著者
濱田 信夫 藤田 忠雄
出版者
Osaka Urban Living and Health Association
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.51-61, 2001-03-30 (Released:2010-03-11)
参考文献数
39
被引用文献数
2
著者
尾立 純子 藤田 忠雄 神戸 保 大柴 恵一
出版者
The Japanese Society of Nutrition and Dietetics
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.267-273, 1980-09-25 (Released:2010-10-29)
参考文献数
4
被引用文献数
1 1

圧力鍋と常圧鍋を用いで炊く, 煮る, 蒸す調理をそれぞれ質玄米, 大豆, さつまいもで行い, 調理後のビタミン類の残存量とアミノ酸の煮汁中への溶出量を比較した。1. 玄米を炊いた場合のB1残存量は, 圧力鍋で56~64%常圧鍋で72%となり, 圧力鍋での損失量が約10%大きかった。2. 大豆を煮た場合のB1残存量は, 圧力鍋で65~70% (豆中57~60%, 煮汁中8~9%), 常圧鍋で51% (豆中50%, 煮汁中1%) となり, 圧力鍋での損失量が約15~20%少なかった。3. さつまいもを蒸した場合のB1とCの残存量は, でんぷんα化度約90%で比較すると, 圧力鍋でB1 73%, C54%, 常圧鍋で, B1, Cともに85%となり, 圧力鍋での損失量がB1で約10%, Cで約30%大きかった。4. 大豆調理時の煮汁中への窒素とアミノ酸の溶出量は圧力鍋で常圧鍋の約1.5倍大きかった。また溶出されやすいアミノ酸はトリプトファン, アルギニン, アラニン, グルタミン酸, セリンの順で, アミノ酸の溶出パターンは, 両鍋で差異はなかった。
著者
濱田 信夫 藤田 忠雄 中村 正樹
出版者
Osaka Urban Living and Health Association
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.85-90, 2002-05-30 (Released:2010-03-11)
参考文献数
9
被引用文献数
2

The sterilizing effects of laundry detergent and oxygen and chlorine bleach on fungal spores were examined. Bleach did not appreciably kill spores of common fungi such as Penicillium and Cladosporium species in water at 25°C, but, increase in water temperature accelerated the sterilizing effect of bleach. Hot water, higher than 30°C, with bleach was effective for killing fungal spores.Bleach is more effective than detergent for washing cloth samples contaminated with the species of Cladosporium used in 25°C water, although fungal spores are not effectively killed. Fungal mycelia are more sensitive to bleach than their spores, so mycelia on fabric are bleached more easily than their spores.
著者
尾立 純子 藤田 忠雄 神戸 保 大柴 恵一
出版者
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
雑誌
栄養学雑誌 (ISSN:00215147)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.267-273, 1980
被引用文献数
1

圧力鍋と常圧鍋を用いで炊く, 煮る, 蒸す調理をそれぞれ質玄米, 大豆, さつまいもで行い, 調理後のビタミン類の残存量とアミノ酸の煮汁中への溶出量を比較した。<br>1. 玄米を炊いた場合のB<sub>1</sub>残存量は, 圧力鍋で56~64%常圧鍋で72%となり, 圧力鍋での損失量が約10%大きかった。<br>2. 大豆を煮た場合のB<sub>1</sub>残存量は, 圧力鍋で65~70% (豆中57~60%, 煮汁中8~9%), 常圧鍋で51% (豆中50%, 煮汁中1%) となり, 圧力鍋での損失量が約15~20%少なかった。<br>3. さつまいもを蒸した場合のB<sub>1</sub>とCの残存量は, でんぷんα化度約90%で比較すると, 圧力鍋でB<sub>1</sub> 73%, C54%, 常圧鍋で, B<sub>1</sub>, Cともに85%となり, 圧力鍋での損失量がB<sub>1</sub>で約10%, Cで約30%大きかった。<br>4. 大豆調理時の煮汁中への窒素とアミノ酸の溶出量は圧力鍋で常圧鍋の約1.5倍大きかった。また溶出されやすいアミノ酸はトリプトファン, アルギニン, アラニン, グルタミン酸, セリンの順で, アミノ酸の溶出パターンは, 両鍋で差異はなかった。
著者
村上 邦彦 宇佐波 大輔 市川 勉 井上 浩仁 沖田 雄一 山田 隆 藤田 忠雅 橋詰 弘之 小田原 育也
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.266-270, 2008

