著者
興野悠太郎 米澤拓郎 野崎大幹 小川正幹 伊藤友隆 中澤仁 高汐一紀 徳田英幸
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2014-MBL-70, no.26, pp.1-7, 2014-03-07

本論文では,着脱可能な電線によって充電,給電しながら上空をセンシングするプラットフォームである EverCopter を提案する.バッテリー駆動による UAV(Unmanned Aerial Vehicle) は,地上の障害物を気にする事無く,広大な範囲をセンシングできる事が最大のメリットであるが,バッテリー容量による制限を受けてしまう.EverCopter は以下の 2 つの特徴により,長時間かつ広範囲なセンシングを可能とする.まず,複数に接続された EverCopter の一方は,地上の電源装置に接続され,給電されている.このことで,それぞれの EverCopter はバッテリー無しで飛行する事ができるため,半永久的な飛行が可能となる.また,末端の EverCopter はバッテリーを備えており,任意のタイミングで着脱が可能である.よって,UAV 本来の自由なセンシングも可能である.
著者
岩谷 晶子 西尾 信彦 村瀬 正名 徳田 英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.108, pp.23-30, 2001-11-15
被引用文献数
9

本稿では,アドホックセンサネットワークにおけるノードの位置決定方式としてごましおを提案する.センサネットワーク上の各ノードは周辺の情報をセンサによって取得するため,その情報にはどこで取得したかという情報が不可欠である.しかし,すべてのノードが位置情報を取得するためのデバイスを用いるのは電力消費やノードの大きさの面から考えると適切な方法ではない.ごましおは,センサノードに必要最低限のデバイスを用いて,すべてのセンサノードの位置情報の取得を目的としている.ごましおのシミュレーション結果から,数mの粒度の位置情報の取得が可能であることがいえる.本研究によって,より容易で効率的なセンサノードの位置情報の取得を行うことが可能となる.In this paper, we propose GOMASHIO, a model for propagating location information in sensor networks. It is essential for both applications and sensor nodes to know where the data from a sensor node was captured because nodes on sensor networks capture data any in a limited area around the sensors. It is not reasonable for all nodes to have a localization device like GPS which would result in increase of energy comsumption and node size. GOMASHIO localize sensor nodes using measurements from radio signals which are usually equipped by sensor nodes.
著者
勝治宏基 米澤拓郎 中澤仁 高汐一紀 徳田英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.17, pp.1-7, 2013-10-29

近年,センシングデバイスの小型化,低価格化により,ウェアラブルセンサを利用して人の行動を取得する事が容易になった.それにより,私達の日々の生活行動を自動的に取得,蓄積するライフログが幅広く研究される様になった.本研究では,自分と他人の一日の行動から二人の似た行動を類似行動として生成するシステム Synchrometer を提案する.生成した類似行動は行動改善や医療,介護,新しいコミュニケーションの生成など,様々な場で利用する事が可能である.Recently, because of miniaturization and low cost of the sensing devices, obtaining human behavior became more easier . Therefore, lifelog, which is getting and storing our daily life activities, became to be studied widely. In this study, we propose the system Synchrometer which create a similarity as similar-activity from two people's daily activity. Similar-activity have a possibility to use to behavioral improvements, medical, nursing, generating new communication and so on.
著者
礒川 直大 西山 勇毅 大越 匡 米澤 拓郎 中澤 仁 高汐 一紀 徳田 英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. UBI, [ユビキタスコンピューティングシステム] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.5, pp.1-8, 2015-05-04

魚を飼い,その水槽を鑑賞することは,我々の生活に潤いと落ち着きを与えてくれる.観賞魚を飼育する上で水槽内の環境や魚の体調管理が重要となるが,観賞魚は自分の状態を飼い主に伝えることができないため,飼い主が魚の状態に基づきインタラクティブに飼育することは難しい.本研究では,観賞魚の位置情報をもとに水槽背面のディスプレイに観賞魚の状態を表示することで,飼い主に水槽内の環境や観賞魚の体調などの情報を伝えるシステム "Aqua Mapping" を提案する.本システムにより水槽を介した観賞魚とユーザのインタラクティブな飼育環境を提供する.
著者
皆川 昇子 中澤 仁 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ASN, 知的環境とセンサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.166, pp.1-5, 2014-07-23

GPSやセンサ搭載のモバイル端末の普及により,多くの端末から収集した位置,環境,ユーザ情報を解析し,様々な統計情報を取得可能なモバイルセンシングが注目を集めている.しかし,データを提供したユーザのプライバシが侵害される恐れがある.そのため,プライバシ保護手法の提案と評価を行う.本提案手法は次の特徴を持つ.端末側はセンシングデータとは異なるデータをある規則に従い選択し,サーバへ送信する.サーバ側はその規則を利用して実際の統計情報を再構築できる.このとき,サーバは個々の端末のセンシングデータを知り得ないため,ユーザのプライバシが保護される.さらに,既存手法と比較し,再構築における精度が向上することをシミュレーションにより示す.
著者
中澤 仁 米澤 拓郎 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.418, pp.249-254, 2015-01-26

