著者
俵 道和 田中舘 悠登 本間 一也 呉 承寧
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:24366021)
巻号頁・発行日
vol.79, no.7, pp.22-00213, 2023 (Released:2023-07-20)
参考文献数
21

早強ポルトランドセメントおよび高炉スラグ微粉末を用いたペーストにCaO·2Al2O3を混和することによってセメント水和物である水酸化カルシウムが反応してハイドロカルマイト族の水和物を生成し,外部から浸透した塩化物イオンを化学的に固定化する効果と,細孔空隙率を小さくする物理的な浸透抑制効果が確認された.これによってペーストの塩化物イオンの見かけの拡散係数が大幅に低減された.この効果について初期養生温度が60℃の場合は低くなる傾向を示したが,中性化を受けた場合はほとんど変わらなかった.
著者
本郷 和久 倉本 崇 松澤 純子 山谷 美和 宮森 加甫子 本間 一正
出版者
日本重症心身障害学会
雑誌
日本重症心身障害学会誌 (ISSN:13431439)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.186, 2017

はじめに 重症心身障害児者では、嚥下障害による誤嚥性肺炎や無気肺の合併症予防のため、日常的に排痰が必要なことが多い。排痰方法には、姿勢管理(腹臥位)、スクイージング、吸入、IPV、MI−E、NIPPV、体外式人工呼吸器療法(BCV療法)などがあるが、BCV療法は、IPVやMI−Eに比べ、肺損傷のリスクが低く、かつ受け入れの容易さから、注目されている。 対象と方法 大島分類1に相当する重症心身障害8例(5歳から35歳)。全例が、経管栄養(胃瘻7例、経鼻1例)であり、内2例は、経口摂取も併用。BCV療法の在宅導入例は5例、残りの3例は、短期入所時や外来理学療法時にのみ施行。 BCV療法は、HRTXを用い、腹臥位で施行。コントロールモード30分後に、バイブレーションモードによる排痰を25分間施行。 BCV療法導入前後での、1)呼吸症状の変化、2)画像所見の変化、3)在宅導入の際の問題点について検討した。 結果 BCV療法導入後も誤嚥性肺炎を繰り返した例もあったが、全例で発熱の頻度が減少し、喘鳴、吸痰回数の頻度も低下し、QOLは向上した。腹臥位姿勢にするための人手の確保や、BCV療法のための時間確保が、在宅生活の負担になるとの意見もあったが、おおむね、受け入れは良好であった。 考察 BCV療法は、無気肺の治療や予防には有効であり、重症心身障害の在宅生活を支える上で、有効なケアを提供するツールであると思われた。
著者
田辺 和裄 平井 誠 本間 一 堀井 俊宏 美田 敏宏 中村 昇太
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

本研究では、DNAポリメラーゼδの校正機能を欠損させることによって高頻度に突然変異を発生するネズミマラリア原虫Plasmodiumberghei(ミューテーター原虫)を用い、原虫の進化を予測する進化モデル実験系の構築を目指した。ミューテーター原虫に生じた変異をゲノムワイドに解析した結果、変異率は対照原虫よりも75-100倍上昇していた。また、サルファ剤耐性試験の結果から、ミューテーター原虫は薬剤耐性の予測を可能にする新たな研究手法となり得ることが明らかになった。
著者
佐藤 嘉一 丹田 均 中嶋 久雄 新田 俊一 赤樫 圭吾 半澤 辰夫 戸邉 武蔵 芳賀 一徳 内田 耕介 本間 一也
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 = Acta urologica Japonica (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.271-275, 2013-05

Erectile dysfunction following radical prostatectomy (RP) is still a significant burden as a post-operative morbidity, despite advances in nerve-sparing techniques and penile (erectile function) rehabilitation (PR) programs. We assessed the effects of stimulation with the masturbation device "EGG" on enhancement of erectile response along with administration of phospho diesterase type 5 inhibitor. We also studied the change of self-esteem and motivation for continuation of PR after stimulation with EGG. Eight nonresponders for PDE5-I who underwent retropubic RP were enrolled. Patients' median age was 71.5 years old. No patients received adjuvant therapy for prostate cancer. The patients' erectile response in the penile rehabilitation session (masturbation) with PDE5-I+manual stimulation and PDE5-I+stimulation with EGG were evaluated by erection hardness score (EHS). Changes of self-esteem and motivation for penile rehabilitation were assessed by the self-esteem subscale of the Self-Esteem and Relationship (SEAR) questionnaire and one original question, respectively. PDE5-I + stimulation with EGG significantly enhanced EHS compared to PDE5-I+manual stimulation in the eight patients (p=0.027). Transformed score of self-esteem subscale score of SEAR questionnaire was significantly increased in the PR session with EGG compared to the PR session with manual stimulation (p=0.043). Six patients who showed a better erectile response with EGG retained motivation for continuation of PR. PDE5-I+stimulation with EGG improved the erectile response in post-RP patients. EGG as a masturbation device may have a potential for contribution to successful PR.

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著者
本間一夫編著
出版者
日本点字図書館
巻号頁・発行日
1971