著者
鄭 東 田中 三郎 宮崎 康次 高尻 雅之
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
マイクロ・ナノ工学シンポジウム
巻号頁・発行日
vol.2013, no.5, pp.63-64, 2013-11-04

We investigated strain and grain size effects on the thermal transport of nanocrystalline bismuth antimony telluride thin films using both experimental studies and modeling. The fabricated thin films exhibited the average grain sizes of 30 < d < 100 nm, and the strain of-0.8% < ε < -1.4% in the c-axis direction whereas that of a-b-axis direction was constant at 1.7%. The thermal conductivities were measured using a 3ω method at room temperature. We calculated the lattice thermal conductivity using a simplified phonon transport model that accounts for the strain effect based on Christoffel equation and Lennard-Jones potential, and the grain size effect based on the full distribution of mean free paths. The theoretical calculation was largely in good agreement with our experimental results, and the detailed results will be discussed in the Symposium.
著者
岡部 洋一 円福 敬二 吉田 啓二 高田 進 藤巻 朗 田中 三郎 松田 瑞史 藤井 龍彦
出版者
東京大学
雑誌
特定領域研究(A)
巻号頁・発行日
1998

1.超伝導回路岡部は、BSFQ回路方式に基づくAND、OR、XOR、NOTの各論理ゲートの動作マージンを±30%にまで拡大することに成功した。また、超伝導体と半導体のハイブリッドコンピュータ実現を見据え、インターフェイスデバイスを試作した。高田は、ユニバーサルNANDゲートおよびNORゲートの設計を行い、シミュレーションにより高速動作と低消費電力性を確認した。藤巻は、界面改質型高温超伝導体ジョセフソン接合の試作を行い、臨界電流値のばらつきはピンホールに起因するという結論を得た。2.SQUID応用円福は、高温超伝導SQUIDにより磁気微粒子からの微弱磁界が高精度に測定できることを利用して免疫反応検出システムを開発し、従来の機器よりも10倍〜100倍の感度で検出が可能であることを示した。田中は、高温超伝導SQUID顕微鏡の試作を行い、室温の磁束ガイド針を用いた場合でも100μmよりも高い分解能が得られることを示した。松田は、高温超伝導SQUIDグラジオメータを作製し、フラックスダム構造を用いることにより環境磁場雑音影響を大幅に軽減できることを示した。藤井は、生体磁場測定のための医療用磁気センサにおいて、環境磁場測定用SQUIDを付加することにより磁気シールドを用いずに微小磁場を測定することに成功した。3.高周波応用吉田は、高温超伝導薄膜上でアンテナとフィルタを一体化することにより、特性の向上が図れることをシミュレーションで示した。
著者
田中 三郎 宮崎 康次 塚本 寛
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
日本伝熱シンポジウム講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.224-224, 2009

p型ビスマステルライドをビーズミルを用いてナノ粒子を作製,有機溶剤に分散させ,ペースト状のナノ粒子をアルミナ基板に塗布,薄膜の作製を行った.ナノ多孔体薄膜の熱伝導率を3オメガ法により-170℃から室温の範囲で測定した.薄膜の熱伝導率はバルクよりも大幅に小さく,低温になるにつれ熱伝導率は増加せず,バルクと異なる温度依存性を示した.これらの結果から,ナノ粒子で作製したナノ多孔体の熱伝導に及ぼす影響を考察した.
著者
田中 三郎 栃窪 優二
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.208-211, 1983-03-20

パソコンFM-8の信号をNTSCに変換し, 放送素材に対応できるように画素拡大回路, 漢字拡大ソフトウェア, 外字作成ソフトウェアを開発し, 低廉な漢字放送システムを作った.ランダムアクセステロップ, 天気予報, スポーツコーダー, ゴルフ中継, 選挙速報機, ワードプロセッサー速報機になる.
著者
田中 三郎 廿日出 好 岩佐 精二
出版者
豊橋技術科学大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

核磁気共鳴(NMR)は静磁場中で原子が固有周波数の磁気エネルギーを吸収・放出する現象で、これを利用した地中の石油貯留層を探査する地下資源探査システムの研究開発に取り組んだ。rf-SQUIDに結合したシステムを作製し、地磁気レベルの低磁場を用いてプロトン1^HのNMR信号の計測を行なった。実験の結果、1^Hのピーク信号が確認でき、このときのSN比(信号対雑音比)は7以上の良好な結果を得ることができた。よって、地磁気中の1^H-NMRを計測可能なSQUID地磁気NMRシステムの基礎を構築することができたと考えられる。