著者
柳田 美子 山田 浩平 鯉川 なつえ
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂大学スポーツ健康科学研究 (ISSN:13430327)
巻号頁・発行日
no.12, pp.29-39, 2008-03

We conducted a survey on the effects of the intake of natto, which is said to contain many isoflavones,on the menstruation related syndrome of females.The subjects were 79 students of sports science and 57 humanities students from universities located in Chiba Prefecture.The results of the survey were as follows: 1) 82.6% of the students replied that they experienced menstruation related syndrome at the time of menstruation. 2) More sports science students experienced physical pains like lumbago during menstruation than did humanities students. On the other hand, more humanities students experienced mental difficulties,saying that they could not concentrate on study during menstruation as compared with non-menstruation time. 3) As to the intake frequency of natto, more students of low intake frequency experienced physical pain and/or mental trouble than those of high intake frequency. 4) According to the above results, it is suggested that the intake of natto has some positive effect on reducing menstruation related syndrome.
著者
鯉川 なつえ
出版者
順天堂大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2006

我が国の女性アスリートの活躍はめざましく、ついにアテネ五輪に出場する女性が史上初めて男性を上回った。しかし、女性アスリートは男性アスリートとは異なり、「月経」があるため試合におけるコンディショニングに特に配慮しなければならない。また、月経が周期的に起こる選手であっても、月経前から月経中はスポーツ外傷が多いという報告や、競技成績が悪いという報告もあり、せっかくのトレーニングが水の泡と消えてしまう可能性もあるだろう。しかし、諸外国の月経コントロールに関する調査報告は非常に少ない。そこで本研究は、早くからピルが認可され、手軽にピルを使用できるアメリカの女性陸上競技者と、日本の女性陸上競技者を対象に、月経異常の発症、月経による競技パフォーマンスの影響および月経コントロールの実態についてアンケート調査を実施し、諸外国の月経に関する現状を明らかにすることを目的とした。本研究は、日本の学生陸上競技者42名(20.0±1.3歳)およびアメリカの学生陸上競技者34名(19.4±1.4歳)計76名を対象とし、比較検討を行った。その結果、月経が停止した経験のある人は、アメリカに比べ日本のアスリートの方が有意(p<0.01)に多かった。また正常月経の者は、月経に伴う症状は日本とアメリカに差はないが、日本のアスリートは月経によるパフォーマンスの低下を有意(p<0.05)に感じていた。ピルの使用経験や知識はアメリカのアスリートの方が有意(p<0.05)に多かったが、競技活動に有効に利用されていない現状がうかがわれた。