1 0 0 0 OA Voice Tremor

著者
幸田 純治 武田 直也 堀 洋二
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 補冊 (ISSN:09121870)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.Supplement61, pp.84-90, 1993-04-15 (Released:2012-11-27)
参考文献数
34
被引用文献数
1 1

Voice tremor has been associated with neurological disorders such as essential tremor, Parkinson's disease, cerebellar ataxia. Voice tremor most commonly accompanies essen- tial tremor which is a common neurologic disorder that is often an autosomal dominant trait. It may appear in childhood or later life and runs a slowly progressive course.Voice tremor is characterized by rhythmic alternations in pitch and loudness of vowel sounds, and is usually accompanied by tremor in other parts of the body. The frequency ranges from 4 to 8 Hz. Physiological lesions or mechanisms of voice tremor have not been throughly studied. Essential voice tremor can resemble spasmodic dysphonia, therefore differentiation between essential voice tremor and spasmodic dysphonia must be made. Laryngoscopy and laryngeal electromyography are useful for diagnosis.Currently available therapies for voice tremor are not satisfactory, however propranolol is most commonly used.
著者
林 成人 武田 直也 藤田 勝三 森川 雅史
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.34-37, 2009 (Released:2009-02-24)
参考文献数
5
被引用文献数
4 1

急性期の脳幹梗塞巣が拡散強調画像(DWI)により検出されにくい理由として,病巣の小ささや脳幹の虚血耐性の強さなどが挙げられる.我々はDWI矢状断像を追加することで診断が可能だった2症例を経験した.症例1は69歳男性で,頭痛,呂律障害,左顔面の痺れを主訴に来院した.発症6時間後のDWI水平断像で左延髄外側に虚血性変化を疑ったがT2強調画像(T2WI)水平断像では有意な所見を認めず,DWI矢状断像を追加し梗塞巣を確定しえた.症例2は65歳男性で,呂律障害,左片麻痺を主訴に来院した.発症日のDWI水平断像では虚血性変化を認めず,2日後のDWI水平断像で橋下部右内側に淡い高信号を疑うもT2WI水平断像では有意な所見を認めなかった.DWI矢状断像を追加し梗塞巣を確定した.急性期脳幹梗塞巣のDWIによる検出では,水平断像のみでなく矢状断像など複数の断面で評価することが,視認性を改善し診断に有用である.
著者
武田 直也
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.65, no.7, pp.949-950, 2016 (Released:2016-08-20)
参考文献数
12
著者
庄子 習一 竹山 春子 水野 潤 関口 哲志 細川 正人 尹 棟鉉 鈴木 美穂 福田 武司 船津 高志 武田 直也 モリ テツシ 枝川 義邦
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究では、微小発光サンプルの光学的超高感度定量計測を可能とすべく、以下の新規マイクロ流体デバイス要素技術を開発した。1)自由なサイズの液滴作製技術の構築,2) 自由な流れのコントロール技術の構築,3) 液滴のパッシブソーティング技術の構築。次に要素技術をシステム化することにより、微小発光サンプルの計測を実現した。1)液滴に生体サンプルを個別に抱合して環境微生物個々の遺伝子を解析,2) 個別に抱合された細胞の成長を観察して酵素反応活性を評価。本研究の遂行により、従来定性的観察のみ可能であった光学信号が高感度な定量的計測結果を得るのに十分なレベルに増幅され、光学的定量計測が実現された。
著者
石川 征靖 武田 直也
出版者
東京大学
雑誌
重点領域研究
巻号頁・発行日
1994

私達は国内の4大学4研究室(電通大、京大、東大教養、明治学院大)から提供された有機化合物試料における強磁性の発現を希釈冷凍機中で交流磁化率やM-H磁化曲線を測定して調べた。その結果、芳香族メチレンアミノ基をもつTEMPOラジカルをはじめとする7個の異なった化合物において0.07〜0.5Kの温度領域で強磁性転移を確認した。それぞれのグループの化合物は構造をはじめ全く異なった性質の物質であることを考えると、本研究で調べたような温度領域では有機強磁性の発現は相互作用は小さいながらもかなり普遍的な現象であることがわかった。どのような条件下で(どのようなラジカルで、どのような構造で)強磁性が発現し、その転移温度が高められるかを系統的に調べることが今後の課題で、TEMPOラジカルに関して結晶構造と強磁性の発現の相関についての研究を開始した。。また一方で、早大理工の研究室と強磁性ポリマーの探索に関する共同研究を開始した。本年度の研究成果は3篇発表済み、2篇投稿中である。