- 著者
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赤澤 紀子
赤池 英夫
柴田 雄登
山根 一朗
角田 博保
中山 泰一
Noriko Akazawa
Hideo Akaike
Yuto Shibata
Ichiro Yamane
Hiroyasu Kakuda
Yasuichi Nakayama
- 出版者
- 情報処理学会
- 雑誌
- 情報教育シンポジウム論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.2021, pp.261-268, 2021-08-21
2022年より,高等学校の「共通教科情報科」は,必履修科目の「情報 I」と選択履修科目の「情報 II」が設置され,すべての高校生が,プログラミングなどを含む情報の科学的な理解を主とした「情報 I」を履修することになる.また,2025年から「情報 I」が大学入学共通テストで出題されることが正式に決定した.これにより,各大学の個別入試においても入試科目に「情報」が設置される可能性が増してきた.大学入学試験として情報を出題するためには,大学など出題する側と,受験する高校側で,出題内容や範囲,用語などの共通な知識体系が必要となる.しかし現在はまだ,「情報」の知識体系は明確に定められていない.そこで,本研究では,知識体系の明確化を目標として,「情報 I」の教科書で用いられる用語から知識体系に関する考察を行う.