著者
戸田 雄介
出版者
佛教大学
雑誌
佛教大學大學院紀要 (ISSN:13442422)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.45-59, 2007-03-01

平安時代中期に成立した宿曜道は、運命の勘申や災厄を祓う祭祀をもって院政期には貴族社会に大きな影響力を持つようになる。この院政期に活躍した宿曜師は主に珍賀と慶算の二人であった。その後時代は下り、鎌倉時代と呼ばれる時代に入っても、この二人の門流の宿曜師達が活躍するのである。平安時代、主に宿曜師の活動の場は京の貴族社会であった。しかし、鎌倉時代には京を離れ鎌倉を拠点に活動する宿曜師が現れてくるのである。本稿では、この鎌倉へ下った宿曜師珍誉の活動を考えてみたい。
著者
吉本 麻美 千葉 哲也 松井 理絵子 渡邉 真巨 五十嵐 麻子 酒匂 啓輔 谷口 亜図夢 戸田 雄 菊池 佑至 松原 正明
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.32 Suppl. No.2 (第40回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.C0350, 2005 (Released:2005-04-27)

【目的】近年人工股関節置換術(以下THA)施行後の治療プログラムは、早期離床、早期荷重に移行している。当院では、2週間プログラムを施行し、術後2日目より歩行練習を開始し、歩行自立とともにADL動作の自立を目標に行ってきた。ところで荷重能力の改善は歩行自立にあたり重要な因子と考えられる。今回、荷重能力と股関節外転筋力、歩行能力、ADL動作の関係を検討した。【対象】2003年1月より2004年9月までに当院にてTHAを施行した88例(両側同時THAを除く)を対象とした。平均年齢は63歳、男性6例、女性79例であり、平均体重は55.6kgであり、全例、術後2日目より全荷重が許可された。【方法】術前および術後7日目の荷重能力と股関節外転筋力を測定し、術後の歩行能力、ADL能力を評価した。立位にて術側足底に体重計を設置し、体重に対する比として荷重能力を測定し、背臥位における股関節外転筋の等尺性収縮による最大筋力(Nm/kg)を外転筋力として測定した。T字杖連続歩行400m、階段昇降、床上動作、正座動作、靴下着脱動作については、その自立達成までの日数を各々記録した。なお、荷重能力80%を概ね荷重が可能となった時期と判断し、術後7日目に荷重能力が80%以上となった群(以下、可能群)と80%以下の群(以下、不十分群)に分け、比較検討した。【結果】外転筋力は、不十分群0.28Nm/kgに比し、可能群0.45Nm/kgと有意に可能群で高値を示した(p<0.01)。また、術前の非術側筋力ならびに術側筋力に対する回復率はそれぞれ不十分群35%、53%に比し、可能群71%、85%であり、いずれも可能群にて有意に高い回復を示した(p<0.05)。T字杖歩行は、可能群9.3日、不十分群14.2日、階段昇降は、可能群9.7日、不十分群13日、床上動作は、可能群12日、不十分群15.9日、正座は、可能群11.8日、不十分群15.3日であり、可能群で有意に動作獲得までの期間が短かった(p<0.05)。しかしながら、靴下着脱動作は、可能群9.7日、不十分群10.7日であり、両群間に有意差は見られなかった。【考察】可能群では不十分群に比し、股関節外転筋力の回復が有意に早く、T字杖歩行達成までの期間も有意に短かった。歩行自立と外転筋力の回復が、股関節の安定性をもたらした結果、早期に階段昇降、床上動作、正座動作も可能となり、ADL動作の早期自立が達成できたと考えられる。靴下着脱動作については、荷重能力とは無関係に11日以内に可能となり、2週間プログラムに影響は及ぼさなかった。当院では2週間プログラムを施行してきたが、術後7日目で荷重能力が80%以上可能であれば、T字杖歩行とADL動作の自立が2週間プログラム内でほぼ達成できた。このことから、術後7日目での荷重能力は、T字杖歩行やADL動作自立が2週間以内に達成できる有効な指標の一つと考えられた。
著者
石井 敬 戸田 雄大 五十嵐 信智 落合 和 杉山 清
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.132, no.3, pp.301-310, 2012 (Released:2012-03-01)
参考文献数
36
被引用文献数
2 14

