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出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.51-55, 2000-01-25 (Released:2009-05-25)
被引用文献数
1
著者
安達 修二
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.10, pp.697-702, 2009-10-01 (Released:2011-07-21)
参考文献数
5
被引用文献数
1

常圧における沸点から臨界温度までの温度域で加圧することにより液体状態を保った流体を亜臨界流体といい,常温常圧の流体とは異なった性質をもつ.たとえば,亜臨界状態の水は常温常圧の水に比べて比誘電率が小さく,有機溶媒に似た性質を示す一方で,イオン積は著しく大きい.このような特徴をもつ亜臨界水の抽剤や触媒としての特性に関する基礎的な知見と,これを利用して食品残渣の処理により有用物質を生産しようとする応用的な研究について概観する.
著者
勝元 幸久 田中 良和
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.122-126, 2005-02-01
参考文献数
10
被引用文献数
1 1
著者
杉山 峰崇 笹野 佑 鈴木 俊宏 原島 俊
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.820-826, 2016
被引用文献数
1

<i>Saccharomyces cerevisiae</i>(以下,出芽酵母)は,エタノールや異種生物由来の有用物質の高い生産能力をもつことから,バイオエタノールやプラスチックの原料となる乳酸の発酵生産宿主として利用・検討されている.これらの生産を効率化するためには,高い温度域でも増殖し発酵を行う高温ストレス耐性や乳酸などの有機酸へのストレス耐性が重要となる.本稿では,出芽酵母の高温ストレスや有機酸ストレスへの適応応答について紹介し,われわれが取り組んできた耐性出芽酵母の開発から得られた成果を紹介したい.
著者
加藤 陽二
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.313-318, 2017

<p>食の偽装は世界的にも大きな問題である.産地偽装は今も昔も頻繁に起きており,輸入物を国産品と偽るなど,枚挙に暇がない.違う食材を用いる例も多い.エビの場合,ブラックタイガーを車エビ,バナメイエビを芝エビ,ロブスターを伊勢エビと偽って表示するなど,毎日のように新聞各紙に取り上げられていたことは記憶に新しい.食の偽装を防ぐために,さまざまな取り組みがなされているが,本稿では例として蜂蜜,なかでもマヌカ蜂蜜を主として取り上げ,偽装を防ぐための認証評価法について紹介する.マヌカ蜂蜜に限らず蜂蜜は,加糖(希釈)や加熱,産地のすり替えなど,以前より偽装が疑われる例の多い食材と言える.</p>