著者
田尻 秀幸 白石 偉久 近江 雅人 春名 正光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス
巻号頁・発行日
vol.95, no.459, pp.7-12, 1996-01-18
参考文献数
13

我々は前回のOPE研究会で、低コヒーレンス光干渉に基づく新たな屈折率nと厚さt同時測定法を提案した。本測定法では、干渉計の参照光ミラーに加えて、測定サンプルまたは集光レンズをも微動ステージ上に搭載して走査する。本稿では、測定サンプル走査法によるn、t同時測定の基礎実験結果を示し、その測定精度について検討する。現状の測定系では、厚さ〜1mmの透明板においで測定精度≧0.3%が得られ、提案した測定法の有効性を実証した。また、0.1μm/ステップのステージを用いれば、サンプル厚≧100μmで測定精度0.1%が十分に期待できる。
著者
春名 正光
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.67-71, 2011 (Released:2013-01-01)
参考文献数
3
被引用文献数
3 2
著者
春名 正光 大和谷 厚 近江 雅人 玉田 康彦 玉田 康彦
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

交感神経の支配下で機能する汗腺や末梢血管は重要な微小器官であり、そのダイナミックな生理機能を解明することが重要である。本研究では、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)を用いて、ヒト指汗腺や小動脈の生理機能を可視化した。汗腺においては、外部刺激に反応する精神性発汗の動的解析を行い、新たに内部発汗を見出した。小動脈においては、脈動を観測し、弾性型動脈と筋型動脈として同時に機能することを明らかにした。
著者
春名 正光 近江 雅人
出版者
一般社団法人 レーザー学会
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.31, no.10, pp.654-662, 2003 (Released:2006-02-03)
参考文献数
57
被引用文献数
5 9

A practical OCT imaging system for ophthalmology became commercially available only five years after the first demonstration of OCT. OCT is thus an epoch-making technique in optics. In such development of the practical OCT system, however, Japanese researchers have been played second fiddle to the research groups in United States, although both basic concept and patent for OCT were proposed for the first time by Japanese researchers. Very recently, the domestic research activities for OCT increased remarkably, because it is necessary to develop many key technologies before OCT is widely applied for clinical diagnoses in the near future. At the present stage, OCT has several shortcomings and technical problems to be solved before its wide application for clinical diagnoses. In this paper, the description is focused on the present status of OCT in Japan as well as development of key technologies for the future OCT.