Living organisms eliminate foreign low-antigenic substances, such as drugs and environmental pollutants, by detoxification mediated by metabolizing cytochrome P450 (CYP). We have examined the possible regulation of CYP expression by enteric bacteria. Cyp mRNA expression levels, Cyp3a protein expression level, and the activity of Cyp3a in hepatic microsomal fractions were compared in germ-free (GF) and specific pathogen-free (SPF) mice. We evaluated hepatic Cyp3a11 mRNA expression levels and Cyp3a metabolic activity in GF and SPF mice after five days of antibiotic administration. The fecal levels of lithocholic acid (LCA)-producing bacteria and hepatic taurolithocholic acid (TLCA) were also measured. Cyp mRNA expression levels, Cyp3a protein expression level, and the activity of Cyp3a in SPF mice were higher than those in GF mice, indicating that enteric bacteria increases hepatic Cyp3a expression. The effects of enteric bacteria-reducing antibiotics on Cyp3a expression were examined. We observed that decreasing enteric bacteria with antibiotics in SPF mice caused a significant decrease in the hepatic Cyp3a11 mRNA expression, TLCA, and fecal LCA-producing bacteria compared to the group that did not receive antibiotics. No change in Cyp3a11 expression was observed in GF mice that were treated with antibiotics. Administration of LCA to GF mice showed an increase in Cyp3a11 expression similar to that of SPF mice. The enzymes of the enteric bacteria are believed to metabolize and detoxify drugs by either reduction or hydrolysis. The results of this study indicate that changes in enteric bacteria may alter the expression and activity of hepatic drug metabolizing enzymes and pharmacokinetics. Therefore, enteric bacteria should be closely monitored to ensure the safe use of drugs.
著者
戸田 雄一郎 宮瀬 光梨 岩朝 睦美 和田 亮雅 竹田 宗馬 松野 隆幸 久保田 直行 見浪 護
出版者
Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.872-884, 2021-11-15 (Released:2021-11-15)
参考文献数
15

未知環境において移動ロボットを自律行動させる場合,ロボット自身が自己位置推定および障害物の認識,目的地までの行動計画を行う必要があり,各タスクに応じた作業空間の環境地図を必要な粒度で獲得しなければならない.また,このような自律移動ロボットを災害現場や商業施設など様々な環境へ導入するために,未知環境において状況や用途に応じた経路計画を行う必要がある.そこで本研究では,高精度な自己位置推定のために用いる粒度の細かいメトリックマップから経路計画に適したトポロジカルマップを獲得するために,自律移動ロボットのためのGNGに基づく環境のトポロジカルマップ構築に関する新たな手法を提案する.本提案手法では,メトリックマップに含まれている占有度情報を環境地図の幾何的な構造を保持したまま学習することが可能である.つぎに,提案手法により位置情報と占有度情報を含んだトポロジカルマップを構築し,占有度を考慮した未知環境における経路計画手法を提案する.さらに,実機を用いた検証実験において未知環境における経路計画実験を行うことで提案手法の有効性を示す.
著者
岩朝 睦美 戸田 雄一郎 新井 智之 久保田 直行
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会論文誌 (ISSN:13425668)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.256-264, 2019-06-15 (Released:2019-09-15)
参考文献数
14

It is an important task for mobile robots that search the target and learn the route while recognizing the unknown environment topology. Usually, reinforcement learning is used as a learning method to know the route to the target while exploring the environment. However, in an unknown environment, it is difficult to predict the number of state division. Particularly, when the state division is too fine, the amount of calculation increases exponentially. In this paper, we propose a method to dynamically construct the state space of the environment using Growing Neural Gas and simultaneously search and learn the route to the target using Q-Learning. We applied multiple autonomous mobile robots to increase searching efficiency. The experimental result shows the effectiveness of the proposed method that can respond to dynamic environmental change.