出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.415, pp.38-43, 2007-01-12

自転車を合計9400台収容できる日本最大の地下駐輪場の建設場所は,東京メトロ東西線・葛西駅前のバスロータリーの真下。駅に隣接していないと利用してもらえないからだ。一方,多くの人が行き交う駅前の工事なので,できるだけ早く終わらせたい。そこで,仮設の土留め杭を省略できる「H形PC杭」を,縦約42m,横約59m,深さ約17mの地下連続壁に採用。工期を6年から2年半に短縮した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.621, pp.76-79, 2015-08-10

東京都江東区内で1969年に開業した東京メトロ東西線南砂町駅。その南側は、元々工場や倉庫が立ち並ぶ地域だった。90年代以降、再開発が進み、マンションや商業施設、病院などがひしめくようになった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.325, pp.24-25, 2003-04-11

東京都は2002年9月から11月にかけて,間伐材を用いた防護柵を設置した。千代田区のイギリス大使館前の都道・内堀通りで,約400mの区間にわたって既存の鉄製の防護柵を置き換えた。都の多摩地区で生産されたスギの間伐材を,防腐処理して使用。間伐材を用いた防護柵は林道で例があるが,市街地の道路では全国初だという。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.610, 2015-02-23

東日本大震災で被災した国道や高速道路の復旧工事を巡って、舗装会社が談合を繰り返していた疑いが浮上している。公正取引委員会は1月28〜29日、最大手のNIPPOをはじめ、前田道路や日本道路など大手・中堅20社を強制調査した。
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.750, 2020-12-28

長年にわたり趣味で演劇を鑑賞している。これまでに見てきた演劇の中で、2009年1月初演の野田秀樹作・演出の「パイパー」は特に記憶に残っている演目の1つだ。松たか子と宮沢りえのダブル主演だった作品そのものに加え、公演パンフレットの内容も印象深いもの…
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.762, pp.46-47, 2021-06-28

2021年4月13日、東京・霞が関の本省内に85インチの大型ディスプレーなどを備えた「インフラDXルーム」を設置。4月14日には、茨城県つくば市にある国土技術政策総合研究所に「建設DX実験フィールド」をオープンさせた。関東、中部、近畿、九州の4地方整備局も4月1…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.384, pp.50-53, 2005-09-23

政治介入の実態や不当な働きかけを防ぐ先進的な取り組みを踏まえ,以下では防止策を講じた自治体の首長や,そうした取り組みを後押ししている市民の代表者の意見を通じて,制度や運用のポイントを探ってみよう。働きかけを公開して透明性を高める高知県知事 橋本 大二郎●● 政治家と公共事業との関係をめぐって,過去に高知県が抱えていた問題点について教えてほしい。
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.731, 2020-03-09

工事現場で作業員が負傷した労災事故を巡る訴訟で、津地裁は発注者の津市の過失割合を2割とする判決を言い渡した。作業員への賠償を全額、施工者に負担させた市の対応は行き過ぎだとして、差額の2348万円を支払うよう市に命じた。2020年1月16日に判決があり、津…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.459, pp.16-17, 2008-11-14

神竜トンネル(広島県)、城山トンネル(富山県)、草木トンネル(静岡県)、曽木トンネル(島根県)、新岩殿トンネル(山梨県)、石丸トンネル(愛媛県)…。杉本孝一さん(59)がこれまでにかかわった工事現場のリストには、日本各地のトンネルが20本、ずらりと並んでいる。 杉本さんは1972年に稲村工務店(埼玉県三郷市、現在のすばる建設)に入社。
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.766, 2021-08-23

ドローンやSNS(交流サイト)などは、災害後の情報の取得・共有に欠かせないツールとなった。2021年7月3日に静岡県熱海市で発生した大規模な土石流でも、被災地の現況把握などに大きく貢献した。こういった災害対応の中でも筆者が特に注目したのは、静岡県が被…
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.765, 2021-08-09

