著者
酒井 哲 内野 修 森野 勇 永井 智広 赤穂 大河 川崎 健 奥村 浩 新井 康平 内山 明博 山崎 明宏 松永 恒雄 横田 達也
出版者
社団法人 日本リモートセンシング学会
雑誌
日本リモートセンシング学会誌 (ISSN:02897911)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.197-204, 2014-07-04 (Released:2015-01-27)
参考文献数
15
被引用文献数
2

Volcanic ash particles originating from the eruptions of Mt. Sakurajima (31.59°N, 130.66°E) were observed with Mie lidar at an altitude of 1.6-2.3 km over Saga (33.24°N, 130.29°E) on 21 and 22 August, 2013. The lidar data showed a high depolarization ratio (10-15 %) and a moderately low backscatter wavelength exponent (0.6-0.7), indicating the presence of supermicrometer-sized nonspherical particles. The aerosol optical thicknesses at 500 nm derived from the skyradiometer were 0.12 on 21 August (13 : 50 LT) and 0.40 on 22 August (12 : 50 LT). The Ångström exponent was 0.16-0.49 and the single scattering albedo was 0.73-0.91, indicating the predominance of supermicrometer-sized and moderately absorbing particles.
著者
新井 康平 加登 豊 坂口 順也 田中 政旭
出版者
日本管理会計学会
雑誌
管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 (ISSN:09187863)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.49-69, 2010-01-10 (Released:2019-03-31)

本論文の目的は,工場や事業所の製品原価計算について,その実態を明らかにすることである.管理会計教育における製品原価計算の割合は依然として大きいにもかかわらず,近年,この領域が研究者によって研究されることは少なくなってしまった.そこで本論文は,規範的な議論ではなく,実証的かつ経験的な方法によって製品原価計算の利用目的と設計原理を探求する.探索的因子分析の結果,製品原価計算の5つの利用目的が明らかとなった.また,これらの利用目的と技術変数などが,製品原価の範囲,総合/個別原価計算の選択,原価情報の報告相手,といった設計要素に影響を与えることが明らかとなった.
著者
北川 慶子 新井 康平 韓 昌完 高山 忠雄 永家 忠司
出版者
佐賀大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

災害時要援護者を災害の被害からどのように守るかということは、減災の基本的命題である。本件急は、これを重視しつつ、災害時要援護者の生活が、心身、社会的な健康型もたれなければ、災害からの復帰・復興葉が困難であるということを解明するために、避難所・仮設住宅で、被災者に対する調査を行い、生活実態をとらえるた。被災後の生活は、適度な運動(リハビリ、パワーリハビリ)と定期的な健康診査、人間関係の健康が3要素となり基本である。人との対話や交際をするための医療・保健・福祉サービスをつなぐツールとして、防災かるたとマナーかるたを作った。これにより体と心と人との交流を行う生活リハビリプログラムが出来上がった。
著者
新井 康平 大浦 啓輔 岡崎 路易 三矢 裕
出版者
日本管理会計学会
雑誌
管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 (ISSN:09187863)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.3-20, 2011

<p>本論文の目的は,経理シェアードサービスセンターの導入成果について,質問票および公開財務諸表から得られたデータをもとに経験的に検証することである.グループ企業内に分散するスタッフ業務を集約するシェアードサービスは,規模の経済による間接費の削減や,業務標準化による業務品質の向上に寄与するといわれてきた.そこで,本論文では,イベントスタディを実施することで,これら導入成果についての実証的な知見を提供する.結果として,先行研究で提唱されてきたようなコスト削減と業務品質の向上という導入成果がみられることが明らかとなった.ただし,シェアードサービスセンターに集約される業務内容によって,その導入成果の程度が異なることも明らかとなった.</p>
著者
新井 康平 矢島 健郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.128, no.11, pp.1679-1686, 2008-11-01 (Released:2008-11-01)
参考文献数
31
被引用文献数
5 9

A communication aid with human eyes only is proposed. A set of candidate character is displayed onto computer screen of relatively small and light Head Mount Display: HMD that is mounted on glasses of which user wears on. When user looks at a candidate character with his/hers left eye while right eye picture is taken with small and light web camera that also is mounted on the glasses. The proposed system can selects 81 characters with two layers of 9 by 9 character candidate image. Other than these there is another selective image including control keys and frequently use of sentences. By using image matching between previously acquired template image for each candidate character and the currently acquired image, the proposed system realizes that which character in the candidates is selected. By using blinking and fix one's eye on combine together, the proposed system recognizes that user determines the selected key from the candidates. The blinking detection method employs a morphologic filter to avoid misunderstanding of dark eye detection due to eyebrows and shadows. Thus user can input sentences. User also may edit the sentences and then the sentences are read with Text to Speech: TTS software tool. Thus the system allows support conversations between handicapped and disabled persons without voice and the others peoples because only the function required for conversation is human eyes. Also the proposed system can be used as an input system for wearable computing systems. Test results by the 6 different able persons show that the proposed system does work with acceptable speed, around 1.5 second / character.
著者
服部 泰宏 矢寺 顕行 新井 康平
出版者
経営行動科学学会
雑誌
経営行動科学 (ISSN:09145206)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1-2, pp.1-19, 2022 (Released:2023-04-15)
参考文献数
45

