1 0 0 0 OA 時間栄養学

著者
柴田 重信
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.9, pp.641-646, 2012-09-01 (Released:2013-09-01)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1
著者
内田 瀬奈
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.10, pp.703-705, 2014-10-01 (Released:2015-10-23)

本研究は,日本農芸化学会2014年度大会(開催地:明治大学)の「ジュニア農芸化学会」において発表され,銅賞を授与された.発表者は,脳も神経ももたない粘菌が,なぜ餌を見つけることができるのかということに疑問をもち,その解明研究に取り組んできた.得られた結果は非常に興味深いものとなっている.
著者
藤井 渉
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.8, pp.568-574, 2016-07-20 (Released:2017-07-20)
参考文献数
28

近年注目を集めているゲノム編集技術は,従来では作製コストや労力を要したゲノム改変細胞・生物の作製を容易とし,その汎用性を拡張することで,生命科学における逆遺伝学的研究アプローチの加速化に大いに貢献している.農学分野でもさまざまな利用が進んでいるが,その一方で,今後解決すべき技術的課題が次第に明らかになりつつあり,応用分野によっては社会的議論を呼んでいる.本稿では,ゲノム編集技術の理解に必要な基礎情報や応用を解説するとともに,農学応用のための課題について提案する.
著者
稲葉(伊東) 靖子 齋藤 茂
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.841-849, 2008-12-01 (Released:2011-06-06)
参考文献数
30

脱共役タンパク質UCPは6回膜貫通型のミトコンドリアキャリアタンパク質で,動植物に広く保存されている.哺乳動物の褐色脂肪細胞では,膜内外に形成されたプロトン濃度勾配エネルギーをUCP1が積極的に解消することにより非震え熱産生が誘導される.ここ数年,UCP1遺伝子の進化に関する研究が進展し,脊椎動物の系統においてUCP1遺伝子の発熱性の機能が獲得された進化過程が明らかになりつつある.一方,熱産生における植物UCPの役割は不明な点が多いが,発熱植物のミトコンドリアにはUCPが豊富に含まれており,熱産生との関わりが注目されている.ここでは著者らの研究を中心に,熱産生における動植物UCPの役割と適応進化による発熱機能獲得の経緯について概説する.