著者
蓮見 惠司
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.190-196, 2018-02-20 (Released:2019-02-20)
参考文献数
28
被引用文献数
1

ガードナー国際賞(2017年),ラスカー臨床医学研究賞(2008年),日本国際賞(2006年)など数々の国際賞を受賞した遠藤 章博士のスタチンの発見は,虚血性心疾患(動脈硬化とそれに起因する血栓による動脈閉塞が原因)の予防と治療の新たな扉を開いた.筆者らは,血栓溶解を促進する生理活性物質の探索の過程で多くの化合物を同定し,糸状菌Stachybotrys microsporaが生産するtriprenyl phenol化合物群SMTPの医薬開発を進めている.SMTPは血栓溶解促進作用と抗炎症作用を併せ持ち,脳梗塞(血栓による脳虚血に伴う病態)の改善に著効を示す.本稿では,SMTPの発見から医薬開発までの道のりを,遠藤博士とのエピソードを交えて紹介する.
著者
鈴木 義人
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.153-158, 2014-03-01 (Released:2015-03-01)
参考文献数
19

植物食昆虫が植物に形成するゴールは,色や形の多様性が高く,「どのようにして形成しているのだろう?」と見ているだけで興味をひく.この形成機構にはまだまだ不明な点が多いが,昆虫が生合成する植物ホルモンが関与している可能性が少しずつ明らかになってきた.本稿では,ゴール形成と植物ホルモンについての現在の知見とともに,残された課題について紹介する.また,「見ているだけで興味をひくゴール」の真の形成機構の理解とはどういうものなのかについても,私見を述べたい.

1 0 0 0 OA 脂質の機能(II)

著者
大野 公吉
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.6, pp.322-330, 1968-06-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
3
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.116-119, 1974-02-25 (Released:2009-05-25)
被引用文献数
1
著者
日向 康吉
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.12, pp.833-840, 1984-12-25 (Released:2009-05-25)
参考文献数
14
被引用文献数
1 1
著者
養王田 正文
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.185-192, 2009-03-01 (Released:2011-06-27)
参考文献数
14

次世代シークエンサーがベールを脱いだのはごく最近のことであるが,一躍脚光を浴びる存在になっている.その成果はめざましく,生命科学の様々な分野に革命を起こしつつある.さらに驚くべきことに,その次世代シークエンサーを凌ぐシークエンサーの開発も進んでいる.ここでは,これらの次世代シークエンサーの原理を説明し,その能力と応用について紹介する.

1 0 0 0 放線菌

著者
池田 治生 大村 智
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.40, no.10, pp.694-700, 2002-10-25
参考文献数
15
著者
池田 治生 大村 智
出版者
学会出版センタ-
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.761-771, 1996-11-25
参考文献数
14
著者
藤田 直子
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.400-407, 2013-06-01 (Released:2014-06-01)
参考文献数
21
被引用文献数
2 4

1 0 0 0 OA 食品と免疫

著者
八村 敏志
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.509-515, 2005-08-01 (Released:2009-05-25)
参考文献数
54
被引用文献数
1 1