著者
西崎 真也 植田 友幸
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 日本ソフトウェア科学会第20回記念大会 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
pp.6, 2003 (Released:2003-12-17)

従来,関数型言語のためのバイトコードを解釈する仮想機械として、SECDマシンやCAMマシンなど多くのものが提唱され,それらに基づく実装や理論的な側面に関する研究がなされてきた.本論文では,SECDマシンを単純化した仮想機械SAM(Simple Abstract Machine)を提唱する.変数参照機能を単純化することにより,仮想機械におけるファーストクラス継続を簡潔に扱うことが可能になっている。
著者
香川 考司
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 日本ソフトウェア科学会第22回大会 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
pp.13-19, 2005 (Released:2006-03-29)

多相ヴァリアントはGUI、データベース、インタプリタなど潜在的に多くの応用分野を持っている。実際、Haskellはパラメトリック型クラスを導入すると、多相ヴァリアントを模倣することができる。しかし現実に多相ヴァリアントを使用することはほとんどない。これは多相ヴァリアントを模倣するコードを手で書くことはたいへん面倒であり、また型の曖昧さが問題となるためであると思われる。この論文では、そこで、Haskellで多相ヴァリアントを模倣するための方法について、解説し、またそれを直接サポートし結果として通常のHaskellのクラスを出力することができる型クラスの拡張について述べる。
著者
永田 章人 小林 直樹 米澤 明憲
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 日本ソフトウェア科学会第20回記念大会 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
pp.7, 2003 (Released:2003-12-17)

型付き言語MLにおけるメモリ管理手法として,リージョン推論に基づく方式がTofteらによって提案,実装されている.この手法では,通常のMLの型システムにメモリ情報(リージョン)を付加して拡張した型システムに基づいて型推論を行うことで,各オブジェクトの生存区間を推定し,メモリの解放・獲得のためのコードをコンパイル時に挿入する.リージョンに基づくメモリ管理は,ガーベジコレクションに比べて早期にオブジェクトを解放でき,また,参照カウントによるメモリ管理方式に比べて実行時のオーバーヘッドが少ない.しかしながら,リージョン推論はMLの静的な型推論の拡張であるため,他の言語,特にSchemeのように動的に型付けされた言語に適用できるかどうかは自明でなかった.本研究では,CartwrightらのSoft typeとリージョン付き型システムとを統合することにより,動的型付き言語に対してもリージョン推論に基づくメモリ管理が行なえることを示す.
著者
久岡 雅也 前田 雅史 梅尾 博司
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.54-54, 2003

従来から数多くの研究がされている一斉射撃問題は, 主として1次元格子点上にセルを配列した1次元アレイを考察の対象とし, そのための同期アルゴリズムが考案されてきた. また2次元アレイに対しては, 正方形, 長方形など単純な形状を持つ2次元アレイ上では, 比較的容易に同期アルゴリズムの設計が可能であるが, 任意の形状を持つ2次元連結アレイに対しては,(1) 長方形などと同様なアルゴリズム設計が可能か?(2) 同期アルゴリズムの実現に必要な状態数は?(3) 同期に必要なステップ数は?など, 考察すべき問題が多く残されている. そこで本研究の目的は, 1次元アレイにおけるアルゴリズムを新しい埋め込み手法に基づいて設計することで, 2次元アレイ上において動作可能なセルの連結が任意の状態においても同期を実現でき, 初期状態において将軍位置が任意であることも示すことである.
著者
金城 拓実 河野 真治
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.161-165, 2005

私達は家庭用ゲームマシン向けのオープンなゲーム開発環境に関する研究を行ってきた。ゲームマシンは、特殊なアーキテクチャで実現されており、ハード性能を追求するとプログラムコードは必然的にハードへの強く依存する。強い依存性のあるコードは汎用性がなく再利用は難しい。ここで私達はプログラムのtest surface を保存しながらtechnology mapping を実現する手法を提案したい。
著者
鷲崎 弘宜 中川 知基 斉藤 勇樹 深澤 良彰
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.7-7, 2004

リモートコンポーネントを組み合わせて得られるコンポーネントベースシステムは、長期の運用を実現するために高い保守性を持つことが望ましい。保守性の判定法として、複雑度の測定がある。従来の測定法は、オブジェクト指向クラス集合、もしくは、一般的な抽象化によって得られる構造を測定対象とし、コンポーネントを単位とした保守作業の容易さを適切に反映しない。本稿では、リモートコンポーネントの特徴を考慮してコンポーネントベースシステムを段階的に抽象化し、得られる構造に対して要素間の関連に基づく複雑度を測定する手法を提案する。複数のEJBアプリケーションについて測定実験を行った結果、得られる複雑度が保守性を適切に反映することを確認した。
著者
横山 大作 近山 隆
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 日本ソフトウェア科学会第19回大会 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
pp.2A3, 2002-09-11 (Released:2003-10-28)

近年、計算機のメモリ階層は深化し、RAM モデルと現実との乖離は著しいものがある。また、クラスタや大規模分散計算等、各計算機間の通信遅延やその違いを無視できない並列環境が一般的になっているが、現状の並列計算コストモデルは、通信遅延の差異を考慮しないものや特定のネットワークトポロジに特化したものしか存在しない。我々は、単一計算機内のメモリ階層から計算機間のネットワーク遅延の差異までを統一的に記述できる計算量モデル、「計算連続体モデル」を提案した。本稿では、このモデルの検証の基礎となる仮想機械の仕様について述べる。
著者
西澤 弘毅 木下 佳樹
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 日本ソフトウェア科学会第20回記念大会 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
pp.51, 2003 (Released:2003-12-17)

Cousot らによる抽象解釈の理論において暗黙的に用いられている圏論的な構成をいくつか明示し,より広い応用のための基礎を与えることを試みる.
著者
立沢 秀晃
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
日本ソフトウェア科学会大会講演論文集 日本ソフトウェア科学会第21回大会 (ISSN:13493515)
巻号頁・発行日
pp.23, 2004 (Released:2005-02-01)

本研究では型付き関数型言語を基にしたアスペクト指向言語を提案する。アスペクト指向機構部分はJavaを基にしたアスペクト指向言語AspectJにならい、ポイントカット・アドバイス機構と型拡張機構を持つ。本稿ではそれらの機構の設計と、その際に見られた関数型言語特有の問題点および解決策について述べる。