1 0 0 0 IR Foreword

著者
永田 武 Takesi NAGATA
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.52, 1975-03
著者
永田 武
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部弘報
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.2-4, 1974-03-10
著者
永田 武
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部弘報
巻号頁・発行日
vol.5, no.8, pp.4-5, 1973-11-10
著者
永田 武
出版者
日本学術振興会
雑誌
学術月報 (ISSN:03872440)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.2-6, 1970-04
著者
島 誠 永田 武 岡田 昭彦
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物鉱床学会誌 (ISSN:00214825)
巻号頁・発行日
vol.63, no.6, pp.239-247, 1970

Fine materials (1008489) contains many round shape particles which are almost similar shape and size of cosmic dust. By the chemical composition, they are classified into three groups, 1) Fe-Ni group, 2) Fe, group, and 3) silicate group. The glassy particles composed mainly of silica are thought to be a kind of microtektite which are found on the earth. It is suggested that a part of spherules are extraterrestrial matter.
著者
兼岡 一郎 小嶋 稔 小嶋 美都子 鮎川 勝 永田 武
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.12-20, 1968-03

第7次南極観測隊により,南極Lutzow-Holm湾の東海岸およびオングル島の露岩中より,新たに数種の試料(片麻岩)が採集された.従来この地域の年代決定および古地磁気学的研究は独立に行なわれていたが,今回は同一試料についてK-Ar年代および自然残留磁気測定を行ない,次のような結果を得た.K-Ar年代は大体4億年前後の値を示すが,これらは従来のRb-Sr法,U-Pb法による5億年の値よりやや若い値を示す.しかし,この地域の地質が複雑なこと,今回用いられた試料と以前に年代決定が行なわれた際に用いられた試料との相対的関係が不明等のことにより,この差が試料の差によるものか,あるいは方法による差かは断定できない.ただこの地域が高度の変成作用を受けたという立見・菊地(1959)の報告を考慮すると,4〜5億年の値は,この地域における変成時期を示すと考えるのが妥当である.同一試料をmaficな部分(主に黒雲母,角閃石)とfelsicな部分(主に長石,石英)とに分けてK-Ar年代を求めると,前者が後者よりも古い値を示し,全岩による測定はそれらの中間の値を示す.Maficな部分のAr保持が高いということから,この場合にはmaficな部分による年代が最もその値に近いと考えられる.また,Lutzow-Holm湾を含むQueen Maud Land付近の年代測定結果をも考慮すると,この地域の大部分はCambrian以後の年代を示すことが予想される.この年代決定に用いられた試料についての自然残留磁気測定の結果は,この時期の磁極の位置はほぼ赤道上,西径約150°付近に存在することを示す.この結果は,以前永田・清水(1959;1960)および永田・山合(1961)によって得られたものとほぼ一致する.
著者
永田 武
出版者
核融合科学研究所
雑誌
Research report (ISSN:04694732)
巻号頁・発行日
vol.44, 1965-12

Solar plasma streamの概念確立は,1961年京都の「宇宙線と地球嵐の国際会議」においてなされた。これに至る時代のhistorical surveyを試みる。オーロラの直視できるスカンジナビャでは,伝統的にsingle particle beamの地球磁場との相互作用としてこれを理解しようとしてきた。(Birkelandのモデル(Terrella)実験(1898);1941まで続くStormerの解析;Alfvenの仕事など)一方magnetic stormの現象を,太陽からの完全電離した衝突のない中性ガス,即ちcollisionless plasmaの流れ(solar wind)により説明しようとしたのはChapmanである。(Chapman and Ferraro 1931) solar windの安定性,地球磁場との相互作用による地球磁場の圧縮とcavityの形成,ring currentの生成等が論じられ(Chapman-Ferraro 1940; Ferraro 1952), Nagata, Spreiter等によりcold plasmaと磁場のモデル的計算が進められた。plasma流が太陽の磁場をもって出てくることは,1939年Alfvenによって指摘されており,これを考慮したcavityの形がAbe等によって計算された(1954∿55)。この時neutral pointが発生するが,その重要性は近年になって観測的にも確認されている。
著者
永田 武 小口 高 村石 幸彦
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.1260-1266, 1962-04

昭和基地における地磁気永年変化は,この3年間に約⊿H=-60^γ,⊿Z=+340^γ,⊿D=-37'であることが知られた.なおここで注意すべきは,変化の割合が,1960年は前年よりかなり小さくなっているように見えることである.また,直視磁力計によって得られた昭和基地のK指数に,南極地域の他の7基地のK指数を加え,その平均値をK_pと比較した結果,先の論文に述べた結論,即ち1)小擾乱は昼間の極域に多く,大擾乱は夜の極域に多いこと,及び,2)昼間の小擾乱は夜の極域が極めて静穏なときにも現われていること,が再確認された.
著者
永田 武 山合 美都子
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.945-947, 1961-01

