出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.650, pp.26-27, 2016-10-24

国土交通省中部地方整備局が発注した津市の橋梁工事の入札を巡り、予定価格などの入札情報を漏らした見返りに飲食接待を受けたとして、愛知県警は9月30日、加重収賄と官製談合防止法違反などの疑いで、三重河川国道事務所の工務第2課長(46歳)を逮捕した。併…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.700, pp.58-59, 2018-11-26

橋やトンネルと異なり、直接見ることが難しい地下管路は点検が手薄になりがちだ。地上からの目視点検にとどまり、トラブルが起きてから異常に気付くことが多い。今年4月に神奈川県伊勢原市で起こった下水道管の破断による線路陥没事故も、維持管理が後手に…
著者
藤井 聡 谷川 博
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.739, pp.44-45, 2020-07-13

インタビュー新型コロナウイルス感染症の拡大リスクは、都市の在り方にも一石を投じている。安倍政権の内閣官房参与を務めていた京都大学大学院の藤井聡教授は、「感染症対策を進めるうえでも国土構造の分散化が必要だ」と主張する。(聞き手:谷川 博)——…
著者
瀬川 滋
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.736, pp.6-13, 2020-05-25

国道から高さ247m上方の斜面に突き出た巨石の落下を防ぐ。岩塊と岩塊上部の斜面とにそれぞれアンカーを打設し、縦方向に張ったワイヤなどで固定。さらに、3次元測量を基に岩塊の重心位置を割り出し、現場に最適な工法を組み合わせて施工した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.702, pp.24-25, 2018-12-24

2025年の国際博覧会(万博)開催が決まった大阪で、会場の夢洲(ゆめしま)(此花区)へのアクセスを確保するため、休止していた大阪メトロ(旧市営地下鉄)中央線の延伸計画が動き始めた。大阪市は11月30日に議会に提出した補正予算案で、調査費用として1億360…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.548, pp.58-63, 2012-07-23

7月9日に長野県の牛伏川本流水路が国の重要文化財に指定された。富山県の白岩堰堤砂防施設に続き、砂防施設の重文としては2例目だ。防災施設そのものが文化財に指定される例は世界的にも珍しく、災害が多発する日本の風土が生み出した「防災遺産」と言える。ただし、重文に指定された範囲は、広域的な防災システムの一部にすぎない。
著者
奥山 晃平
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.764, pp.10-12, 2021-07-26

静岡県熱海市の伊豆山地区で、2021年7月3日午前10時半ごろ、大雨の影響で大規模な土石流が発生した。JR熱海駅から北に約1.5km離れた逢初(あいぞめ)川沿いで、土砂が海に向かって2kmほど流れ落ちた。土石流は複数回起こり、多くの住宅や車が流された(写真1)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.693, pp.54-55, 2018-08-13

豪雨が過ぎ去り、避難勧告などが解除された後に時間差で被害をもたらすケースもある。広島県府中町を流れる榎川では、満水に近かった水位が下がり、住民が普段の生活を取り戻そうとした矢先に突如、晴天にもかかわらず氾濫した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.593, pp.20-21, 2014-06-09

スマホ普及するも仕事への活用は進まず、本誌読者調査 ほかスマホ普及するも仕事への活用は進まず、本誌読者調査 スマートフォン(スマホ)を利用している土木関係者は以前より大きく増えたものの、仕事に活用している人の割合は依然として半数に満たないこ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.366, pp.62-64, 2004-12-24

住宅の裏手の斜面で工事中,地山が崩れて作業員が死傷した。2週間以内に降った数回の大雨が一因。1カ月前に隣接工区で類似の崩落が起きており,警察は発注側の設計担当者と施工者を書類送検。だが,地検は2004年10月までに不起訴とすることを決めた。 神奈川県横須賀市内の国道16号に面する住宅の裏手にある斜面で,急傾斜地崩壊対策工事を行っていた。元請け会社は市内の山崎組。
著者
中野目 純一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.337, pp.82-83, 2003-10-10

