著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 角田 博保 中山 泰一
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告 = IPSJ SIG Technical Report (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2022-CE-166, no.5, pp.1-9, 2022-09-24

2003 年から開始された普通教科情報科は,「情報 A」,「情報 B」,「情報 C」の選択必履修から始まり「社会と情報」と「情報の科学」の選択必履修を経て,2022 年実施の新学習指導要領では「情報Ⅰ」(必履修 2 単位)と「情報Ⅱ」(選択2単位)となった.情報科で扱う内容は,進歩の速い情報化社会を生き抜くための知識及び技能の習得,思考力・判断力・表現力を養う必要があり,普遍的な内容とその時代に即した内容が盛り込まれていると考えられる.本研究では,全教科書の索引に着目して情報科で扱う用語の変遷についてまとめる.
著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 山根 一朗 角田 博保 中山 泰一 Noriko Akazawa Hideo Akaike Yuto Shibata Ichiro Yamane Hiroyasu Kakuda Yasuichi Nakayama
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.19-34, 2022-10-21

2022年度より,高等学校の「共通教科情報科」は,必履修科目の「情報I」と選択科目の「情報Ⅱ」が設置され,すべての高校生が,プログラミングなどを含む情報の科学的な理解を主とした「情報I」を履修することになる.また,2025年度入試から「情報I」が大学入学共通テストで出題されることが正式に決定された.これにより,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」が設置される可能性が増してきた.大学入学試験として情報を出題するためには,大学など出題する側と,受験する高等学校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要となる.しかし現在はまだ,「情報科」の知識体系は明確に定められていない.そこで,本研究では,知識体系の明確化を目標として,「情報I」の教科書で用いられる用語から知識体系に関する考察を行う.
著者
角田 博保 赤池 英夫 赤澤 紀子 中山 泰一
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2023-CE-172, no.13, pp.1-6, 2023-11-25

高等学校の共通教科情報科は 2022 年度よりすべての高校生が必履修科目の「情報 I」を履修することとなり,2025 年度入試から「情報 I」が大学入学共通テストで出題されることとなった.また,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」を設置した大学が増えている.大学入学試験として「情報」を出題するためには,出題する大学側と,受験する高等学校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要であるが,情報科は他の教科に比べて歴史が浅く知識体系は十分に確立されていない.そこで,本研究では,用語ベースで情報科の知識体系を明確化することを目指す.情報科の検定済教科書全冊を対象として,索引に現れる用語を元に,用語の集計,分類,用語間の関係の設定,用語の学習レベルの設定を行っている.また,得られた用語情報を管理するための知識体系管理システムを開発する計画である.発表では,現状での研究の進行状況を述べ,今後の方向性について検討する.
著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 山根 一朗 角田 博保 中山 泰一 Noriko Akazawa Hideo Akaike Yuto Shibata Ichiro Yamane Hiroyasu Kakuda Yasuichi Nakayama
出版者
情報処理学会
雑誌
情報教育シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.261-268, 2021-08-21

2022年より,高等学校の「共通教科情報科」は,必履修科目の「情報 I」と選択履修科目の「情報 II」が設置され,すべての高校生が,プログラミングなどを含む情報の科学的な理解を主とした「情報 I」を履修することになる.また,2025年から「情報 I」が大学入学共通テストで出題されることが正式に決定した.これにより,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」が設置される可能性が増してきた.大学入学試験として情報を出題するためには,大学など出題する側と,受験する高校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要となる.しかし現在はまだ,「情報」の知識体系は明確に定められていない.そこで,本研究では,知識体系の明確化を目標として,「情報 I」の教科書で用いられる用語から知識体系に関する考察を行う.
著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 角田 博保 中山 泰一
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2023-CE-169, no.16, pp.1-7, 2023-03-04

共通教科情報科は,2003 年に「情報 A」,「情報 B」,「情報 C」の選択必履修から始まり「社会と情報」と「情報の科学」の選択必履修を経て,2022 年に「情報Ⅰ」(必履修 2 単位)と,2023 年「情報Ⅱ」(選択 2 単位)となった.これまで,情報の科学的理解に重きを置いた科目「情報 B」「情報の科学」が設置されていたが,他の科目と比べ履修の割合が少なかった.しかし「情報Ⅰ」は高校生全員が履修するため,これから「情報」を履修するすべての高校生が情報の科学的理解に重きを置いた学習を進めることになる.共通教科情報科は,小・中・高等学校の各教科等の指導を通じて行われる情報教育の中核の教科の一つであり,隣接する中学校技術・家庭科や,高等学校の他の教科と連携することで,より効果的な学習ができると考える.そこで,本研究では,教科書の索引の用語の着目して「情報Ⅰ」と数学,中学校技術・家庭科の用語の比較を行い,科目間の関係について調査分析を行い,高等学校の科目間の関連,中学校と高等学校のつながりについて述べる.
著者
赤池 英夫 角田 博保 角田 博保
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.103, pp.15-22, 2008-10-18
被引用文献数
1

