- 著者
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佐藤 治雄
前中 久行
川原 淳
- 出版者
- 社団法人日本造園学会
- 雑誌
- ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
- 巻号頁・発行日
- vol.60, no.5, pp.515-520, 1997-03-28
- 参考文献数
- 8
- 被引用文献数
-
3
測量時期の異なる国土地理院地形図をもとに,琵琶湖湖岸城の昭和30年頃からの約30年間にわたる土地利用の変化を調査した。この期間に行われた河川改修や内湖干拓,土地改良事業,鉄道・道路網の整備などが要因となり,市街地面積は湖東城で2倍,湘南城で3倍に急増し,その変化は湘南城ではやく起こった。また,水田面積は昭和30年頃から45年頃まで湘南域での減少と湖東城での内湖干拓による増加が釣り合い,37 3%から35 7%へ微減したが,その後昭和60年頃までに30.6%へ急減し,多くは市街地に転換された。このような大規模な土地利用変化には,大きな社会資本の投入をともなう国や県レベルでの政策決定が大きく寄与した。