出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1415, pp.30-33, 2007-11-05

コンビニの申し子——。そうささやかれる駄菓子がある。それは、チロルチョコ。1つ10円、21円の一口チョコレートである。 10月末のある日の昼下がり。大勢の人で賑わう東京・丸の内の「セブンイレブン」では、OLの多くが次々とチロルチョコに手を伸ばしていた。 クッキーをホワイトチョコに混ぜたチロルチョコの人気商品、「ホワイト&クッキー」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1114, pp.30-32, 2001-10-29

英半導体ベンチャーARM社の日本法人社長、石川滝雄氏(51歳)は今年の春、神奈川県川崎西税務署の署員と対峙していた。場合によっては、総額5億円もの追徴を要求される身である。 「ちゃんとした根拠を示してくれれば、払うべきものは払います。説明もできない税を徴収するなんて、皆さんのご家族に対して恥ずかしくないですか」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1548, pp.28-31, 2010-07-05

厳しいサバイバル競争を勝ち残った優秀な人材が、成長を牽引するサムスン。しかし出世競争だけが「サムスンマン」を鍛えているわけではない。入社直後から「サムスンの理念」を徹底的に刷り込む教育も、社員の能力を最大限引き出すために不可欠な要素だ。 実際、サムスン流で鍛え上げられる人材に対する評価は高い。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1455, pp.136-138, 2008-09-01

食文化が異国で浸透していく過程を目の当たりにし、感慨にふけっていたのは前田英仁、46歳。低価格のセルフサービス式うどんチェーン「はなまるうどん」で讃岐うどんブームを巻き起こした人物である。 「やっぱり俺は立ち上げ屋だ」 前田の目は、生気に満ちていた。 「ウドンヤサン」はMIBという会社が経営する。2006年12月の設立時の社長は前田の妻であるナージェジダ。
著者
孫 正義
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1013, pp.62-64, 1999-10-25

問 孫さんとソフトバンクは日本のインターネット革命の旗手だといえますが、世の中の評価は見方が分かれているようです。現在のキャッシュフローが株式売却益に頼っていること、そしてさまざまな事業が将来、本当に収益化するかどうかわからない、という2点が懸念されています。 答 10月1日から、ソフトバンクは純粋持ち株会社になりました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.899, pp.59-62, 1997-07-14

タンカーの船底に塗ると運航コストが1億円減る。新素材開発で、自動車にもはっ水ドアガラスが普及する。ただし、今後いっそうの応用には耐久性が課題だ。表面が水滴をはじいて濡れないようにするはっ水加工は、傘や衣服、バッグ、調理器具から、最近では化粧品まで、身近なところでたくさん使われている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1003, pp.40-42, 1999-08-16

格下げや株価下落の脅威のもとに、多くの企業が人員削減に走る風潮を心配する向きは少なくない。元ヤマト運輸会長の小倉昌男氏(現ヤマト福祉財団理事長)もその1人だ。 小倉氏は「人を増やせば人件費が上がると警戒するのは、経営者として本末転倒ではないか。人を増やせば、品質やサービスが向上し、売り上げが増えるのであって、人件費が増えるのは結果でしかない。
著者
松本 良夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1084, pp.159-163, 2001-03-26

これにより熊谷組は、ようやく再建の下地を整えることができました。協力いただいた取引銀行は実に15行。合計4500億円もの多額のご支援をいただきましたことに対し、ここに伏して感謝したく思います。また、最終合意に至るまでの間、当社株主や関係取引先の方々にも、大変な不安を与えてしまい、ここにお詫びをしたく思います。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1171, pp.126-131, 2002-12-16

つくづく鈍感でした。私(筆者)も反省させられた。さて、読者諸賢はご存知か? 来年からサラリーマンであるあなたの社会保険料が大幅アップになるかもしれないことを。はたまた、議論がなされている配偶者特別控除や特定扶養控除の廃止・縮小がもしや実現すれば、相当の人にとって近い将来、公的負担が大幅増になることを。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1514, pp.120-123, 2009-11-02

10月13日に開かれた『ミシュランガイド京都・大阪2010』の出版記念パーティーは、いささか異例ずくめだった。京都洛中の古刹・建仁寺の本坊を借り切った会場のしつらえだけではない。通常は主催者への配慮から無難で儀礼的な内容で終わる来賓の挨拶に、かなりの"毒"が含まれていたのだ。 京都市長・門川大作は、「日本料理は総合芸術です。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1515, pp.104-107, 2009-11-09

