著者
川端 久美子 中田 悠理 木谷 庸二
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.236, 2017 (Released:2017-06-29)

ソーシャル・ネットワーク・サービス(以下、SNS)の利用者は年々増加している人気のサービスである。しかし、SNSは過剰に使用すると、SNS依存やSNS疲れなどの精神的病に掛かる危険性をはらんでおり、その要因のひとつとして、「いいね」やコメント等の投稿に対するリアクションが指摘されている。本研究では、SNSに於ける「いいね」に着目し、「いいね」がユーザーに与える心理的影響を観察し、SNS特有の楽しさを維持しながら、SNS依存やSNS疲れを誘発しない「いいね」のデザイン方法を明らかにする。
著者
小崎 雄大 木谷 庸二
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.472-473, 2018 (Released:2018-06-21)

日本国内で洋画作品のプロモーションが行われる際、製作国で展開された映画ポスター(本国版)が映画配給会社によって国内の市場へ向けた日本版デザインに再設計される。その事例として、アクションシーンの描かれていた本国版デザインが、ファミリードラマ要素を強調したビジュアルへと再設計された映画ポスター等が存在する。事実、このような大幅な再設計によって国内で高い成績を記録した作品も存在する一方、本国版のデザインを変更したために訴求の機会を損失している客層が存在していることも確かである。そこで彼らを含め、様々な客層に作品を効果的に訴求するために「フォーマットを統一したジャンル別ポスター」を提案する。本手法は、ジャンル別にデザインの異なる複数のポスターを制作し、客層別に訴求効果の高いポスターで作品を宣伝する手法である。またポスターの制作過程では、フォーマットが統一され、構図や色彩などビジュアルの一部に共通部分を残したデザインが全種類に施される。これにより作品のポスターとして統一性が生まれ、人々が様々なデザインのポスターに接触を重ねてもフォーマットが作品のイメージとして印象に残り、単純接触効果が保たれる。
著者
平瀬 亜由美 坂本 星 木谷 庸二
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第66回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.204, 2019 (Released:2019-06-27)

この研究は、SNSアプリのデフォルトプロフィールアイコンからユーザーが受ける印象とデザイン要素の関係を、定量的に研究したものである。SNSの普及に伴い、ユーザーの年齢、人種、ジェンダーといった属性は多様化している。UIデザインにおいても、ユーザーの多様性を考慮したインクルーシブなデザインの発展が見受けられる。既存のデフォルトプロフィールアイコンは、モチーフとして中性や男性が多く使われているが、性自認を男性と女性のどちらにも当てはめないXジェンダーは、性別を感じさせるアイコンをどのように捉えているかに着目した。既存アイコンをサンプルとし、男性、女性、Xジェンダーに対してアンケート調査を行った。既存アイコンに対するイメージとデザイン要素の関係を、ラフ集合を用いて分析した。そして、それを元にXジェンダーにとっても、そうでない人にとっても魅力的なアイコンを制作し、認知構造の妥当性を検証した。
著者
平瀬 亜由美 坂本 星 木谷 庸二
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.66, 2019

<p>この研究は、SNSアプリのデフォルトプロフィールアイコンからユーザーが受ける印象とデザイン要素の関係を、定量的に研究したものである。SNSの普及に伴い、ユーザーの年齢、人種、ジェンダーといった属性は多様化している。UIデザインにおいても、ユーザーの多様性を考慮したインクルーシブなデザインの発展が見受けられる。既存のデフォルトプロフィールアイコンは、モチーフとして中性や男性が多く使われているが、性自認を男性と女性のどちらにも当てはめないXジェンダーは、性別を感じさせるアイコンをどのように捉えているかに着目した。既存アイコンをサンプルとし、男性、女性、Xジェンダーに対してアンケート調査を行った。既存アイコンに対するイメージとデザイン要素の関係を、ラフ集合を用いて分析した。そして、それを元にXジェンダーにとっても、そうでない人にとっても魅力的なアイコンを制作し、認知構造の妥当性を検証した。</p>
著者
川端 久美子 中田 悠理 木谷 庸二
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

ソーシャル・ネットワーク・サービス(以下、SNS)の利用者は年々増加している人気のサービスである。しかし、SNSは過剰に使用すると、SNS依存やSNS疲れなどの精神的病に掛かる危険性をはらんでおり、その要因のひとつとして、「いいね」やコメント等の投稿に対するリアクションが指摘されている。本研究では、SNSに於ける「いいね」に着目し、「いいね」がユーザーに与える心理的影響を観察し、SNS特有の楽しさを維持しながら、SNS依存やSNS疲れを誘発しない「いいね」のデザイン方法を明らかにする。
著者
吉田 瑠美 富加見 美沙都 木谷 庸二 藤戸 幹雄
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.148, 2012 (Released:2012-06-11)

