- 著者
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戸井 武司
風早 聡志
- 出版者
- 一般社団法人 日本音響学会
- 雑誌
- 日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
- 巻号頁・発行日
- vol.58, no.7, pp.406-413, 2002-07-01 (Released:2017-06-02)
- 参考文献数
- 11
カメラシャッタ音のように,静音化だけではなく,個人的な嗜好を満足させる快音化の音作りが必要となっている。本研究では,まずシャッタ音のような非定常音に対する音質評価を行い,作動音で寄与が大きい部分を把握する。次に,寄与が大きいミラーバウンド音をフィルタリングし,心地良いシャッタ音を決定する。一方,簡単な薄板実験モデルを用いて,動作機構は現状のままで衝撃位置のみ変更することで,バウンド音が改善することを確認する。更に,構造有限要素モデルを用いて,各衝撃位置で発生する衝撃力を求め,薄板の振動速度を算出し,バウンド音を予測する。これより,心地よいバウンド音を発生させるための衝撃位置が推定できた。