集合教育に用いる e -ラーニングシステム SHoes の開発を行っている.本年度より自宅からの利用が可能になり,復習支援に対するニーズは高まってきた.そこで,今回新たに動画配信機能 自動で採点と弱点判定が行われる練習問題提示機能 勉強会支援機能という 3 つの復習支援機能を追加することにより,総合的に学生の復習をサポートし,学習において重要となる復習への動機づけと 学習効果の向上を目指す.本稿では,システムの各種機能および復習における利用状況について報告する.We developed an e-learning system named "SHoes." It has been used over the past sevaral years and upgraded continuously. This time, in order to promote lesson review, we started to serve connections to the system from outside the campus. Moreover, we added three functions to SHoes for the purpose of helping student's activity: video clip delivery, automatically scoring exercises and study session management. In this paper, experience obtained from past lectures and the reason why we decided to improve SHoes that way are described.
著者
赤池 英夫 赤澤 紀子 角田 博保 中山 泰一
巻号頁・発行日
vol.2023, pp.14-21, 2023-08-11

教科書の発行に関する臨時措置法に基づき,各都道府県教育委員会は文部科学省に教科書需要数について報告する義務がある.そこで,文部科学省およびいくつかの都道府県への公文書公開手続きにより,2022 年度および2023 年度の教科書需要数のデータを入手した.これらのデータにおける情報科および関連する教科の教科書需要数から,「情報Ⅰ」および「情報Ⅱ」の実施状況や情報科と他教科との関連などを,都道府県との関わりのもとに検討し考察する.
著者
赤池 英夫 赤澤 紀子 角田 博保 中山 泰一
巻号頁・発行日
vol.2023, pp.14-21, 2023-08-11

教科書の発行に関する臨時措置法に基づき,各都道府県教育委員会は文部科学省に教科書需要数について報告する義務がある.そこで,文部科学省およびいくつかの都道府県への公文書公開手続きにより,2022 年度および2023 年度の教科書需要数のデータを入手した.これらのデータにおける情報科および関連する教科の教科書需要数から,「情報Ⅰ」および「情報Ⅱ」の実施状況や情報科と他教科との関連などを,都道府県との関わりのもとに検討し考察する.
著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 角田 博保 中山 泰一
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2023-CE-169, no.16, pp.1-7, 2023-03-04

共通教科情報科は,2003 年に「情報 A」,「情報 B」,「情報 C」の選択必履修から始まり「社会と情報」と「情報の科学」の選択必履修を経て,2022 年に「情報Ⅰ」(必履修 2 単位)と,2023 年「情報Ⅱ」(選択 2 単位)となった.これまで,情報の科学的理解に重きを置いた科目「情報 B」「情報の科学」が設置されていたが,他の科目と比べ履修の割合が少なかった.しかし「情報Ⅰ」は高校生全員が履修するため,これから「情報」を履修するすべての高校生が情報の科学的理解に重きを置いた学習を進めることになる.共通教科情報科は,小・中・高等学校の各教科等の指導を通じて行われる情報教育の中核の教科の一つであり,隣接する中学校技術・家庭科や,高等学校の他の教科と連携することで,より効果的な学習ができると考える.そこで,本研究では,教科書の索引の用語の着目して「情報Ⅰ」と数学,中学校技術・家庭科の用語の比較を行い,科目間の関係について調査分析を行い,高等学校の科目間の関連,中学校と高等学校のつながりについて述べる.
著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 山根 一朗 角田 博保 中山 泰一
雑誌
情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.19-34, 2022-10-21

2022年度より,高等学校の「共通教科情報科」は,必履修科目の「情報I」と選択科目の「情報Ⅱ」が設置され,すべての高校生が,プログラミングなどを含む情報の科学的な理解を主とした「情報I」を履修することになる.また,2025年度入試から「情報I」が大学入学共通テストで出題されることが正式に決定された.これにより,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」が設置される可能性が増してきた.大学入学試験として情報を出題するためには,大学など出題する側と,受験する高等学校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要となる.しかし現在はまだ,「情報科」の知識体系は明確に定められていない.そこで,本研究では,知識体系の明確化を目標として,「情報I」の教科書で用いられる用語から知識体系に関する考察を行う.
著者
赤池 英夫 島崎 俊介 成見 哲 Hideo Akaike Toshiyuki Shimazaki Tetsu Narumi
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.51-63, 2022-06-23

