著者
新野 弘
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.66, no.778, 1960-07-25
著者
尾上 哲治 永井 勝也 上島 彩 妹尾 護 佐野 弘好
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.110, no.4, pp.222-236, 2004-04-15
被引用文献数
5 22

九州・四国のジュラ紀新世〜白亜紀古世付加体である三宝山付加コンプレックスから産出する玄武岩の産状・岩相及び岩石学的特徴を記載し,化学組成(主成分元素,微量元素)を検討した.玄武岩類は,主に泥質岩および玄武岩質火山砕屑岩基質中に岩塊として産出し,interpillow limestoneを伴う枕状溶岩と塊状溶岩,玄武岩角礫岩,ハイアロクラスタイトから構成される.玄武岩の産状からは陸源砕屑物の堆積場で噴出した証拠は認められない.変質による移動が少ないと考えられている元素(Ti,Zr,Nb,Y)を用いた地球化学的判別図では,多くの玄武岩がTi,Nbに富む海洋島玄武岩(OIB)に類似する.したがって,三宝山付加コンプレックスの玄武岩は,太洋域でのプレート内火成活動によって形成された海山に起源を持つと考えられる.
著者
藤 則雄 北中 拓夫
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.94, no.2, pp.137-140, 1988-02-15
被引用文献数
1
著者
茅原 一也 布施 弘
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.69, no.814, pp.324-325, 1963-07-25
著者
西脇 親雄
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.90, no.5, pp.369-370, 1984-05-15
著者
馬 廷英
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.44, no.529, pp.931-938, 1937-10

現生及び化石造礁珊瑚類の骨體に季候成長構造があるのみならず其年成長が海水温度の高低と一定の關係を有することを巳に筆者によつて證明されたところである。本篇は文献の挿圖より北半球各地産出八屬二十種の奧陶紀床板珊瑚の成長率及び季候成長構造發達程度を比較研究し以て當該時代に於ける北半球各地の氣候状態を推想しやうと思ふ。是より得た結論としては北極地方及び北米のHuron湖, Ohio, Michigan, Indiana一帶の産地の海水温度は最も温く, 英國諾威瑞展及び獨〓等の北歐造礁珊瑚化石産地は上記の諸地方より寒い, 加拿太のAnticosti Islandは英國と大差がない, 諾威及び英國は獨〓より温く中央ヒマラヤ地方は稍々諾威に近い。上記の事實より考へれば北極地方及び北米のHuron湖, Ohio, Michigan, Indiana諸産地の一帶は當時造礁珊瑚の内側或は内帶に屬すべく北歐の英國諾威瑞典獨〓及び亞細亞の中央ヒマラヤ地方は珊瑚海の外側又は外縁に相當するものと思はれる。
著者
徳永 重元
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.61, no.718, pp.319-320, 1955-07-25