Organizations must make decisions about which resources to prioritize and to whom to allocate them. In order to do so, evaluation practices are used to clarify the quality of employees. The purpose of this study is to examine the relationship between performance appraisal and personal reputation, which are two types of personnel appraisal practices used in organizations. Using questionnaire data and HR data analysis from a Japanese manufacturing company, we empirically took on this problem. The results of questionnaire data and HR data analysis from a Japanese manufacturing company showed that the capital that affects the two evaluation scores was found to be different from each other. In addition, psychological capital was found to be an antecedent of both.
著者
福嶋 誠宣 新井 康平 松尾 貴巳
出版者
日本会計研究学会
雑誌
会計プログレス (ISSN:21896321)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.15, pp.26-37, 2014 (Released:2021-09-01)
参考文献数
22

CVP分析では,組織の活動量との関連という基準によってコストを固定費と変動費に分解する分析モデルが様式化された知識となっている。しかし,このコストの分解に回帰分析を用いると,負の固定費といった実態からかけ離れた異常値が推定される場合があるという欠点が指摘されてきた。その要因を探求するため,我々は実際の工場から提供を受けた財務データを用いて経験的な検証を行った。その結果,利益と関連した自由裁量費が,固定費の過小推定に影響していることが明らかとなった。
著者
新井 康平
出版者
公益財団法人 牧誠財団
雑誌
メルコ管理会計研究 (ISSN:18827225)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.39-46, 2021 (Released:2022-03-08)
参考文献数
14

日本企業において,リーン生産の諸要素が工場・事業所の会計・経理担当者が必要としている会計知識に与える影響を探究することが,本論文の目的である。具体的には,群馬県の工場・事業所を対象とした郵送質問票調査に基づいた分析を実施した。分析結果からは,管理会計を複雑化するのではなく,簡略化された戦略管理会計実務を実施するために会計知識が必要とされることが明らかとなった。
著者
佐久間 智広 新井 康平 妹尾 剛好 末松 栄一郎
出版者
日本原価計算研究学会
雑誌
原価計算研究 (ISSN:13496530)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.76-86, 2015 (Released:2017-04-17)

財務・非財務指標のそれぞれで投資とその効果の因果関係をマネジャーに明示することが,複数の投資案への資源配分の意思決定にどのような影響を与えるのかを検証した。学部学生を被験者とした実験室実験の結果,非財務指標による因果関係の明示が,投資から効果発現までのタイムラグがある投資案への資源配分の意思決定を改善することが示された。一方で,財務指標では意思決定は改善されなかった。
著者
加登 豊 石川 潔 大浦 啓輔 新井 康平
出版者
日本原価計算研究学会
雑誌
原価計算研究 (ISSN:13496530)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.52-62, 2007 (Released:2017-04-17)

経営企画部門は,管理会計組織としての重要性が提唱されているにも関わらず,管理会計の視点からの経験的研究は少ない。そこで本論文では,郵送質問票調査から得られたデータをもとに,わが国の経営企画部門における業務にはどのような特性がみられるのか,そして同部門は,中期利益計画,予算管理の実務にどのように取り組んでいるのかについて探索的に検討する。
著者
新井 康平 梶原 武久 槙下 伸一郎
出版者
日本原価計算研究学会
雑誌
原価計算研究 (ISSN:13496530)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.58-67, 2012

本論文では,スタートアップ企業における予算管理システムの有効性について,経験的な調査を実施している。先行研究が限られたサンプルでしか調査を実施していないことに対して,本論文では,ひろくスタートアップ企業からデータを収集した。結果として,スタートアップ企業における予算管理システムの採用は早期の黒字化に有意に影響するという証拠を得た。
著者
新井 康平 加登 豊 坂口 順也 田中 政旭
出版者
日本管理会計学会
雑誌
管理会計学 (ISSN:09187863)
巻号頁・発行日
vol.18, no.1, pp.49-69, 2009

本論文の目的は,工場や事業所の製品原価計算について,その実態を明らかにすることである.管理会計教育における製品原価計算の割合は依然として大きいにもかかわらず,近年,この領域が研究者によって研究されることは少なくなってしまった.そこで本論文は,規範的な議論ではなく,実証的かつ経験的な方法によって製品原価計算の利用目的と設計原理を探求する.探索的因子分析の結果,製品原価計算の5つの利用目的が明らかとなった.また,これらの利用目的と技術変数などが,製品原価の範囲,総合/個別原価計算の選択,原価情報の報告相手,といった設計要素に影響を与えることが明らかとなった.
著者
新井 康平 ト 憲強
出版者
The Institute of Image Electronics Engineers of Japan
雑誌
画像電子学会誌 (ISSN:02859831)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.361-368, 2011

短時間に安定したクラスタ解に収束する強化学習・競合学習に学習オートマトンを考慮した新たなオンラインクラスタリング(Pursuit Reinforcement Competitive Learning: PRCL)を提案する.クラスタリング手法の性能比較用に多用されているカリフォルニア大学のUCIリポジトリを用いて既存の手法,Reinforcement Guided Competitive Learning: RGCL,Sustained RGCL: SRGCL,Vector Quantization: VQとクラスタリング性能を比較し,PRCLがほかに比べて収束性能などにおいて優れていることを示す.また,PRCLを限定領域にランダムに散在する避難民を二つの避難口に誘導する状況を設定した避難誘導シミュレーションに適用し,避難民の衝突確率,避難に要する時間,二つの避難口の避難民数のバランスなどを評価した結果,既存手法の中で最も高性能なVQよりも高性能であることを確認した.