さきに永田,清水によるオングル島片麻岩による古地磁気学的研究の結果を報告した(南極資料第10号).第3次隊越冬期間に,ルュッツオホルム湾東岸及び南岸の露岩中から多数の試料が採集された.この試料を全部調べた結果,この地域の岩石の生成されたカムブリア紀(4.7×10^8年前)の磁極は赤道上西経約100°附近にあったという前報告の結果が再確認された.又付図は,我々の結果をもふくめて東南極大陸に関する古地磁気学的研究の成果を集めたものである.
著者
永田 武 国分 征
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.924-936, 1961-01

南極地域における地磁気活動の諸性質をそれに対応する北極地域の同時活動と対比して調べた.地球大気圏外から荷電粒子流が地球磁力線に沿って,地球の南北両極地域に侵入するのに際して,どの程度の均等性や同時性があるかという問題を調べるのが主目的である,得られた主な結果は次の如くである.(i)南極地域のSD-場の様相は,既に良く調べられている北極地域のSD-場の地磁気赤道に対する鏡像と考えて大差はない.(ii)昭和基地(地磁気座標-69.°7,77.°6)のK指数は,主として北半球高緯度地磁気活動を代表するK_p指数と殆んど平行して変動している.K指数でのちがいが3以上になることは全体の2%弱しかない.この2%程度の頻度でおきる昭和基地上空での嵐は,天頂の極光活動,電離層のBlackout等によって,局部的な擾乱であることが確められた.(iii)南極地域と北極地域における地磁気活動の相関を更に詳しく吟味する為に,地球磁場の磁力線に対して共軛な二点,即ち同一の磁力線が通る南及北の地磁気観測所について地球磁場変動の様子を調べた.完全な地磁気共軛点はないが,南極大陸のLittle America(地磁気座標,-74.0,312.0)とCanadaのBaker Lake(73.7,315.1)とがこの条件をほぼ満足している.この2点の他に比較として,CanadaのChurchill,南極大陸のByrd Station及びHalley Bay(位置は第1表に示してある)の地球磁場変動をも調べた.Little America(LA)とBaker Lake(BL)が共に地方時夜間時にある時は,独立な湾型変化の対応は非常によく,磁力変動水平成分変化の10分間平均値の相関は0.85に達し,又湾型変化極大値の時刻は読取誤差の範囲で一致する.然し地方時昼間時には,この相関は明瞭に減少する.BLの共軛点はLAより地磁気西方約600kmであるから,夜間時の微粒子流束の断面は600kmをほぼ覆うほど大きく,昼間時ははるかに小さいと結論される.しかし,上の何れの場合も,LAとBL間の相関はBLとその南方約500kmにあるChurchillとの相関よりもはるかに良い.この事実は,極磁気嵐を起す微粒子流束の断面が地磁気東西に延びた形をして居り,これが南極地域と北極地域との双方にほとんどいつも同時に侵入してくる事を表わしている.又磁気嵐時には,LAとBLとの相関は著しく悪くなる.当然のことながら磁気嵐場の中,大気圏外電流に因る磁場変動によって,LAとBLとの地磁気共軛性が阻害されるからであろう.(iv)平均直径400〜600km程度の微粒子流束の侵入による極磁気嵐は西方に移動する傾向がある.即ち微粒子流の運動を主として決定する要素は正荷電粒子であることが推定される.
著者
永田 武 清水 吉雄 Takesi NAGATA Yoshio SHIMIZU
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.661-668, 1960-03

第1次および第3次南極観測隊派遣の際,古地磁気学研究の目的をもって,東オングル島昭和基地附近の先カンブリア紀の片麻岩(biotite horn-blende granodioritic gneiss)を方向をつけて採集してきた.これらの岩石の自然残留磁気(NRMと略す)の測定結果から,岩石生成時の地球双極子の方向を計算すると,Lat.=19°N,Long.=167°Wとなる.また,岩石の片理面が岩石生成時には水平面であったと仮定し補正しても,Lat.=3°N,Long.=107°Wとなる.いずれにしても岩石のNRMの方向から推定される地球双極子軸の方向は,西太平洋赤道地域にあったこととなり,先カンブリア紀以来,地球磁極(すなわち地軸も)および南極大陸相互は,広範な移動および回転をしてきたことが示された.この論文では,以上の結論を確認するため,岩石のNRMが岩石生成時から,そのまま保存されてきたかどうかというテストを実験室で行なった結果についても同時に示されている.