著者
矢内 義顕
出版者
早稻田商學同攻會
雑誌
文化論集 (ISSN:09184589)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.1-24, 2009-09-15
著者
矢内 義顕
出版者
早稲田商学同攻会
雑誌
早稲田商學 (ISSN:03873404)
巻号頁・発行日
vol.438, pp.349-368, 2013-12-15
著者
矢内 義顕
出版者
京都ユダヤ思想学会
雑誌
京都ユダヤ思想 (ISSN:21862273)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.55-80, 2012-12-26 (Released:2022-11-15)

Peter Alfonsi was a Jewish convert in the 12th century Spain and wrote Dialogue against the Jews. This is an anti-Jewish and -Islamic tract by the authority and rational argument.The focus of this paper is to consider his conception of ratio(reason) by dealing with his indicts for Talmudic anthropomorphic interpretation of the Old Law and his critical opinions of Mohammad, Islamic customs and the Qur'an, and his unusual Trinitarian speculation.His conception of reason was based on his unique view of the liberal arts in his Epistola ad peripateticos. Instead of the traditional seven arts, he presented the six arts; dialectic, arithmetic, geometry, physica(medicine), music and astronomy. So in his criticizing of Judaism and Islam, he made full use of logical demonstrations and at the same time, of cosmological, astronomical and medical knowledge of Arabic sciences. This was a radically new polemic for the western intellectuals of the early 12th century. Therefore, this tract was the most influential and widely read one to the 16th century in Western Europe.
著者
矢内 義顕
出版者
早稲田商学同攻会
雑誌
文化論集 (ISSN:09184589)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1-25, 2008-09-15
著者
矢内 義顕
出版者
早稲田商学同攻会
雑誌
文化論集 (ISSN:09184589)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.1-20, 2006-09

論文
著者
矢内 義顕
出版者
早稲田商学同攻会
雑誌
文化論集 (ISSN:09184589)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.1-23, 2015-09-15
著者
矢内 義顕
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.85, no.2, pp.583-606, 2011-09-30

本稿は、西欧の共住修道制の父と言われるヌルシアのベネディクトゥスによる『戒律』と西欧の女子修道制にとって最も基礎的な戒律の一つであるアルルのカエサリウスによる『修道女のための戒律』をとおして、六世紀初頭の修道院・女子修道院における宗教教育を論じる。修道院の生活の中心となるのは、「聖務日課」と呼ばれる共同の祈りと労働だが、この聖務日課を充実するために、二つの戒律は、修道士・修道女が一日の一定時間を「聖なる読書」(lectio divina)にあてるよう定める。それは、世俗の書物ではなく、聖書、教父の著作、修道生活に必要な霊的な書物を読み、瞑想することによって、それらを学ぶことである。それゆえ、この「聖なる読書」の最終的な目的は、修道生活の完成を目指すことにある。そしてこの修道院を、ベネディクトゥスは「主への奉仕の学校」と呼んだが、それは、カエサリウスの女子修道院にもあてはまるであろう。
著者
八巻 和彦 矢内 義顕 川添 信介 山我 哲雄 松本 耿郎 司馬 春英 小杉 泰 佐藤 直子 降旗 芳彦 橋川 裕之 岩田 靖男 芝元 航平 比留間 亮平
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

<文明の衝突>から<文明の対話>への道は、各社会が己の価値観を絶対視することなく、互いの相違を外的表現の相違であって本質的な相違ではないことを認識することによって確保されうる。たとえば宗教において教義と儀礼を冷静に区別した上で、儀礼は各社会の文化によって表現形式が異なることを認識して、儀礼の間に相違が存在するから教義も異なるに違いないとする誤った推論を避けることである。キリスト教ユニテリアニズムとイスラームの間の教義には本質において相違がないが、儀礼形式は大いに異なることでしばしば紛争が生じ、他方、カトリックとユニテリアニズムの間では教義は大いに異なるにもかかわらず、儀礼が類似しているとみなされることで、ほとんど紛争が生じない、という事実に着目すれば、われわれの主張が裏付けられるであろう。