著者
大高 泉 鶴岡 義彦 江口 勇治 藤田 剛志 井田 仁康 服部 環 郡司 賀透 山本 容子 板橋 夏樹 鈴木 宏昭 布施 達治 大嶌 竜午 柳本 高秀 宮本 直樹 泉 直志 芹澤 翔太 石崎 友規 遠藤 優介 花吉 直子
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

本研究プロジェクトは、日本、ドイツ、イギリス、アメリカ等のESD(持続可能性のための教育)としての環境教育の展開を探り、実践、効果の一端を探った。具体的には、ドイツの環境教育の40年間の展開を探り、持続可能性を標榜するドイツの環境教育の動向を解明した。また、ESDとしての環境教育政策やその一般的特質、意義と課題を解明した。さらに、12の事例に基づきイギリスや日本の環境教育の広範な取り組みの特質を解明した。
著者
板橋 夏樹
出版者
Japan Society for Science Education
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.11-14, 2022-12-03 (Released:2022-12-01)
参考文献数
7

本研究は,小学校段階でのエネルギー概念の導入を検討するための基礎的知見を得るための一環として,エネルギーをテーマとした小学生向けの学習漫画『ドラえもん科学ワールド エネルギーの不思議』に掲載された4つのエピソードを事例に,エネルギーに関する登場人物の台詞の表現とその特徴について分析した.その結果,以下のことが明らかになった.(1)共起ネットワークによる分析から,エネルギーと関連付けられた言葉は「熱気球,ダイナミック,役に立つ,便利,遊べる,車,新しい,遊べる,ママ」等のような日常生活に関するものであった.(2)液体のような流動的なもの,燃焼に必要な燃料としての資源,保存できずに消滅してしまうもの,また,ある形態から別の形態に変換できるもの,としてエネルギーが表現されていた.