著者
新井 康平 ト 憲強
出版者
一般社団法人 画像電子学会
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.301-309, 2010-05-25 (Released:2011-08-25)
参考文献数
21
被引用文献数
1

対象個体の数,分布など性質が変化する場合に適応が可能な オンラインクラスタリング法として提案されているもののうち, 比較的収束性能が高い強化学習・競合学習に基づく方法に, 追跡アルゴリズムを導入して更に収束性能を向上させた Pursuit Reinforcement guided Competitive Learning: PRCL法を提案する. この方法を地球観測衛星画像のように 大規模画像から画像部位を検索する場合に適用し, 検索所要時間,検索ヒット率,検索位置誤差および収束性能を評価したところ, 既存のベクトル量子化などのオンラインクラスタリングよりも高くなることがわかった. また,この方法を拡大・縮小率の異なる画像の部位を検索する場合に適用したところ, 倍率が一定の条件の下に画像部位検索が正確に行えることを確認した.
著者
新井 康平
出版者
佐賀大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

視線によるコンピュータ入力および生活行動支援キーボードを視線によって移動させることによって視線によるコンピュータ入力精度を向上した。当該システムを用いて利用者に文章を生成させ、読み上げソフトウェアにより読み上げることにより障がい者の会話を支援するシステムを構築した。また、摂食支援、情報収集支援のみならず、ドメスティックロボットによる仮想旅行、作業支援等も行えるようにした。
著者
江藤 博文 山本 高広 新井 康平
出版者
Japan Society of Photogrammetry and Remote Sensing
雑誌
写真測量とリモートセンシング (ISSN:02855844)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.14-20, 2000

A method for Earth observation satellite image database retrieve based on indexing of the spatial features extracted from the imagery data is proposed. In order to extract edges from the imagery data, the well known relaxation method and the thining algorithm are used. From the edges, spatial features, line, arc as well as circle are extracted. The proposed method is compared to the generalized Hough conversion method. It is found that the proposed method allows to extract arbitrary spatial features intentionally while the generalized Hough conversion method does not because the control parameters of the method is not enough. It is also found that the required computer resources are almost compatible. Using such spatial features, the portion of images with such features are retrieved from the imagery data.
著者
福嶋 誠宣 米満 洋己 新井 康平 梶原 武久
出版者
日本管理会計学会
雑誌
管理会計学 : 日本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 (ISSN:09187863)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.3-21, 2013-03-31

本論文の目的は,経営計画の有用性について検討することにある.現在では,経営計画はマネジメント・コントロール・システムの基礎的な構成要素として理解されるようになっている.実際,我々が行ったレビューの結果でも,多くの管理会計の教科書が経営計画に言及していた.しかし,マネジメント・コントロール・システムとしての経営計画の有用性に関する経験的な知見の蓄積は十分とはいえない.そのためか,経営計画に関して,教科書間で異なる説明がなされている点も存在するというのが現状である.そこで本論文では,経営計画の諸要素が,企業業績に与える影響を探索的に検証した.その結果,経営計画の策定目的や更新方法が,適切な資源配分の評価尺度といえる総資産利益率(ROA)に有意な影響を与えていることが明らかとなった.