ウェブ空間には、大気汚染物質量や渋滞情報、駐車場の空き情報などを初めとして、現実空間に関連した膨大な量のデータが存在する。しかし多くのそれらはウェブ空間に埋没していて、容易にアクセスできない上に、定期的に更新されて古いデータが消えていく。このような、ウェブ空間に埋没した有益なデータ(ウェブ埋没データ)を発見、発掘、および再生するために、我々はSensorizerアーキテクチャに関する研究を進めている。同アーキテクチャでは、クラウドソーシングを活用してウェブ埋没データを発見し、ヘッドレスウェブブラウザを用いて周期的なスクレイピングを実現した上で、XMPPを用いて抽出されたデータを配信する。本稿では、Sensorizerアーキテクチャの概要を述べた上で、実現可能なアプリケーションと評価について述べる。
著者
今枝 卓也 高汐 一紀 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.138, pp.39-44, 2008-07-10
被引用文献数
2

近年,ユビキタス研究の発展により,様々なセンサが環境内に埋め込まれるようになってきた.しかし,環境内に埋め込まれたセンサ情報の取得はデータベースに関する知識の無いユーザには敷居が高く,センサ利用の妨げになっている.また,センサが多量になると,得られる情報が煩雑になりすぎ目的の情報にたどり着けないという問題が発生する.本研究ではこれらの問題を解決するために,Augmented Reality(AR)技術を用いてセンサ情報を可視化し,センサ情報フィルタ機構と容易に理解可能なインターフェースを備えた"uMegane"システムを開発した.
著者
中西 健一 高汐 一紀 徳田 英幸
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.46, no.9, pp.2260-2268, 2005-09-15

未知のサービスが我々の位置に即したサービスを自律的に提供するユビキタスコンピューティング環境の実現へ向け,近年,多様なロケーションアウェアサービスが実用化,商用化されている.しかし一方で,公開した位置情報を不当に扱われることに対する危機感も増加しており,プライバシに対する関心が高まっている.本研究では,公開した位置情報を悪用された場合に我々が被る損害を抑えることを目的としており,公開する位置情報にユーザの望む匿名性を付加するサービスフレームワークを提案する.本フレームワークは,ユーザの望む程度の匿名性を満たすよう,公開する位置情報の粒度を動的に変更する.設定された匿名性が高いほど,サービスによる位置情報の悪用は困難となるため,ユーザは自身の望む程度でプライバシを保護できる.結果,従来は「位置情報を公開するか否か」の二極でしか選択肢を持たなかったユーザが,「この程度の匿名性で位置情報を公開する」といった中間解を選択できるようになる.
著者
岩井 将行 高汐 一紀 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.91, no.5, pp.366-373, 2008-05-01

近年センサデバイスの小形化とIP対応が進み,ネットワーク経由でより多くの機器の制御が可能となると予想される.更に近年の無線チップの小形化によって,Wi-Fi経由でロボットに対しコマンドを送ることが可能になってきている.反面,地理的な分散や通信形式の独自化によって個々の機器やロボットサービスの管理コストが増大し,互いに連携を行いユーザに最適なサービスを提供することが困難になっている.これらのセンサネットワーク,ロボットネットワーク,ユビキタスサービスネットワークなど異種の研究目的のネットワークを容易に連携動作させることは急務である.本稿では異種のネットワーク間でサービスの登録と発見を可能にする機構CroSSML (Domain-Crossover Services Markup Language)を提案し,その概要と詳細動作について述べる.更にOSNAPシステムとユビキタスサービスを大規模ネットワークで連携させるためCroSSMLの相互運用を秋葉原と有楽町の実証実験拠点で実験を行った結果を報告するとともに,複数のネットワークロボットをVisual Markerを認識できるユビキタスカメラで制御する仕組みをCrossMLで連携し,CEATECで連携デモンストレーションを行ったことを報告する.
著者
中澤 仁 由良 淳一 岩本 健嗣 横山 浩之 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. USN, ユビキタス・センサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.399, pp.149-154, 2009-01-15

無線センサノードを,ユビキタスサービスにおける様々な用途に広く利用するためには,多くの無線センサノードと協調的に動作しながら情報を交換する機能を,人々がいつも持ち歩いている携帯デバイスにおいて動作させることが重要である.本稿では,携帯電話上でユビキタスセンサネットワークアプリケーションを動作可能とするための技術として開発した,(1)センサ情報トランシーバ,(2)センサ情報収集ソフトウエア,および(3)Zigbee環境情報センサについて報告する.利用者は,センサ情報レシーバを携帯電話に装着し,所望のアプリケーションをダウンロード,インストールするだけで,周囲の無線センサノードを利用したユビキタスサービスを享受できる.従って本技術は,今後のセンサネットワークならびにユビキタスサービスの普及に資するものである.
著者
金田 裕剛 峰松 美佳 斉藤 匡人 間 博人 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.692, pp.293-298, 2005-02-25

