著者
時実 象一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.66, no.9, pp.490-494, 2016-09-01 (Released:2016-09-01)

1996年に創設した民間デジタル・アーカイブ機関,Internet Archiveは広範な文化資源のアーカイブをおこなっている。そのうち,ウェブページのアーカイブ,テレビニュースと政治広告のアーカイブ,書籍の電子化について最近の動向を報告した。また2016年6月にInternet Archiveの本部で開催された,「非集中型ウェブ・サミット(Decentralized Web Summit:Locking the Web Open)」についても簡単に報告した。
著者
時実 象一
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.185-192, 2013-05-25 (Released:2013-07-25)
参考文献数
19
被引用文献数
2

図書館情報学志望の学生を対象にウィキペディアの作成実習を行なった. 5-6名のグループで作成したい記事を選定し, ウィキペディアのアカウントを取得して記事を作成した. 2007 年以降, 25記事 (うち2記事は既存記事の補足) 作成した. そのうち4記事は削除され, 追加記事のうち2記事は編集を取り消されたが, 残りは今も生きている. 実習を受講した学生にアンケートを実施したところ, 「自分でも編集できると知って驚いた」「簡単に編集できるので驚いた」との感想が合計半数を超えていた. 教員に対するウィキペディアの利用についてのアンケート結果についても述べた.
著者
大山 敬三 時実 象一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.544-553, 2011 (Released:2011-01-01)
参考文献数
18

科学技術情報流通技術基準(SIST)のうち1985年に制定された「SIST 07:学術雑誌の構成とその要素」および1986年に制定された「SIST 08:学術論文の構成とその要素」の改訂を行った。改訂の動機となった電子ジャーナルの普及や国際的基準の整備などの背景と,改訂の主要な内容について解説した。
著者
時実 象一
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.237-240, 2020 (Released:2020-04-25)
参考文献数
7

デジタルアーカイブにおいても、国立国会図書館デジタルコレクション、国文学研究資料館の「新日本古典籍総合データベース」など、デジタル化書籍・書物に永続的識別子であるDOIが付与されるようになってきた。しかしデジタルアーカイブのコンテンツ、たとえば博物館資料などへの付与はあまり進んでいない。デジタルアーカイブ・コンテンツにDOIを付与すれば、それらコンテンツの活用事例の調査や収集が容易になると考えられるので、推進することを提案する。
著者
時実 象一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第13回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.41-44, 2016 (Released:2016-11-17)
参考文献数
7

SchematronはXML文書を解析して、指定された条件に合致するかどうかをチェックしてレポートを出力するものであり、電子ジャーナルや各種XML文書の意味的チェックに広く使われている。一般社団法人情報科学技術協会では、その発行する会誌「情報の科学と技術」が国立情報学研究所で電子化されNII-ELSに登載されていたが、今回国立研究開発法人科学技術振興機構が運営するJ-STAGEに移行されるに際し、XMLで書かれている書誌事項のチェックにスキマトロンにより、巻数と年の整合性、発行日、終了ページ数が開始ページ数より大きい、和英のキーワード数の一致などのチェックをおこなったが、大きな不整合はなく書誌事項の品質が良いことがわかった。
著者
時実 象一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.13-20, 2011 (Released:2011-04-01)
参考文献数
10
被引用文献数
2 2 2

わが国の主要な電子ジャーナル・プラットフォーム,J-STAGE,NII-ELS,メディカルオンラインの科学技術雑誌登載数を2005年と2008年とで比較したところ,全体としてこの3年間に登載雑誌数が18.6%増加した(電子ジャーナル総数904から1072)。和文・混載誌と英文誌に分けると,増加率はそれぞれ20.7%,13.3%と和文・混載誌の電子化率の増加が目立った。プラットフォーム別ではJ-STAGEにおける増加が40.6%と顕著であり(和文・混載誌と英文誌それぞれ45.4%,31.9%増),NII-ELSの伸びは少なかった(5.2%)。海外出版社から発行されている雑誌も含めた総雑誌数に電子ジャーナルの占める割合は2008年には和文・混載誌と英文誌それぞれ29.0%(774誌),79.7%(298誌)であった。さらにオンラインのみの電子ジャーナルの創刊がJ-STAGEを中心に進んでいることもわかった。また,JST,NII-CJP,医学中央雑誌,JAPICの各文献データベースの2008年収録雑誌数の重複を調べたところ,JSTの収録誌が飛びぬけて多く,また医学中央雑誌とNII-CJPの収録誌の多くがJSTにも収録されていることがわかった。
著者
和田 光俊 時実 象一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.273-280, 2008 (Released:2008-07-01)
参考文献数
17
被引用文献数
1 1

独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナル・プラットフォームJ-STAGEでは,電子ジャーナル編集・発行の国際的基準や慣行に合致すべく推奨基準の策定に取り組んできた。本推奨基準は,記事データの訂正・修正等について,記事のさまざまな版について,巻・号・ページ・発行年について,和文誌・和英混載誌の誌名英文字表記について,引用文献の書き方について,の各項目からなっている。この推奨基準の目的と概要について述べた。
著者
時実 象一
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.125-129, 2021-04-01 (Released:2021-06-01)
参考文献数
23

Europeana 2020は欧州のデジタルアーカイブ実践の発表の場であるが、本年度はオンラインで開催された。主要な実践報告、特に博物館・美術館のデジタル展示、教育活用、その他について紹介した。
著者
時実 象一
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.38-41, 2021-01-12 (Released:2021-02-24)
参考文献数
19

世界および日本のCOVID-19 (新型コロナウィルス感染症)による外出禁止や学校閉鎖の中での生活を収集するデジタルアーカイブについて、収集対象ごとに事例を紹介する。
著者
時実 象一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.38, no.12, pp.1112-1122, 1996-03-01 (Released:2008-05-30)
被引用文献数
3 1
著者
時実 象一
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.3, no.4, pp.388-393, 2019-12-16 (Released:2019-12-16)
参考文献数
43

欧州は映画発祥の地でもあり、各国に独自の映画アーカイブが存在する。ここでは文献調査と面談により、英国、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、オーストリアの映画アーカイブの歴史と現状についてまとめた。
著者
時実 象一
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.1, no.Pre, pp.86-87, 2017-09-08 (Released:2017-09-08)
参考文献数
3

大学図書館等で公開しているデジタルアーカイブを調査した、80大学から38万件余りのコンテンツが公開されている。公開コンテンツ種類、対象資料種類、公開ファイル形式毎の点数をまとめた。
著者
時実 象一 前沢 克俊 緒方 靖弘
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.4, pp.385-389, 2018-10-01 (Released:2018-11-20)
参考文献数
12

EuropeanaTechはEuropeanaに参加する各国の文化機関、研究機関、企業などの技術者・開発者が集まり、最新の成果や技術の進展方向を共有するための会議である。オランダのロッテルダムで開かれた今年の会議では、IIIF, Wikidata, AI(人工知能)などが主なトピックであった。また翻刻や手書きOCRに関する発表もいくつか見られた。
著者
時実 象一
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.40-40, 2018-01-31 (Released:2018-04-27)
参考文献数
1