著者
鳥羽 研二 守屋 佑貴子 中居 龍平 岩田 安希子 小林 義雄 園原 和樹 長谷川 浩 神崎 恒一
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.269-270, 2009 (Released:2009-06-10)
参考文献数
5
被引用文献数
1 2

目的:アルツハイマー型認知症の意欲の低下に,コリンエステラーゼ阻害薬が有効か検証する.方法:患者23名に対し塩酸ドネペジル5 mgを投与,前後にVitality Indexを測定し比較.結果:Vitality Indexは投与前7.87±0.25,投与後8.74±0.19と有意な改善がみられた.結論:アルツハイマー型認知症の生活の意欲の低下にコリンエステラーゼ阻害薬が有効である可能性が示唆された.
著者
林 義雄 野沢 隆
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.773-774, 1986-10-01

YAC IIチャートは設計支援の構造化表記法として考案され,現在ではそれを利用したコード生成・ビジュアルテストツールが開発されている。YAC IIエディタはプログラム設計工程のうち,処理手順を詳細化していく過程を支援するコンポーネントとして位置付けられる.この過程は,いわば試行錯誤の過程であり,これを支援するには,木構造を意識した専用エディタが必須である。論理を率直に操作できるエディタによって,設計者は,(字下げ,レイアウトといった)余計なことに気を使うことなく論理の組立に専念できる。YAC IIエディタの基本要件,必要な機能については既に述べられているところである。ここでは,パーソナルコンピュータ上で実現した,YAC II専用エディタにおける木構造指向の編集機能という観点から以下の点について紹介する。-図の領域と文書の領域を区別した編集機能-段階的詳細化支援機能-再利用支援機能-日本語構文入力の簡略化
著者
小林 義雄
出版者
社団法人日本体育学会
雑誌
体育學研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.31-44, 1975-08-25

高所における有酸素作業におよぼすビタミンEの単独効果を検索するために, 男子12が名高さ4,500mに相当する低圧室での自転車エルゴメーターによる作業テストに参加した. 二重盲検法によって, 1日1.200mgのビタミンEとプラセボが6週間投与され, 続く6週間に両者はスウッチされて投与された. 同一最大下作業時の酸素消費量(Submax Vo_2)と心拍数, 回復期の酸素消費量と静脈血乳酸値および, つづく all-out ridingによる最大酸素摂取量(max Vo_2)等がビタミン投与の効果を測定するパラメターとして用いられた. 6週間にわたるビタミンE投与の結果, max Vo_2は14%増加した. さらに最大下作業にもとづく酸素負債および静脈血中の乳酸値はそれぞれ20%と17%低下した. これらの諸結果から, ビタミンの大量投与は急性低圧環境における有酸素作業成績を高めるのに効果的に働いたものと考えられる.
著者
村松 喬 斎藤 政樹 高崎 誠一 平林 義雄 堀田 恭子 山科 郁男 成松 久 鈴木 明身 永井 克孝 牧田 章 遠藤 正彦 長谷 純宏 鈴木 旺 川嵜 敏祐 松本 勲武 山下 克子 小川 智也 稲垣 冬彦 入村 達郎
巻号頁・発行日
1994-03 (Released:2010-03-26)

科学研究費補助金 研究種目:総合研究(A) 課題番号:03304050 研究代表者:村松 喬 研究期間:1991-1993年度
著者
小林 義雄 細井 輝男 竹内 敏子 吉崎 英清
出版者
中京大学
雑誌
中京大学教養論叢 (ISSN:02867982)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.431-443, 2003-10-15

The concentration of beta-endorphin (B-EP) was measured in 12 male recreational runners before and after marathon running. All subjects could finish 42 km distance and their mean time for finishing was 3 hr and 50 min (3 hr 6 min - 4 hr 22 min). Plasma B-EP significantly (P<0.0001) increased to about 9.8-fold above base line, from 9.1 ± 0.8 (SE) to 88.9±17.0 pg/ml. In addition, B-EP remained above baseline at 30 min and 60 min after the marathon race (43.9 + 12.7 pg/ml; P<0.0001 and 33.6± 6.6 pg/ml; P<0.001, respectively) and dropped to baseline 24 hr following the race. Lactate concentration also significantly (P<0.0001) increased during the marathon race (from 11.8±0.12 to 2.33± 0.18 mmol/L). This value was far below anaerobic threshold levels, 4 mmol/L, and was equivalent to approximately 60-65% VO_2max of our subjects. Previous studies have reported that the peripheral B-EP responses may be intensity dependent and that an exercise intensity of at least 70% VO_2max for 15 min is needed to increase plasma B-EP. Since our subjects performed extremely over-duration exercise and were exhausted after the race, therefore, the undue physical stress might affect the increase in B-EP. In conclusion, plasma B-EP responses may be both intensity and duration dependent.