著者
大場 裕一 井上 敏
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.10, pp.681-688, 2007-10-01 (Released:2009-05-25)
参考文献数
25
被引用文献数
2 1
著者
服部 淳彦
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.115-122, 2008-02-01 (Released:2010-12-24)
参考文献数
36
被引用文献数
4 1

ウシの松果体より単離されたメラトニンは,近年生物界に広く存在する物質であることがわかり,また機能としては,時刻情報の伝達物質やフリーラジカルのスカベンジャーなど多彩な作用が報告されている.さらに最近では,メラトニンの骨形成・骨代謝調節に関わる新しい機能が明らかにされつつある.著者らは,メラトニンに破骨細胞の分化や機能を抑制する作用のあること,そして新規メラトニン誘導体の中に破骨細胞を抑制し,かつ骨芽細胞を活性化させるもののあることを見いだしており,骨粗鬆症の予防薬あるいは治療薬への新たな展開が期待される.
著者
原馬 明子 守口 徹
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.553-558, 2017-07-20 (Released:2018-07-20)
参考文献数
30

「油断大敵」という四字熟語の意味にはいろいろな説があるようだが,戦国時代に明かりの油を絶やすことは敵の侵入を許すことから,“注意を少しでも怠れば,思わぬ失敗を招くので十分に気をつけるべきである”という戒めとして用いられている.しかし,現在は,昔とは少し異なり,“良質な油を断ってしまうと,大きな健康上の問題を引き起こす”という意味にも取れる.脂質のとり過ぎは肥満につながり,循環器系疾患や糖尿病を引き起こすとして制限されてきたが,体にはとらなければいけない脂質(必須脂肪酸)がある.この必須脂肪酸について紹介したい.
著者
寺尾 純二
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.256-263, 1992-04-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
30
被引用文献数
1
著者
加藤 陽二
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.313-318, 2017-04-20 (Released:2018-04-20)
参考文献数
21

食の偽装は世界的にも大きな問題である.産地偽装は今も昔も頻繁に起きており,輸入物を国産品と偽るなど,枚挙に暇がない.違う食材を用いる例も多い.エビの場合,ブラックタイガーを車エビ,バナメイエビを芝エビ,ロブスターを伊勢エビと偽って表示するなど,毎日のように新聞各紙に取り上げられていたことは記憶に新しい.食の偽装を防ぐために,さまざまな取り組みがなされているが,本稿では例として蜂蜜,なかでもマヌカ蜂蜜を主として取り上げ,偽装を防ぐための認証評価法について紹介する.マヌカ蜂蜜に限らず蜂蜜は,加糖(希釈)や加熱,産地のすり替えなど,以前より偽装が疑われる例の多い食材と言える.

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出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.33, no.7, pp.447-449, 1995-07-25 (Released:2009-05-25)
被引用文献数
1 1