- 著者
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横田 孝義
玉川 大
- 出版者
- 公益社団法人 土木学会
- 雑誌
- 土木学会論文集D3(土木計画学)
- 巻号頁・発行日
- vol.67, no.5, pp.67_I_643-67_I_656, 2011
本稿では貨物車両の高速道路の利用実態を明確にするために必要となる高架道や並走路の正確な分離を可能とするプローブ情報の新たなオフラインマップマッチングアルゴリズムを提案する.次に,本アルゴリズムを京阪神地域の300台の貨物車両から取得したプローブ情報に適用して明らかになった旅行速度の現状などを述べる.また,貨物車両が高速道路を利用する際の一般道路と高速道路間のアクセス,イグレスの距離の特性について分析し,このアクセス長,イグレス長の短縮が貨物車交通の高速道路利用を増やし効率向上を図るための一つの大きな課題であることを示す.