著者
秋山 貴 大迫 政浩 松井 康弘 原科 幸彦
出版者
Japan Society of Material Cycles and Waste Management
雑誌
廃棄物学会論文誌 (ISSN:18831648)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.121-130, 2004-03-31
参考文献数
20
被引用文献数
1 1

産業廃棄物処理施設は忌避施設と見なされ, その設置をめぐる紛争が多発している。このような特性を有する施設が偏在することは, 環境保護と社会正義の同時達成を目指す「環境的公正」の概念に照らして問題であるとの仮説を基に, 本稿ではその空間的偏在性について定量的に検討した。同時に, 昨今大きな社会問題になっている産業廃棄物の不法投棄についても検討した。分析対象は関東とその周辺の1都8県の最終処分場, 中間処理施設, 不法投棄とし, それらを市町村ごとに集計してその立地や発生の傾向を調べた。分析の結果, 最終処分場, 中間処理施設, 不法投棄のすべてにおいて正の空間的自己相関が存在し, これらが市町村単位で見たとき偏在性があることがわかった。さらに, 最終処分場立地点と不法投棄発生点には空間的分布において類似性が認められることから, 問題構造に共通性が存在する可能性があることが示された。
著者
粕谷 貴司 近藤 正芳 茂手木 直也 松岡 康友 矢野 雅 秋山 貴紀 境野 哲 貞田 洋明 堀越 崇 畠山 英之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ASN, 知的環境とセンサネットワーク
巻号頁・発行日
vol.114, no.65, pp.45-46, 2014-05-22

スマートシティを実現する技術の1つとして注目を集めているMQTT(MQ Telemetry Transport)を建築設備システムへ適用した。また、建築設備への適用を目的に仕様策定が進められているIEEE1888とMQTTの連携をクラウド環境において実現し、ビル設備・スマートシティへの適用に充分なスケーラビリティ、堅牢性、相互接続性を持つことを検証した。
著者
秋山 貴洋 武田 仁
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.72, no.615, pp.45-52, 2007

The multicomponent adsorption rate theory based on Dubinin-Astakhov model (MART-DA), which has been proposed in the previous report, is a practical model for predicting break-through curves of gas mixtures on activated carbon filter. In this paper, the MART-DA has been tested for abilities to predict total and component capacities reported for 13 sets of binary gas adsorption equilibria. Verified by the experimental data, it has been found that the MART-DA is successful in predicting adsorption equilibria of gas mixtures on activated carbon, and this precisions of prediction is comparable to that of the ideal adsorbed solution theory (IAST). From the mathematical study, a multicomponent adsorption isotherm equation (for N⪰2) has been derived from the MART-DA. For pure gas adsorption (for N=1), this isotherm equation is theoretically identical with Dubinin-Astakhov equation. Moreover, it has been clarified that the adsorption/desorption kinetics calculated from MART-DA is equivalent to the linear driving force (LDF) approximated adsorption rate calculation.
著者
玉木 造 秋山 貴之 岡田 一泰 福興 喜弘
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, 1997-03-06

通信衛星N-STARは, 経済的かつ効率的に高速・広帯域な伝送サービスの提供を目的として, 広帯域かつ高出力なKa帯マルチビームトランスポンタ及び高速スイッチングが可能であるサテライトスイッチを搭載している. NTTではこれらの搭載機器利用を前提とした衛星によるマルチメディアアプリケーション開拓の最初のステップとして, 伝送速度|56Mb/sのKa帯マルチビーム衛星通信方式を開発し, 各種通信アプリケーションに対する適用実験を行っている. 本稿では本システムの伝送特性結果, 実験概要及びこの一例であるファイル転送検証について述べる.