著者
北尾 幸市 福村 勝 村田 尚志
出版者
日本鋼管
雑誌
NKK技報 (ISSN:09150536)
巻号頁・発行日
no.153, pp.26-31, 1996-03
著者
湯川 高志 川野 光太郎 福村 好美
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.61-64, 2008
参考文献数
4

e-Learningにおいて受講者のモチベーションを維持させるためには,受講者相互のつながりが必要であると考えられる.これに関し,実際のeラーニング受講者を対象としてアンケート調査を行い,受講者が互いの学習状況やリアルタイムで多人数のコミュニケーションを望んでいることを明らかにした.これらを受講中に常時伝達し合うことができれば,受講者同士のつながりを醸成し,モチベーションを維持させることが期待できる.そこで,受講者が互いの学習状況をリアルタイムに把握できるフラクタル表現による学習進度表示機能と,会話に関する情報を速覧できるチャット機能とを提案した.さらに,それぞれの機能を設計・実装し,実際のe-Learning環境に組み込んで使用感やモチベーション維持の度合いの評価した.
著者
福村 愛美
出版者
大分県立芸術文化短期大学
雑誌
大分県立芸術文化短期大学研究紀要 (ISSN:13466437)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.123-130, 1994-12-31

学校の教育現場における制服の意義を、生徒の制服に対する意識調査をもとに分析した結果、次の様なことが明らかになった。(1)高校生の持つ制服のイメージは、学生らしさや統一性や若さなどである。又自由のイメージはないと考えられている。(2)制服の良いところとして生徒は、学生らしいとか自分の学校の象徴として誇りが持てるなどの精神的な面を挙げている。制服の良くないところは、温度調節がしにくい、替えの制服が少ないなど衣服本来の機能性や現実的な理由が多い。(3)実際に生徒が着用している制服に満足しているかどうかで、今回の対象者の高校生は、冬用の制服は大半の生徒が気にいっていると答え、夏用の制服に対しては満足している生徒は半数程度だった。(4)生徒の気にいっている制服のデザインは、男子は詰襟の学生服とブレザータイプに、半数程度に分かれた。女子はセーラー服に3分の2程度の支持があった。また私服に憧れる生徒は3分の1程度で意外と少なかった。(5)高校に入学するとき学校を制服で選ぶかでは、少し気にかけると、まったく気にかけないが、半数程度に分かれた。理由としては、3年間着る衣服だからとか、学校の価値は制服では決まらないからなどでである。(6)女子高校生は、制服のスカートの長さに敏感である。(7)生徒一人あたりの制服所有枚数は、冬用で1, 2枚、夏用で2, 3枚である。また中学の制服は高校でも着用したり、人にあげたりして再利用されている。以上の結果から、生徒は制服の良さを内面的な面から認めていて、制服に関して学校側と生徒の意識の違いはあまりみられないと考えられる。終わりに、調査にご協力いただいた大分県立芸術文化短期大学付属緑丘高等学校の賀久春枝先生に深く感謝申し上げます。
著者
金子 雄 春本 要 福村 真哉 下條 真司 西尾 章治郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.46, no.18, pp.1-15, 2005-12-15
被引用文献数
17

近年,携帯端末の普及やセンサ技術の発展にともない,場所や時間に依存せずに遍在する情報を利用できるユビキタス環境が整いつつある.ユビキタス環境では,場所や時間などの状況を自動的に考慮して人々の意思決定を支援するコンテキストアウェアサービスが実現できる.多くの場合,人々は行動を起こす際に自分や各種施設の位置を考慮するため,コンテキストアウェアサービスでは任意の位置に存在する情報資源を効率良く検索できる機構が重要となる.そこで本研究では端末の位置情報に基づくP2P ネットワークであるLL-Net(Location-based Logical Network)を提案する.LL-Net では緯度,経度によって物理領域を格子状のエリアに分割する.各端末はエリア内でネットワークを構築し,またエリアを階層的にとらえてエリア間にリンクを構築する.これにより,LL-Netはクエリをフラッディングする範囲を任意の領域のみに制限できる.また本研究ではシミュレーションによって,LL-Net が任意の領域へ効率良くクエリを転送できることを示す.With the popularization of mobile devices and the development of advanced sensor devices, it is becoming feasible to realize a ubiquitous environment that enables us to publish and utilize information independent of location and time. In a ubiquitous environment, a number of context-aware services will be developed which provide services depending on various contexts such as location and time. It is indispensable for such services to retrieve locationdependent information efficiently. In this paper, we propose a location-based P2P network called the LL-Net (Location-based Logical Network). The LL-Net divides the world into areas by latitude and longitude. Terminals in each area construct an intra-area network, and each terminal establishes inter-area links hierarchically. By constructing such a network, the LL-Net can limit the message flooding range only to a specified region. The simulation results show that the LL-Net can efficiently propagate a query to a specified region compared to the existing P2P networks.