著者
村上 陽一郎 浅島 誠 白川 英樹 相澤 益男 大隅 典子
出版者
日本科学技術ジャーナリスト会議
雑誌
日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 (ISSN:24364525)
巻号頁・発行日
vol.2021, no.100, pp.8, 2021 (Released:2021-09-28)

科学ジャーナリスト賞2021の受賞作品、受賞者の声を前号で紹介しました。今号は審査してくださった有識者委員の講評を紹介します。新しい事態の衝撃 東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授 村上 陽一郎「サクラエビ異変」講評公的資料の重要性と科学的調査 東京大学名誉教授、帝京大学特任教授 浅島 誠書籍「理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!」8 割おじさん奮闘記 筑波大名誉教授、ノーベル化学賞受賞者 白川 英樹テレビ番組「恐るべきデジタルネイテイブ」世界のメデイアに革新 科学技術振興機構顧問、東京工業大学名誉教授・元学長 相澤 益男書籍「理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!」コロナ3件 東日本大震災1件 東北大学副学長 大隅 典子
著者
白川 英樹
出版者
東京工業大学
巻号頁・発行日
1966

博士論文
著者
白川 英樹
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.518-521, 1988-07-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1
著者
白川 英樹
出版者
一般社団法人日本脳神経超音波学会
雑誌
Neurosonology:神経超音波医学 (ISSN:0917074X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.2-6, 2007 (Released:2008-04-12)
被引用文献数
1

はじめに 全く思いがけないことに,2000年10月10日,ノーベル財団から『電気を通すプラスチックの発見は「有機物は電気を通さない絶縁体」という常識を覆す画期的で,独創的な研究成果である』という発表があり,20世紀最後の年のノーベル化学賞を受賞することになった. 大学院を終え助手として大学に奉職するようになってから,2000年3月に定年退官するまでの34年間,高分子合成に関するさまざまな研究を行った.一貫して行った研究はアセチレンの重合反応に関することであった.研究を始めた当初は反応機構の解明が当面の目標だったので,電気を通す有機化合物に全く興味を持たなかったわけではないが,将来そのような研究にテーマを変えることは夢にも思わなかった.ところがひょんなことから,というよりは思わぬ失敗実験のお陰により,これまで粉末でしか得られなかったアセチレンの重合体であるポリアセチレンが薄膜状で合成できることが分かった.その薄膜状のポリアセチレンを試料とすることにより,とんとん拍子で目的とする研究が進み,数年で目的とする研究を終えることができた.