本研究では,本学学内における対面での利用のみを想定して作成されていた実験システムを,やむを得ない理由で遠隔対応させ使用した結果,教育にどのような影響を及ぼしたかを調査した.対象となる実験システムは,本学3年生の実験科目の中のFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて初歩的な論理回路を設計する課題で用いられている.作成した回路の動作確認に実機の物理的な操作をともなうため,例年,受講生は機器の設置された計算機室に一堂に介して課題に取り組んできた.2020年度は新型コロナウイルス感染症対策として入構禁止措置がとられたため,学外から機器を操作する仕組みを導入し実験を遂行した.とくに致命的なトラブルもなく実験を行うことはできたが成績の低下がみられた.遠隔対応とすることで学生の望むタイミングで課題に取り組めたことが見出されたものの,対面であれば容易に行える学生の理解度チェックがオンラインでは難しいことも分かり,ひいてはそれが成績低下の一因であることが示唆された.
著者
柳川 隼太郎 赤池 英夫
雑誌
第83回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, no.1, pp.177-178, 2021-03-04

近年の世界的なeスポーツ産業の隆盛の更なる拡大として非ファン層を取り込む必要があると考えられるが、eスポーツは多種多様なジャンルがあるため、試合を観戦しても初見だとルールや見どころが理解しづらい。本研究では対象ジャンルを対戦型格闘ゲームとし、eスポーツ観戦の見どころである「上手なプレイング」の一側面であるゲームコントローラ操作技術のモデル化の提案と評価を行う。さらに、試合観戦の補助となるようなシステムの開発に貢献することを目指している。
著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 山根 一朗 角田 博保 中山 泰一 Noriko Akazawa Hideo Akaike Yuto Shibata Ichirou Yamane Hiroyasu Kakuda Yasuichi Nakayama
出版者
日本情報科教育学会
雑誌
日本情報科教育学会 第14回全国大会(2021年 7月 3日・4日)
巻号頁・発行日
pp.3-A-3, 2021

2018年の学習指導要領改訂により,高等学校の「共通教科情報科」は,必履修科目の「情報Ⅰ」と選択履修科目の「情報Ⅱ」が設置され,すべての高校生が,プログラミングなどを含む情報の科学的な理解を主とした「情報Ⅰ」を履修することになる.また,大学入学共通テストの新科目に「情報」が設定されることになった.これにより,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」が設置される可能性が増してきた.大学入学試験として情報を出題するためには,大学など出題する側と,受験する高校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要となる.しかし現在はまだ,「情報」の知識体系は明確に定められていない.そこで,筆者らは知識体系の明確化を目標として,まずは,「情報Ⅰ」の教科書で用いられる用語から知識体系に関する考察を行う.
著者
赤池 英夫 島崎 俊介 成見 哲
雑誌
情報教育シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.164-169, 2021-08-21

本研究では,本学学内における対面での利用のみを想定して作成されていた実験システムを,やむを得ない理由で遠隔対応させ使用した結果,教育にどのような影響を及ぼしたかを調査した.対象となる実験システムは,本学 3 年生の実験科目の中の FPGA を用いて初歩的な論理回路を設計する課題で用いられている.設計した回路の動作確認に実機の物理的な操作をともなうため,例年,機器の設置された計算機室に一堂に介して課題に取り組んできたが,2020 年度は新型コロナウイルス感染症対策として入構禁止措置がとられたため,学外から機器を操作する仕組みを導入し実験を遂行することとなった.とくに致命的なトラブルもなく実験を行なうことはできたが成績の低下がみられた.遠隔対応とすることで学生の好きなタイミングで課題に取り組めたことが見出されたものの,対面であれば容易に行なえる学生の理解度チェックがオンラインでは難しいこともわかり,ひいてはそれが成績低下の一因であることが示唆された.また,機器操作の回数と成績の間に正の相関関係があることもわかった.
著者
赤澤 紀子 赤池 英夫 柴田 雄登 山根 一朗 角田 博保 中山 泰一
雑誌
情報教育シンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.261-268, 2021-08-21

