著者
木村 政司 渡辺 政隆 荒俣 宏 長谷川 善和 石川 良輔 マルセル グンタート クロード クーン DR. ジョージ マクガヴァン
出版者
日本大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

科学がすべての人にひらかれ、科学を「楽しむ」「伝える」「考える」「共有する」から、「関わる」「つながる」「広がる」ことへと日本の科学コミュニケーションのあり方が変化してきたことに貢献した。「科学する心」を育て、人生を豊かにする智の創造に大きく貢献し、個人の幸福を考えるだけでなく持続可能な社会の幸福を考えることができる科学の絆が、子どもたちに託せる未来を築くことが可能になる。その答えが、欧米の博物館の科学と芸術が融合した文化にあった。
著者
渡辺 政隆
出版者
筑波大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2014-04-01

サイエンスライティングをサイエンスコミュニケーションの主要な実践として位置付け、効果的なライティング作法とその教育法を探求した。実施にあたっては、大学院生等を対象としたライティング講座を実施し、「魅力的なサイエンスライティングのポイント;初心者が陥りやすい罠;想定する読者・媒体;専門用語の“ほぐし方”」といった観点から講じ方に関する基礎データを収集した。その成果は専門のウェブサイトを設けて公開した。
著者
渡辺 政隆
出版者
科学技術社会論学会
雑誌
科学技術社会論研究 (ISSN:13475843)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.10-21, 2008-06-30 (Released:2021-08-01)

In Japan, there has been a long tradition of activities for Public Understanding of Science and Technology (PUST). In this paper I discuss about the PUST movement and its history. While it is difficult to specify the starting point of such activities, we can recognize one of the most important year for the PUST movement in Japan. It was 1960 when the science week was established and Japan Science Foundation was founded. Japan Science Foundation is the first foundation that specialized to promoting public interest and understanding of science and technology. The second important year was 1996 when Japan Science and Technology Corporation (JST) was founded and PUST Team was set up in it. JST is one of the biggest funding agencies of science and technology in Japan. During those years there was little influence of overseas movements on Japan. But from around 2000 "Science Communication Movement" has been introduced from mainly UK. Now Japan's policy for promoting public engagement or awareness of science and technology has turned to Science Communication. In such a situation we should try to create Japan's way of science communication.
著者
渡辺 政隆
出版者
専門日本語教育学会
雑誌
専門日本語教育研究 (ISSN:13451995)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.15-18, 2011-12-16 (Released:2012-08-20)
参考文献数
5

サイエンスコミュニケーションの要諦は、サイエンスをめぐる開かれたコミュニケーションである。しかしそれを阻むのが、専門用語、ないし個々の業界特有のジャーゴンである。ジャーゴンは、必ずしも特殊な専門用語とは限らない。日常語であっても、コミュニティーが異なればジャーゴンとなりうるためである。サイエンスコミュニケーションが開かれたコミュニケ-ションとなるためには、異分野コミュニケーションの壁を崩すリテラシーの共有を図る工夫が必要となる。誰もがその工夫を心がければ、サイエンスが一つの文化として社会に浸透してゆく助けになろう。

1 0 0 0 種の起源

著者
ダーウィン著 渡辺政隆訳
出版者
光文社
巻号頁・発行日
2009
著者
美馬 のゆり 木村 健一 渡辺 政隆 木村 政司
出版者
公立はこだて未来大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

公衆の科学技術意識の向上のために有効な公空間における対話的科学コミュニケーション手法について、デジタル技術を応用したシステムを構築し、参加者の科学技術リテラシーの向上を図るための実証的研究を行なった。科学館のない地方都市において、地域が有する資源を有効活用した地域活動を組織化し、公空間を積極的に利用することで、参加者の科学技術リテラシーの向上を図れることが明らかになった。