著者
西田 文信
出版者
麗澤大学
雑誌
麗沢大学紀要 (ISSN:02874202)
巻号頁・発行日
vol.78, pp.13-29, 2004-07

Dzongkha語、又称Drukke, Drukha, Dukpa, Bhutanese, Jonkha, Lhoke, Lhoskad, Hloka, Lhoka, Bhotia of Bhutan, Bhotia of Dukpa, Zongkhar和Zonkar等、為不丹国官方語言、従字由意義来看、Dzongkha是指不丹二十個Dzong区内政治及中心使用之語言。作者1997年至1998年以及2003年期間向講Dzongkha語的人捜集有関資料、並根據得資料完成此項研究。該論文首先論述Dzongkha語的語言状況、作者同時対Dzongkha語Gasa方言的語音系統和〓的語音歴史演変進行討論。
著者
横手 裕 浦山 きか 内山 直樹 松岡 尚則 VIGOUROUX MATHIAS 鈴木 達彦 入口 敦志 並木 隆雄 長谷部 英一 井ノ口 哲也 森口 眞衣 菊谷 竜太 西村 直子 西田 文信 形井 秀一 大沼 由香 立石 和子 岡田 岳人 本村 昌文
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究は、東アジアを中心とするアジアの伝統医学において、医療倫理や医師の心得がいかに想定されていたかを、その思想的な背景も含めて明らかにする。すなわち、日本をはじめとするアジア諸国の伝統的医学文献における医療倫理に関する記述、医療倫理の背景となっている思想や文化、現在のアジア諸国の伝統医学教育における倫理教育の実態、これら三点を軸に、全ての構成員によって共同研究を進める。そして最終的には諸国間における異同、相互の影響関係等を検討しつつ、アジア諸国に共通する伝統的な医療倫理について定義づけと明確化を行い、現代の医療に取り入れるべき内容を提案する。
著者
西田 文信
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.120-134, 2012

香港にはさまざまな国籍の人々が居住している.1997年以降は中国の共通語たる「普通話」の普及が図られて来ており,香港の言語状況は大きく変貌を遂げつつある.1990年4月4日に採択され,1997年7月1日より施行されている『中華人民共和國香港特別行政區基本法(The basic law of the Hong Kong special administrative region of the People's Republic of China)』の総則第9条では「香港特別行政區的行政機關,立法機關和司法機關,除使用中文外,還可使用英文,英文也是正式語文.」とし,中文および英文が正式な言語であると規定している.その他の言語に関する言及はない.一般的に,香港の非華人の言語すなわちコミュニティ言語の使用に関する意識は希薄であり,具体的な言語使用の場の分析は依然として皆無である.本稿では,香港在住のネパール人,特にグルン族の一世・二世・三世を主たる対象として,彼らの言語使用の場への参与観察的フィールド調査を行い,収集した自然発話データおよび実態調査の結果を基に,言語使用の諸相を整理し,彼らの言語生活および彼らを取り巻く言語問題を考察する.