土砂災害警戒情報は、土砂災害の恐れの高まる境界線「クリティカルライン(CL)」を2時間以内に超える見込みがある場合、今後の気象情報も踏まえて、気象台と都道府県が共同で発表する。CLは1時間雨量と地中の水分量を表す「土壌雨量指数」で設定する。 今回…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.669, pp.16-17, 2017-08-14

これまで何度も浮かんでは消え、消えては浮かんできた日本橋(東京都中央区)上空に覆いかぶさる首都高速道路の地下移設の動きが、急速に現実味を増してきた。 7月21日、国土交通省の石井啓一大臣と東京都の小池百合子知事がそれぞれ記者会見で、首都高地下…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.479, 2009-09-11

8月30日の衆院選で民主党が圧勝し、同党を中心とする政権の誕生が確実となった。民主党はマニフェスト(政権公約)で、無駄や不要不急な事業を排除して、4年間に公共事業費を1.3兆円削減することをうたっている。建設業界にも大きな影響が出そうだ。 民主党は480議席のうち、絶対安定多数の269議席を大幅に超える308議席を獲得して第一党に躍進した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.403, pp.52-53, 2006-07-14

一級土木施工管理技士,一級舗装施工管理技術者,一級建築施工管理技士,VEリーダー——。これらはすべて大石組(本社,静岡市)の営業部第一課課長の川嶋晋さん(40歳)が取得した資格だ。さらに,川嶋さんはガス溶接技能講習や玉掛け技能講習など,現場で作業するのに必要な資格も持っている。 「可能な限り,1年間で一つずつ資格を取得すること」。
著者
大塚 孝義
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.677, pp.58-61, 2017-12-11

大塚氏の講義第2回は前回に引き続き、3次元で構造物を設計することのメリットについて、シールドトンネルを例に挙げて説明する。海外のシールド設計では主流の3次元化だが、国内ではいまだ抵抗感のある技術者は多い。実はシールドは、本設である…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.579, pp.36-38, 2013-11-11

宮崎県小林市の国道268号紙屋大橋で2012年、舗装したばかりの新しい路面に相次いでひび割れが発生した。この橋では床版の補強工事を実施しており、それに伴って舗装を敷設し直したところだった。 紙屋大橋は1965年に完成した長さ236mの8径間鋼桁橋。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.446, pp.26-28, 2008-04-25

志を高く持つ。業務の目玉を作り、知恵を絞る。シングルヒットをタイムリーヒットにする……。自らを律する10項目の心得を常に胸に秘め、業務を惰性でこなさない。こうした姿勢が、プロポーザルでの高い特定率や業務表彰へとつながってきた。 「発注者と仕事をするときに、常に心がけていることがある」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.264, pp.82-83, 2000-09-22

名古屋市のごみ焼却施設,新南陽工場の建設工事をめぐる談合疑惑が発覚したのが94年。市議会は百条委員会を設置して調査した。そして95年10月,建設会社幹部や市議会議員らが入札競売妨害や贈収賄などで起訴され,96年に有罪判決を受けて刑が確定した。 一方,百条委員会の追及は不十分であると考えた市民らは95年3月,談合による損害賠償を求める住民訴訟を起こした。
著者
大村 拓也
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.699, pp.76-79, 2018-11-12

線路上に架かる牛込橋から建設中のJR飯田橋駅のホームを見下ろす。ホームを照らすのは通過する列車の明かりだ。JR中央線は複々線で、飯田橋駅には各駅停車の列車が走る線路にだけホームがある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.460, pp.26-28, 2008-11-28

池田誠課長の専門は砂防で、プロポーザル方式の入札における特定率は4割を超える。同時に八千代エンジニヤリングで最年少の課長として5人のスタッフを率いる。「相手の立場になって、多面的に見る」。プロポーザル方式で特定を勝ち取る秘訣の一端をこう語る。 八千代エンジニヤリング水工部技術第三課の池田誠課長は2007年12月に現職に就いた。同社の課長のなかでは最も若い。