2022 年より,高等学校の「共通教科情報科」は,必履修科目の「情報 I」と選択履修科目の「情報 II」が設置され,すべての高校生が,プログラミングなどを含む情報の科学的な理解を主とした「情報 I」を履修することになる.また,2025 年から「情報 I」が大学入学共通テストで出題されることが正式に決定した.これにより,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」が設置される可能性が増してきた.大学入学試験として情報を出題するためには,大学など出題する側と,受験する高校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要となる.しかし現在はまだ,「情報」の知識体系は明確に定められていない.そこで,本研究では,知識体系の明確化を目標として,「情報 I」の教科書で用いられる用語から知識体系に関する考察を行う.
著者
廣瀬 泰弘 赤池 英夫 角田 博保
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.28, pp.53-60, 2009-03-06

本研究では携帯電話での利用を想定した Web サイトのユーザビリティを自動評価するシステムの開発を行った. 現在, 無数の Web サイトが携帯電話を介して様々なユーザにより様々な場面で利用されるようになった. そのような状況においては, PC に対する場合とは異なる視点から Web サイトのユーザビリティを考慮する必要がある. そこで W3C の Mobile Web Best Practice をもとに対象 Web サイトの項目スコアを算出し提示するシステムを作成した. そしてシステムの評価のために被験者実験によって数種類の Web サイトの評価を実施した. 被験者はその主観総合のスコアにより 4 つのグループに分類し, そのグループごとにシステムによる予測総合スコアと被験者による主観総合スコアの比較を行った.In this research, we developed a system assessing websites accessed mainly via cellular phones. Many people access websites by their mobile device at various scenes recently, and the way it is used is defferent from that of PC. In other words, we should think about the usability of websites for mobile device from a different point of view from PC. So, we developed a website scoring system based on the Mobile Web Best Practices(MWBP) from W3C and some user preferences. In an evaluation experiment, 10 subjects were classified into 4 groups by mean and variance of their subjective score, and we compared the expected score from the system with the subjective score on group-by-group basis.
著者
長谷川 伸吾 赤池 英夫 角田 博保
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.30, pp.1-5, 2012-03-14

タブレットを使用する際、操作の安定性を高めるために両手で端末を把持する状況がある。しかし、画面サイズが大きいタブレットでは親指が届かない位置へのタッチ入力が困難になってしまう。この問題を解決するために本研究では、タブレットを両手で把持した状態で使用可能な 13 種類の操作と、それらの入力時に発生する固有の加速度と音の特徴を用いた判別方法とを持つ入力手法 "Taplet" の提案と評価をおこなった。評価実験の結果、音についてはおよそ 88.1%、加速度については 50.6% の分類精度を持つことがわかった。そのため、加速度によって入力を検出し、音によって入力を分類するという雑音環境でも利用可能な判別方法を実装し、そのテストをおこなった。For stable operation, tablet devices are often used by holding in both hands. But, in such situation, it is hard to touch screen positions where no finger can reach. To solve this problem, we proposed a set of interactions called "Taplet" and evaluated it. Taplet conveys user's intentions to application softwares on a tablet using acoustic features obtained by doing specific behavior to the device. It can classify 13 different interactions(simply tapping, tapping with nail, scratching and so on) with about 88.1% accuracy. And, even under noisy environment, it can detect the timing of those interactions by catching change of acceleration as a trigger.
著者
藤田 晋也 赤池 英夫 角田 博保
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.28, pp.9-16, 2009-03-06

本研究では,ウェアラブル機器向けの新しい日本文入力手法を提案する.近年,携帯電話やスマートフォンのような携帯情報端末が急速に普及してきており,ウェアラブルコンピュータも登場し始めている.このような環境では,フルキーボードに代わる優れた入力手段が求められている.そこで,曖昧性をもった運指情報と,これを絞込むための統計的手法を用いた入力手法を提案,実装し,有用性の評価を行った.評価実験により,平均で 1 分間あたり 33.5 文字の漢字かな混じり文を入力できることが示された.これは,同一被験者群におけるフルキーボード入力速度の 42.9% に相当し,実用に値するような入力速度が得られることを確認した.In this research, we propose a new Japanese text input method for wearable devices. Recently, handheld terminal such as cellular phone and smartphone is widely used, and wearable computers begin to appear. In such environment, a more suitable alternative to a full keyboard is required. Then, we proposed the input method using ambiguous fingerwork information and statistical techniques that restrict the information. As a result of an evaluation experiment, it turned out that 33.5 Japanese characters per a minute could be typed in on an average. It reached to 42.9% of the full keyboard input speed in the same test subject group, and we confirmed that practicable input speed was obtained with the proposed method.