著者
栗本 賢一 岡田 智秀 落合 正行
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.263-278, 2022-10-25 (Released:2022-10-25)
参考文献数
56

本研究の目的は、東京臨海部の小地域を分析単位として、その基幹産業である港湾・空港産業および知識集約型ビジネスサービス業における空間的な産業集積実態やその動学的外部性を明らかにすることである。その分析方法は、Glaeserらが提唱する「動学的外部性」の3つの指標に着目し、特化指数、地域競争性指数、産業多様性指数を用いて、MAR外部性、Porter外部性、Jacobs外部性を導いた。そして、その結果を検証するために、ヘドニック・アプローチを用いて、本研究成果である動学的外部性の妥当性を提示した。
著者
濱田 裕子 藤田 紋佳 瀬藤 乃理子 木下 義晶 古賀 友紀 落合 正行 賀来 典之 松浦 俊治 北尾 真梨 笹月 桃子 京極 新治 山下 郁代
出版者
九州大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

子どもを亡くした家族の悲嘆に関するケアニーズを明らかにし、アクションリサーチによって悲嘆に対するサポートプログラムを作成することを目的に研究を実施した。子どもを亡くした家族に個別インタビューを行った結果、子どもの疾患や年齢によって、家族のケアニーズの特徴は異なったものの、共通していたのは【子どものことをなかったことにしたくない】、【子どもの事を知ってほしい】、【ありのままの自分でよいことの保証】、【気持ちを表出できる場がほしい】などであった。グリーフケアプログラムの試案として、フォーカスグループインタビューを4回、グリーフの集いを1回実施するとともに、グリーフサポートブックを作成した。