著者
田久保 興徳 生田 邦夫 片岡 弘明 古谷 正之 古谷 賢次
出版者
日本スキー学会
雑誌
スキー研究 (ISSN:1349449X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.79-81, 2015 (Released:2018-02-08)
参考文献数
3

スキーは日常から離れた雪山で行うスポーツであり,一旦傷害が発生すると,環境・地理的条件のために救命救急が困難な状況が発生しうる.われわれはスキー場から救急隊を介さず直接当院に依頼を受け,当院の医療用ヘリコプター(医療ヘリ)を使用し,患者を搬送するシステム作りを試みている.箱館山スキー場(滋賀県高島市今津町)は滋賀県の北部に位置し,当院から直線距離約50km で,ヘリでは15分である.平成27年2月に,箱館山スキー場で実際に雪上搬送トレーニングを行った.問題点として,(1)着陸地点が限られる,(2)天候に左右されやすい,(3)着陸時の足場の問題,(4)病院からの交通,(5)費用等があり,救急車ほど安易に使用出来るものではないが,患者の利益のために活用が可能であれば,今後,他のスキー場,また様々なスポーツ現場に適応を広げていきたいと考えている.
著者
竹村 元秀 米原 典史 小林 真之 杉生 真一 森谷 正之
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

神経損傷ラットの情報伝達機構が大きく変化することが、神経因性疼痛発現の基礎にあることが明らかになった。ぺプチド性C線維を介したシグナリングが侵害刺激をよりシャープに上位中枢に送るが、非ぺプチド性C線維のシグナリングがそのぺプチド性C線維を抑制するといった制御に関わっている可能性を示すデーターを得た