著者
後藤 俊夫 高橋 敞 岸 義人 平田 義正
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化學雜誌 (ISSN:03695387)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.508-511,A40, 1964-08-10 (Released:2011-05-30)
参考文献数
11

フグ卵巣の水抽出液を加熱除タンパク後,イオン交換樹脂に吸着させることを骨子としたテトロドトキシンの新抽出法を考案した。この方法によれば少なくとも全一量の50%以上の毒を結晶状に得ることができる。また通常の再沈殿法で精製したテトロドトキシンにはアンヒドロエピテトロドトキシンが混在し,それを除去するにはピクラートを経て精製する必要がある。この精製テトロドトキシンを用いれば,臭化水素酸塩を結晶として得ることができる。

3 0 0 0 OA 模倣と独創

著者
停 義雄 江橋 節郎 平田 義正 高畠 英伍
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.13-18, 1982-01-01 (Released:2018-08-26)

論文の審査にあたっても, 独創的な内容があるか否かがまず問われる.新しいアイデアとそれを実現させる実行力は, どこの世界でももっとも望まれるものである.かといってただ独創を御題目のように唱えていても, 一向に新しいものは生れない.3人の先達に, 独創性を育てる背景を語って頂くこととした.この座談会を終って帰宅すると, 福井博士のノーベル化学費受賞のニューズが流れていた.薬学分野から新星の輝き出ることを期待したい.
著者
上江田 捷博 上村 大輔 平田 義正 高野 敏
出版者
天然有機化合物討論会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
no.21, pp.245-252, 1978-08-22

The isolation and structure elucidation of palytoxin, a potent coelenterate toxin, have been studied. Though palytoxin was not obtained as a crystalline form, the structures of λ233 and λ263 chromophores in palytoxin were determined. Oxidation of toxin with NaIO_4 was suitable for elucidation of these chromophores and the positive part to ninhydrin in palytoxin. On the other hand, in the course of our studies on toxin of Palythoa tuberculosa we have isolated four compounds (3), (4), (5), and (6) characterized by their absorption maxima at 310nm, 320nm, 332nm, and 360nm, respectively. Structures of these compounds and a 334nm UV-absorbing substance (7) isolated from Porphyra species were established.
著者
平田 義正 上村 大輔
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.18, no.3, pp.181-185, 1982-03-01