著者
服部 孝道 平山 恵造
出版者
千葉医学会
雑誌
千葉医学雑誌 = Chiba medical journal (ISSN:03035476)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.289-292, 1991-12-01
被引用文献数
1

神経内科外来患者1193名に対し排尿症状についてのアンケート調査を行なった結果,日中頻尿は17.1%,夜間頻尿は20.2%,尿意切迫感は28.3%,閉塞症状は13.8%,切迫性尿失禁は6.5%,腹圧性尿失禁は9.1%,夜間遺尿は1.5%にみられ,患者の50.4%がなんらかの排尿症状を有していた。排尿症状全体の有病率は加齢と共に明らかな増加傾向を示し,日中頻尿と夜間頻尿,閉塞症状は男性に多く,腹圧性尿失禁は女性に多く,その他の症状には性差はなかった。従来報告されている尿失禁の頻度から推測すると,一般社会に生活する人もこの結果とほぼ同様な頻度に種々の排尿症状があるものの推測された。
著者
北野 邦孝 服部 孝道 旭 俊臣
出版者
千葉大学
雑誌
千葉医学雑誌 (ISSN:03035476)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.147-150, 1980-06
著者
服部 孝道
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.581-591, 2004-08-01 (Released:2011-03-18)
被引用文献数
1

自律神経系は呼吸、循環、消化、代謝、分泌、体温維持、排泄、生殖など、生体にとって最も基本的な機能調節を担う神経系である。随意的に運動機能の調節を行う体性神経系とは異なり、自律神経系は随意的な制御を受けずに無意識的に機能しており、平滑筋、心筋、腺などを支配し、生体の内部環境の恒常性 (ホメオスタシス) の維持に重要な役割を果たしている。本講演では私どもの教室で取り組んでいる自律神経研究の中から起立性低血圧と食事性低血圧および神経因性膀胱を取り上げ、その病態と診断および治療について述べた。これらはいずれも頻度が高く、患者のADLを阻害し、時に重篤な合併症をきたす重要な疾患であるが、あまり注目されておらず、見逃されていることの多い疾患である。治療法や予防法があるので、積極的に見出し、治療することが望まれる。
著者
服部 孝道
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.477-478, 2008 (Released:2008-12-05)
参考文献数
3
被引用文献数
1 1