- 著者
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田中 皓介
稲垣 具志
岩田 圭佑
大西 正光
神田 佑亮
紀伊 雅敦
栗原 剛
小池 淳司
佐々木 邦明
佐々木 葉
Schmöcker Jan-Dirk
白水 靖郎
泊 尚志
兵藤 哲朗
藤井 聡
藤原 章正
松田 曜子
松永 千晶
松本 浩和
吉田 樹
- 出版者
- 公益社団法人 土木学会
- 雑誌
- 土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
- 巻号頁・発行日
- vol.77, no.2, pp.129-140, 2021 (Released:2021-06-20)
- 参考文献数
- 20
- 被引用文献数
-
2
本稿ではCOVID-19の蔓延および政府からの社会経済活動自粛要請に伴う,人々の意識行動への影響を把握することを目的にWebアンケート調査を行った.その結果,感染・死亡リスクを,現実の数倍~数千倍過大に評価している様子が明らかとなった.また,接触感染対策として効果的な「目鼻口を触らない」の徹底度合いが他の対策に比べて低く,周知活動の問題点を指摘した.さらに,緊急事態宣言に対する65%以上の支持率や,「家にいる」ことについて,「ストレス」を感じる以上に「楽しい」と感じる人が多いこと,行動決定のために参考にするのはキャスターや評論家や政治家よりも「専門家の意見」の影響が大きいことなどが明らかとなった.