筆者らは,前回の報告でリスクの因果関係に着目することで,プロジェクト・リスクのより早い段階での識別を実現するプロアクティブなリスク・マネジメント手法を提案した.ところが,現場のITプロジェクトへの適用では,その時点のプロジェクトの状況から乖離したリスク項目が識別されることがあった.筆者らは,リスク識別・リスク分析の対象タスクをプロジェクト全体に最も影響を与えるタスク群に絞り込み,かつプロジェクトの進捗に伴って動的に変化する「プロジェクト・リスク・ポリシー」(QCDの優先順位)を考慮することで,リスク識別・リスク分析の精度を向上できると考えた.CCPMによると,プロジェクトに最も影響を与えるタスク群は,タスク・ネットワークのクリティカル・チェーン上のタスクであり,またプロジェクトのリスクの大きさは,バッファの消費率などによって推測することができる.本報告では,動的に変化するプロジェクト・リスク・ポリシーを考慮して識別したリスク項目のリスク値と,それらのリスク値によって影響を受けるバッファに着目することで,より精度の高いリスク識別・リスク分析が可能になるよう拡張したリスク・マネジメント手法を提案する.
著者
藤田 忠男 里 忠 内山 幹男 星田 晴彦 河部 靖 屋代 順治郎 若林 高明
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
衛生化学 (ISSN:0013273X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.106-110, 1982-02-28

Bonding between iron ions and soybean protein (produced by the hydrolysis of soybean meal) in an iron-protein compound, which was prepared by mixing the soybean protein and iron (II) sulfate solution, was studied by infrared spectroscopy and an X-ray powder diffraction method. The oxidation state of the predominant iron ions within the compound was +3,but some Fe (II) ions were also present. In the infrared spectrum of the iron-protein compound, the band ascribable to stretching of the COO^-group was shifted to the higher frequency side by 40 cm^<-1> in comparison with that of the free protein. No evidence was found for the formation of any crystalline iron compounds such as Fe_2O_3,Fe_3O_4 and FeO in the X-ray powder patterns. The possibility of the formation of gel-like compounds of iron (II) and iron (III) such as Fe(OH)_2 and Fe(OH)_3,respectively, was excluded, because the hydrolyzed product of iron (II) is easily oxidized to iron (III) and Fe(OH)_3 transforms, at least partly to Fe_2O_3 or Fe_3O_4 after aging or storing the product in air. Thus, we concluded that the iron ion is bound to the soybean protein molecule through one or more carboxyl groups. Although other coordination sites within the protein molecule could also combine with the iron ions, we could not find evidence for other bondings.
著者
深瀬 敦 藤田 忠寛 青木 英夫 玉置 勝司 山村 雅章 山田 重雄 渡辺 英男 盛重 正仁 兼松 恭規 遠藤 ゆかり
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.36, no.5, pp.1092-1101, 1992-10-01
被引用文献数
3 1

近年,コンピュータ支援による補綴物製作の手法が広く検討されているが,当講座においても,1984年頃よりCAD/CAM補綴のシステム化に関する課題に着手した.歯冠補綴物の変遷を考えると,CAD/CAMによる加工は"第三の波"ともいえるが,現在ではすでに製作方法も実用化の段階に入っている.しかし,補綴物は一般工業製品とは異なる多くの条件をもつので,その特殊性を考慮した独自のソフトウェアの構築が必要である.本論文は,CADによる歯冠形態設計の手法として,マスターモデルの修正法,支台歯マージンの設定法,エルミート曲線による軸面形態付与法について検討したものである.