本研究では既存のネットワークゲームを改変することなく、ゲームサーバを介するクライアント・サーバ(C/S)型から特定のサーバに依存しないピア・ツー・ピア(P2P)型通信形態へ通信接続形態の切り替えを実現する機構を提案する。これにより本研究で提唱するネットワークゲームの再利用問題の解決を試みる。本論文ではプロトタイプを実装し、First Person Shootingの代表格であるQuake2のバイナリデータを使用しC/S型通信モードをP2P型通信へゲームプログラムを改変せず切り替えることを実現した。
著者
河崎 隆文 打越 大成 岩本 健嗣 松本 三千人 米澤 拓郎 中澤 仁 徳田 英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.3, pp.1-8, 2015-02-25

全国の道路で老朽化が進行している.そのため,自治体による道路の維持管理がより一層求められているが,点検には特殊な車両が必要になり,そのコストが負担となる.また,車両の数が限られていることから,一度に点検できる範囲に限度が生じ,広域における点検が困難である.そこで,自治体の所有するごみ収集車やコミュニティバスなどの公用車の利活用によって,コストの低減や点検の広域化を図るため,本研究では特殊な車両を使用しない道路の点検手法を実現する.本稿では,路面標示の状態収集に着目し,天球カメラと半天球カメラを用いて路面標示を撮影し,その画像から擦り切れの有無を検出する手法を提案する.本稿の実験では天球カメラの RICOH THETA と半天球カメラの QBiC D1 を使用し,それぞれ車両に取り付けて走行した際の撮影と検出実験を行った.
著者
西尾 信彦 原嶋 章介 徳田 英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.60, pp.65-72, 2002-06-27
参考文献数
24
被引用文献数
1

インターネットにおけるDenial of Service(以下,DoS)攻撃とは,攻撃を防止するために送信パケットを発信元アドレスによってフィルタリングする方法は,インターネット上の全ルータの協調が前提となるため完全ではない.よってそれとは別に,パケットの辿ってきた経路を逆探知できることが抑止のために有用だと考えられるが,最近ではそれを困難にするDoS攻撃の反射と呼ばれる行為に対する注意が勧告されている.反射では,攻撃者が発信元アドレスを被害者と詐称し,被害者と関係ない多数のリモートホストに要求パケットを送信し,多数のリモートホストは,攻撃者ではなく被害者に対して一斉に応答するためDoS攻撃となる.反射は,クラックしなくとも多数のリモートホストを利用でき,容易に数万単位で攻撃経路を作れるため,大きな脅威である.既存のDoS攻撃に対する逆探知機構は反射に対応していないため,我々は反射にも対応できるDoS攻撃逆探知機構(逆探知系RPPM:Reflectable Probabilistic Packet Marking)を開発した。本機構は,確率的パケットマーク方式と呼ばれる逆探知方式を採用し,既存システムとの親和性を保ちつつ反射にも対応している。またパケットマークの際の反射ホスト問題と符号化問題を明らかにし,ネットワークとルータへの負荷が少なく,攻撃終了後も逆探知できるRPPMの有効性を実証する。This article describes the design and implementation of Reflective Probabilistic Packet Marking (RPPM) scheme, which is a traceback scheme against distributed denial-of-service (DDoS) attacks. Attacks include traffic laundered by reflectors which are sent false requests by attackers posing as a victim. Reflectors are among the hardest security problems on today's Internet. One promising solution to tracing the origin of attacks, the probabilistic packet marking (PPM) scheme, has proposed. However, conventional PPM cannot work against reflector attacks --- reflector problem. Also, it encodes a mark into IP Identification field, this disables the use of ICMP --- encoding problem. RPPM is a solution to both the reflector and encoding problem. by reflecting marking statistics of incoming packets at reflectors, and we have encoded a mark into the IP option field without reducing necessary information.
著者
小島 清信 徳田 英幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.148-160, 2015-01-15