「あのときの失敗はいまでも鮮明に覚えている」。こう語る藤原務さん(34歳)が心の痛手として残るようなミスを犯したのは,2000年の春のことだった。 藤原さんは当時,大手建設コンサルタントのエイトコンサルタント(本社,岡山市)に勤務。同社の岡山支社(現在は本社に統合)の技術3部に所属し,下水道の管きょや下水処理場の設計に携わっていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.300, pp.70-75, 2002-03-22

「この現場では,自分として新たな課題に取り組んでいる」。ハザマの石川文和さん(55歳)は,こう語る。石川さんは,ハザマ・飛島建設・日本国土開発・戸田建設JVの一員として,群馬県上野村の上野ダムの現場を管理している。同ダムは,東京電力が建設する神流かんな川発電所の下部ダムに当たる。上部ダムは長野県南相木村にあり,653mの落差を利用して最大出力270万kWを発電する。
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.726, pp.42-44, 2019-12-23

高架橋は1973年に完成した後、95年の阪神淡路大震災で橋脚がせん断破壊するなどした。その際、損傷を免れたスラブは丸ごとジャッキアップして橋脚だけを造り直し、地震発生から約2カ月で早期復旧した。 つまりコンクリートが剥落したスラブは、73年以前に施工…
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.720, 2019-09-23

神戸市灘区で2019年8月24日午後3時ごろ、JR神戸線の高架橋でおよそ5.6mの高さから床版下面のコンクリートが幅約2.9m、長さ約6.5mにわたって剥落した(写真1)。コンクリート片の厚さは3cm程度で、重さは約1.3tに及ぶ。高架下の駐車場に止まっていた軽乗用車に当たって…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.691, pp.22-23, 2018-07-09

農林水産省東北農政局の発注工事を巡る不正疑惑で、公正取引委員会は談合の認定を断念。入札情報を不正に入手したフジタにだけ排除措置命令を出した。一方、農水省は秘密情報を漏洩するなど不正に関与した職員を懲戒免職にするとともに、フジタを1カ月の…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.705, pp.62-65, 2019-02-11

発注の不手際や設計ミス、現場の事故など様々なトラブルの深層に迫る連載「追跡!事故・トラブル」を今号から始める。初回は、和歌山県の職員が工事の完成を偽装して懲戒免職になり、虚偽有印公文書作成などの疑いで逮捕、起訴された事件だ。
著者
国土交通省常陸工事事務所
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.288, pp.55-57, 2001-09-28

「渋滞緩和対策について,あなたの意見をお聞かせ下さい」──。国土交通省常陸工事事務所は今年6月,こんなチラシを水戸市の市役所や公民館で配布した。水戸市内の双葉台団地入口交差点の渋滞を緩和するための改良工事に当たり,利用者や住民の意見を募るのが目的だ。 交差点の改良といっても,立体交差化やバイパスといった大規模な事業ではない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.698, pp.22-23, 2018-10-22

東証1部に上場していた勝村建設をはじめ、複数の建設会社を吸収・合併しながら、急激に業容を拡大してきたエム・テック(東京都中央区、登記上はさいたま市)が、10月1日に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約253億円(写真1、2)。 会社の設立は1988年…
著者
三上 かおり
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.411, pp.76-77, 2006-11-10

ダムやトンネルなどの建設現場に女性が立ち入ることはまだ少ない。日本女性技術者フォーラムの事務局という立場から何回となく,土木の工事現場を見てきたピーエスビー・リサーチの三上かおりさんは,建設現場で,気になって仕方のないことがあるという。土木技術者が市民の感覚に近づくためのヒントがありそうだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.344, pp.46-47, 2004-01-23

「廊下が陥没した。ここの工事が原因なので補償してくれ」——。近畿地方のある市に突然,市内の私立中学校の職員数人が押しかけ,市の工事課の職員を突き上げた。工事課の職員たちは「工事が原因とは考えられない。補償には応じられない」と反論。私立中学校の職員たちとの間で押し問答になった。 この市が行っていたのは,河川の護岸改修工事。