1990年以降集客やイメージ向上の効果から、商業施設等民営の公共トイレのデザインが積極的に改善されてきた。しかし公営の公衆トイレについては、福祉設備の充実やメンテナンスの改善がみられる一方で、依然として5K(暗い、臭い、危険、汚い、怖い)のイメージが払拭されていない報告が目立つ。また屋外の公共トイレでは屋内に比べ、利用者は一層デリケートな心理状態になっており、ユニークなデザイントイレが、過度なデザインとして不快感を高める要因になることも指摘され始めている。官民が協力した公共トイレの適正配置が見直され、屋外の公衆トイレの整備が進む近年において、利用者の求めるイメージ、及びそれらを形成するデザイン要素に注目し、設計者への知識の獲得を試みた。
著者
飛田 真理子 藤戸 幹雄 木谷 庸二
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.62, 2015

本研究では、近年急増する訪日外客を対象とし、鉄道駅券売機の問題点と券売機の造形に対する印象を明らかにし、券売機および周辺表示のデザイン提案を行う事を目的とする。訪日外客の鉄道駅券売機利用時の問題点を明らかにするために、京都駅中央口において、券売機およびみどりの窓口を利用する訪日外客に対し、券売機の利用状況や問題点についてのヒアリングを行った。得られた問題点を分析し、抽出された問題点をもとに、訪日外客の券売機利用時に経験する問題のエクスペリエンスマップを作成した。また、券売機の機器と画面に対する印象を明らかにするために日本人と外国人を対象に海外の券売機の印象評価を行った。これにより、日本人・外国人それぞれにおける、印象の良い機器および画面に共通するデザイン要素の傾向が明らかになった。最後に、得られた問題点と造形に対する印象の傾向をもとにきっぷ売り場の新たな周辺表示と券売機の機器・画面のデザイン提案を行った。
著者
治部 晶子 村田 侑紀奈 木谷 庸二
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.63, 2016

近年、地域再生のために地域ブランドが注目を集めている。ブランド総合研究所の都道府県の魅力度ランキングやテレビ番組等を通して、都道府県に対する関心が高まりつつある。しかし、県は地域性が希薄という問題点がある。また、観光地ブランドは、地域が活性化しやすいという特徴がある。 そこで本研究では、県の観光協会のホームページに着目し、ステークホルダーがホームページを見ることによって形成されるイメージが地域のブランドイメージにどのような影響を与えるのか、地域のブランドイメージを形成する一助になることを目的とした。 県の観光協会のホームページを用いてアンケート調査を行い、ブランドイメージに影響を与えるホームページのイメージとデザイン要素を抽出した。嗜好度に関連のある評価項目を抽出し、「イメージ」「影響度」「県らしさ」に関係しているデザイン要素を示した。また、ホームページの提案例を作成し観光協会の方に評価して頂き、どのような場面で使える知識であるかを考察した。
著者
飛田 真理子 藤戸 幹雄 木谷 庸二
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.119, 2015 (Released:2015-06-11)

本研究では、近年急増する訪日外客を対象とし、鉄道駅券売機の問題点と券売機の造形に対する印象を明らかにし、券売機および周辺表示のデザイン提案を行う事を目的とする。訪日外客の鉄道駅券売機利用時の問題点を明らかにするために、京都駅中央口において、券売機およびみどりの窓口を利用する訪日外客に対し、券売機の利用状況や問題点についてのヒアリングを行った。得られた問題点を分析し、抽出された問題点をもとに、訪日外客の券売機利用時に経験する問題のエクスペリエンスマップを作成した。また、券売機の機器と画面に対する印象を明らかにするために日本人と外国人を対象に海外の券売機の印象評価を行った。これにより、日本人・外国人それぞれにおける、印象の良い機器および画面に共通するデザイン要素の傾向が明らかになった。最後に、得られた問題点と造形に対する印象の傾向をもとにきっぷ売り場の新たな周辺表示と券売機の機器・画面のデザイン提案を行った。
著者
河原林 桂一郎 山下 幹生 藤戸 幹雄 坂本 和子 木谷 庸二 小山 登 森永 泰史
出版者
静岡文化芸術大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

企業や文献調査によりハード・ソフト・サービス融合型デザイン開発の成功3類型を抽出することによって戦略的デザインマネジメントとしてのユーザーインヴォルブメント型デザイン開発の有効性を確認すると同時に企業内デザイン部門の活動の定量化による指標分析を行い統合型デザインマネジメントとコラボレーション型のデザインマネジメントの手法に集約し、戦略的デザインマネジメント手法の論理化を行った。