講演会などイベント活性化のため,口頭によるコミュニケーションと並行してTwitterのハッシュタグを利用したオンライン上の会話が利用されている.一方,時間順に各々の投稿を同等に扱うため,件数が増加すると,投稿を逐一確認する認知負荷が高くなる.この問題を解決すべく,興味のあるトピックを参加者が短い文字数で入力し,リアルタイムで相互投票によるランキングを集計するTokenCastシステムを設計・実装し,講演会や勉強会などで運用した.その結果,傾向を把握しやすくする効果にとどまらず,興味を高めるのに時間がかかるようなトピックについて参加者の興味をあぶり出す効果が観測され,投票者数の多い55件のトピック中の22%が該当した.この現象を本稿では,"コミュニティの共振現象"と名付けて分析を行い,共振の要件を示した.参加者間で価値の発見が連鎖することにより,後から重要なものを見落とさないだけでなく,イベント自体を創発的な場に変化させる効果を持つ.Recent open conferences sometimes use Twitter to establish supplemental communication channel identified by hashtags. Still, many posts may cause a heavy cognitive load to track them for both speakers and participants because each post has the even priority and is listed in chronological order. We designed a real-time ranking system, TokenCast, which allows participants to post and vote their interests in short words as hashtag. Through experimental operation in some lectures, the trends of topics were aggregated even if spams exist. In addition, the system helps participants to extract their hidden interests by taking longer time than their straight interests. We found that 22% of top 55 topics were brought by this effect, which we name as social resonance, and discuss the requirement to bring the effect. The chain of discoveries by some participants helps others to find important topics and will help the conference to increase innovative interaction.
著者
小川 正幹 ユルム マルコ 米澤 拓郎 中澤 仁 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ASN, 知的環境とセンサネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.38, pp.199-206, 2013-05-09

近年,ディスプレイの低価格化や,デジタルサイネージをはじめとする電子コンテンツへの関心の増加により,公共ディスプレイが普及して来た.それにともない,ユーザからの入力によってニーズに応じた情報を提供するインタラクティブな公共ディスプレイも登場して来た.現在インタラクティブな公共ディスプレイの持つ課題の一つとして,ディスプレイがユーザに対して有益である事を,ユーザへ伝える事が難しいという点が挙げられる.この間題を解決する事により,インタラクティブな公共ディスプレイへの関心や,利用頻度の向上が達成されると考えられる.本稿では,時間と場所を限定することでユーザに特別感を与える公共ディスプレイとのインタラクションモデルを提案する.その一例として,その時その場所にいた人々だけに配布され,かつその人だけが利用可能なクーポン配信アプリケーションを構築し評価実験を行い,本研究で提案したインタラクションモデルの有用性を示した.
著者
西山勇毅 米澤拓郎 中澤仁 徳田英幸
雑誌
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)
巻号頁・発行日
vol.2013-UBI-38, no.21, pp.1-8, 2013-05-09

近年,個人の動機付けや行動改善のためのアプリケーションが普及してきた.今後,研究プロジェクトチームやスポーツチームなどの明確な目標を持ち,様々な立場の人間が所属するチームでの利用が考えられる.本研究では,個人の貢献度の可視化がチームの動機づけに与える影響の調査を行った.情報共有アプリケーションを実装し,ランダムに抽出したチームに対して,他人に個人の貢献度を見せた場合と見せない場合での比較実験を行い評価した.
著者
河野慎 米澤拓郎 中澤仁 川崎仁嗣 太田賢 稲村浩 徳田英幸
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)
巻号頁・発行日
vol.2013-MBL-69, no.3, pp.1-6, 2013-12-12

近年 GPS が搭載されたスマートフォンや SNS の普及によって,ユーザがリアルタイムに位置情報を付加させた情報を発信できるようになってきた.これらの位置情報付き発言を収集・解析することで,人々が集まって形成されるソーシャルイベントを検出することが可能となる.ソーシャルイベントを検出するには発見と分類の 2 段階の過程があり,本研究ではイベントが発見された後の分類手法を提案する.イベントには特徴・性質として内容・規模・大衆性の 3 つがあると考え、分類軸として大衆性に着目する.位置情報を付与させて発言しているイベント参加者のフォロー関係を解析することで大衆性の推定をし,イベントの分類を目指す.本研究ではリアルタイムに解析を行えるツールを設計・実装し,大衆性の推定手法について考察を行った.
著者
小島 清信 徳田 英幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.96, no.3, pp.371-380, 2013-03-01
被引用文献数
1

ソーシャルフィルタリングといわれる人的ネットワークを介した選択的な情報伝達作用に着目した.Twitterは相手の同意なくリンクをつなぎ換えできるため,ユーザの興味変化がソーシャルグラフとしてAPIを通じて動的に取得可能である.実ユーザの行動を週単位から年単位まで追跡調査することで,リンク数が32(10^<1.5>)以上のユーザにおいて積極的なつなぎ換えを観察した.アンケートを加えてつなぎ換えの分析を行い,中位次数へのリンクを活性化させる分散的選択と探索的選択の特性を導き出した.モバイル環境の普及により人を介する伝達の機会は更に増加すると考えられ,ソーシャルフィルタリングを活用するための知見が応用できる領域は大きい.