of sound information and picture. We studied the estimation of the direction of incidental plane waves with a small sized electric generator outdoor experimentally. As average numbers of the cross spectrum increase, sound source points are concentrated in a place, in the case that the sound source is random noise. We studied the visualization of sound insulation by this svstem in the anechoic room and outdoors. We confirmed the result and we were able to visualize the diffraction by setting the wall.
著者
内田 英夫 沖山 文敏 渡嘉敷 健 山下 恭弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.382, pp.25-30, 2001-10-19
参考文献数
4

川崎, 長野, 沖縄の環境騒音のLAeq長期連続測定結果を用いて, 曜日, 月, 年の要素によってどのような違いがあるかを明らかにし, この要素で2グループに分けた場合にグループ間で統計的に有意な差があるかを分散分析で検定した.この結果から, 「騒音に係る環境基準の評価マニュアル」に従って、「騒音が1年を通じて平均的な状況を呈する日」に測定するには、道路沿線では昼の時間帯は土・日曜日を除いた日に、夜の時間帯では日・月曜日を除いた日が良いとなった。しかし、商店街の幹線道路などの場所によって異なる場合もあった。また、住居地域では曜日によってグループ化される結果にはならなかった。
著者
山下 恭弘 山岸 明浩
出版者
信州大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1994

本研究は,長野市に位置する一戸建て住宅について,築後年数の経た住宅(I分類)と新築住宅(II分類)において経時的な室内温熱環境と居住者意識およびエネルギー消費量に関する調査をおこなった。本研究により得られた成果の概要は,以下の通りである。1.住宅の室内環境の測定結果より,室内温熱環境では,外界条件の影響もあり,冬季のみ他の季節とは異なる結果となった。室内環境に対する居住者意識では温熱環境に関わる項目で季節による違いが認められた。2.環境条件の測定値と居住者の評点について検定を行うことにより差を明らかにし,各々の温熱環境条件と居住者意識の季節変化および移転による変化について考察を行った結果,I,II分類の住宅とも室内温熱環境測定値および居住者意識において季節による有為な差が認められた。3.判別分析を用い季節変化が居住者の意識に与える影響について考察を行った。その結果,季節変化は室内温熱環境に関わる居住者意識への寄与が高く,他の環境に対する寄与は低いことが明らかとなった。4.温熱環境の物理環境測定値と居住者意識の対応について検討した結果,季節による変化は明確に捉えられた。5.筆者らの冬季における既往データとの比較を行った結果,気温の絶対値のみならず,気温の空間における分布性状や放射熱が温冷感に影響を与えていることが推察された。6.住宅の暖房器具については,I分類の住宅では,ストーブ,ファンヒ-タ,およびこたつを使用しており,II分類の住宅では,エアコンを使用しこたつの使用が減少傾向にあることが推測された。7.電気とガスの消費量についてみると,電気の消費量は1月に最も大きくなり,消費量で500〜600kwh程度,料金で13,000円前後となった。5月や10月の中間期では約6,000円程度の電気料金であった。