著者
伊藤 直子 山崎 貴子 岩森 大 本間 沙織 川上 未央 堀田 康雄 村山 篤子
出版者
新潟医療福祉大学
雑誌
新潟医療福祉学会誌 (ISSN:13468774)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.32-35, 2006-12-30

牧草(2品種)、枝豆(3品種)、人参(1品種)を1/20希釈海洋深層水、1mM水溶液、脱塩海洋深層水を与えて、プランター又は野外で栽培して、牧草については葉、枝豆については種子、人参については根の亜鉛含量を測定した。対照は、水道水で栽培したものである。総ての実験区で対照区より乾燥重量あたりの亜鉛含量が増加し、外見・味や食感に変化は無しに、食品の栄養価を高めた。佐渡海洋深層水の農業への利用の可能性を示し、亜鉛含量が低い我国土壌の改良とそこから生産される作物が健康に貢献する可能性を示した。
著者
森 大樹 内海 章 大谷 淳 谷内田 正彦 中津 良平
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.102-110, 2001-01-01
被引用文献数
27

非同期多視点画像を用いて人物追跡を行う手法を提案する.提案手法では, 多視点で非同期に得られる観測情報をカルマンフィルタにより統合し人物追跡を効率的に行う.試作システムは, 非同期に動作して各視点の画像を処理する複数の観測ノードと人物の追跡を行う追跡ノード, 発見を行う発見ノードからなる.各観測ノードは追跡ノードから送られる予測観測値に基づいて画像特徴と追跡モデルの対応付けを行う.モデルに対応づけられた画像特徴は追跡ノードに送られ, 追跡モデルの更新が行われる.対応づけられない画像特徴は発見ノードに送られ, 新規人物の発見に用いられる.本手法により, 同期型システムに見られる視点数の増加による処理効率の低下, 観測間の冗長性の増大といった問題の発生を抑制しながら, 大規模な追跡システムの構築が可能になる.実画像を用いた実験により, 本手法の有効性を示す.
著者
森 大毅 阿曽 弘具 牧野 正三
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1994, no.63, pp.89-96, 1994-07-21
被引用文献数
5

trigramモデルは自然言語の局所的性質の良い近似となっており、パターン認識全般において広く用いられている。本報告では、日本語文書中の文字系列のtrigramモデルを用いた文字認識後処理の手法について述べ、実際に文字認識実験を行うことでその有効性を明らかにする。新聞の社説を統計処理することによりモデルを構築し、そのしぼり込み効果をパープレキシティを用いて評価する。その際2種類のスムージング法を導入し、削除補間法を用いた場合の予測性能が優れていることを示す。3種類の文書に対して文字認識後処理を適用した結果、誤字の回復率が75%から90%以上と高い効果が得られた。Being a good representation of local feature of natural languages, trigram model is widely applied to various pattern recognition system. In this report, a postprocessing method for character recognition using the trigram model of the character sequences in Japanese documents is described, and its advantage is revealed by practical experiments. The model is trained by statistical processing of leading articles, then the ability to reduce ambiguity is evaluated by the perplexity. In this procedure, two smoothing methods are introduced, and the predictive power of deleted interpolation method is shown to be superior. Experimental results of postprocessing for three kinds of documents show that the correction rates are 75 to over 90 percent.
著者
杉森 大助 中村 正寿 坪内 直樹 坪内 武夫 小畑 徹 卯津羅 健作 宮崎 勝雄
出版者
公益社団法人日本生物工学会
雑誌
生物工学会誌 : seibutsu-kogaku kaishi (ISSN:09193758)
巻号頁・発行日
vol.80, no.12, pp.559-562, 2002-12-25
被引用文献数
3

現在,実際の排水処理現場において高い効果を発揮する油脂分解能力の高い微生物製剤の開発が強く望まれている.そこで,油脂分解微生物製剤の開発を目指し,油脂分解微生物Acinetobacter sp.SOD-1を製剤化し,その油脂分解特性および保存安定性について調べるとともに排水処理試験を行った.本製剤は,20℃において3000ppmサラダ油を効率的に分解したのに対し,ラードに対する分解率は低かった.本製剤を用いた油脂含有排水のバッチ処理試験の結果,約90%以上の油脂分を分解することができた.さらに,お好み焼き店厨房排水処理のフィールド試験の結果,本製剤の有効性が確認された.
著者
森田 義則 竹森 大輔 福田 寛 山村 徹
出版者
石川工業高等専門学校
雑誌
石川工業高等専門学校紀要 (ISSN:02866110)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.27-31, 2007-03-30

In this study, we propose a method of the detection of a hand region in real time. Now, most people have the opportunity to easily utilize a computer. However, some skills are required to operate the devices that we call a mouse and keyboard, the interface between a human being and a computer. Therefore a direct, more natural manmachine interface is demanded. Gesture recognition is an effective technique in conveying a message from a person to a computer. Therefore, we used an image processing technique so that a computer recognized hand movement. And the recognized hand movement is connected directly with the operation of a computer. By using MATLAB we developed software for hand region detection, classification of hand movement and computer operation. And by using FPGA we developed hardware that took an image in with a camera in real time. Results show that fourteen in twenty-one video images are able to detect hand movement. However, it is necessary to test it in a condition of the colors of many skins and a condition of background colors except blue.