『ミシュランガイド京都・大阪2010』で3つ星を取得した京都吉兆社長の徳岡邦夫は、ここ2年ほどかつてない危機感に襲われていた。 大阪の船場吉兆で賞味期限(その期間内ならおいしく食べられるとする表示)や産地の偽装事件が発覚したのが2007年。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1485, pp.80-82, 2009-04-06

2009年2月20日──。この日の山形県酒田市は風が強く、寒い。みぞれ混じりの小雨が数日前に積もった雪を解かす勢いだ。そんな北国特有の天候にもかかわらず、市内のロードサイド沿いにある平田牧場本店には、午前中から次々にお客が訪れていた。牛肉を超える豚肉 日本有数のブランド豚を手がける平田牧場。その直営店である同店の豚肉は高額だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.929, pp.32-34, 1998-02-23

21ページに掲載した総合ランキングについては、業種別ベストテン(左表)と、ランキングの根拠となった指標別ベストテン(34ページ表)の形で、より詳細に分析した。 これとは別に、消費者を対象とした調査も実施。フランチャイズチェーンの利用度、好感度を調べたところ、コンビニエンスストアのローソンがともに1位になった(33ページ表)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.958, pp.132-134, 1998-09-21

問 アルミニウム合金などを金型に高速、高圧で注入し成型する「ダイカスト技術」を活用した自動車などの部品が主体だった会社から、30年以上にわたって印刷機や電動工具、釣り具など完成品分野に事業を広げてこられました。そうした完成品の分野は一部を除いては収益に貢献していないようですが、最近出たゴルフクラブの「ビガロスメディア」は、本誌「何でもベストテン」で売れ行き…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1664, pp.22-35, 2012-10-29

孫正義、旧姓安本正義は、JR鳥栖駅(佐賀県)に隣接する朝鮮部落に生まれ、豚の糞尿と密造酒の強烈な臭いの中で育った。 その在日3世が、世界長者番付で例年日本人ベストテンの中に入る成功をおさめた。孫が韓国人の誇りを忘れない男だということは、家族の猛反対を押し切って日本に帰化した時、韓国姓を捨てなかったことでわかる。 私たちはなぜ孫正義から目が離せないのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1385, pp.62-67, 2007-04-02

パンに挟んだハンバーグは4枚。1個でチャーハン1杯分に相当する754キロカロリー。世間の"健康志向"とは逆行するコンセプトの商品が売れまくった。日本マクドナルドが今年1月12日から3月4日まで販売し、4〜5月に再登場する「メガマック」だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1026, pp.96-100, 2000-01-31

1999年12月7日、2週間後に中国への返還を控えたマカオに隣接する経済特区、広東省珠海市のサーキット場。本田技研工業の中国4輪生産法人である広州本田汽車・総経理(日本でいえば社長)の門脇轟二は、この2年余りの出来事に思いをはせていた。 広州本田は11月18日、約45%の部品を現地調達した最新型アコードの量産を開始した。
著者
ディアマイアー ダニエル
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1640, pp.70-73, 2012-05-07

東日本大震災に伴って起きた福島第1原子力発電所の事故によって、信用を著しく損なった東京電力。元社長の突然の解任を発端に巨額の粉飾決算が明るみに出て、優良企業から問題企業へと転落したオリンパス。組織が1つの事故や不祥事をきっかけにして一気に信用を失い、その後の対応の不手際から事態をさらに悪化させてしまう。そうした例は過去に数え切れないほど繰り返されてきた。
著者
新浪 剛史
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1650, pp.86-89, 2012-07-16

日露戦争の日本海海戦において、日本はバルチック艦隊を打ち破りました。限られた国力で何とか作り上げた連合艦隊を訓練して磨き上げた「練度」――現場力と、「トーゴー・ターン」とも呼ばれる敵前回頭をリスクを取って大胆に実施し、丁字戦法を遂行した「指揮」――戦略が、見事に合致した結果だということは間違いないでしょう。 ただ、もう1つ。
著者
竹内 謙
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1536, pp.108-110, 2010-04-12

インターネット新聞「JanJan」を3月31日に休刊しました。創刊から7年余り。この間に掲載した記事は累計5万本に上ります。 スポンサー企業からの広告収入を頼りに、政治から暮らしまで、あらゆるジャンルの記事を無料で公開してきました。書き手は記者として登録した7900人のボランティア市民たちです。最近では、捕鯨問題や東京スカイツリー工事を巡る話。