出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.667, pp.52-54, 2006-12-11

「ペナルティ付きのSLAにすることで、より高い緊張感をもって運用にあたる」、「委託料金の透明性を高めた上で、効率化によって浮かせたコストをユーザー企業とベンダーの双方で分け合う」。こんな"きれいごと"は無理に思えるが、実現に取り組んだ企業がある。日本航空(JAL)とリクルートだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.462, pp.183-185, 1999-02-01

「高い勉強料だった」。東京放送(TBS)の子会社であるTBSビジョン(東京都港区)のコール・センター部門「テレデータ21センター」の加納隆夫センター長副理事は,ここ数年のシステム開発の取り組みを振り返って嘆息する。 TBSビジョンは,TBS向けに番組制作やイベント運営などを行う制作子会社。
著者
川口 文夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.531, pp.58-60, 2001-09-24

末席常務から16人を抜いて社長に昇格。情報システム部門の出身で,業務システムの設計やプログラミングの経験も豊富—。異例の大抜擢で今年6月に中部電力社長に就任した川口文夫氏は,規制緩和による競争を勝ち抜くための絶対条件として,「変化への挑戦」を掲げる。その決め手の一つは,徹底した顧客志向に基づくITサービス。
著者
伊藤 穰一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.678, pp.54-57, 2007-05-14

1966年6月、京都市生まれ。1980年代前半からインターネットにかかわり、タフツ大学でコンピュータ・サイエンス、シカゴ大学で物理学を学ぶ。95年にデジタルガレージを共同で設立、その後インフォシークを設立するなどインターネット関連の会社を設立した。2006年9月、デジタルガレージ取締役に復帰。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.468, pp.171-173, 1999-04-26

「確率的には,宝くじに当たったようなもの」—。3月23日火曜日に発生した,名古屋市の住民基本台帳を管理する「住民記録システムオンライン」の障害について,名古屋市総務局総合調整部情報システム課の宮崎研二 開発係長はこう振り返る。折しも年度末,そのうえ土曜日を含めると3連休明けということで,多くの市民が各区役所の窓口に訪れていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.731, pp.26-29, 2009-05-27

「サン買収を契機に、IBMの牙城を突き崩す」。米オラクルによる米サン・マイクロシステムズ買収の電撃発表、その余韻が覚めやらぬ5月7日、オラクルのラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)はロイターの取材に対し、こう宣言した(31ページ参照)。IBMが狙ったサンの資産は、基幹系システムというIBMの牙城に攻め込むための強力な武器に変わった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.750, pp.24-26, 2010-02-17

一言でCRMと言っても指し示す分野は幅広い。SaaSとしては、営業担当者を支援するSFA(営業支援)、コンタクトセンターを支援するCTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)などのサービス、メールマガジンなどによるネットマーケティング支援サービスが代表的である。今回は米セールスフォース・ドットコムの躍進で注目されるSFAを中心に分析する。
著者
浜口 友一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.633, pp.56-59, 2005-08-22

官公庁のIT調達方針見直しなど逆風を受けるNTTデータ。浜口友一社長は、コスト削減要求は当然としながらも、絶対額だけが話題になることに疑問を投げかける。業務遂行のためのコストと、成長のための投資は分けて考えるべきだと訴える。当然、ITベンダーには、価格の算定基準など透明性を高めていく責任があるという。
著者
佐藤 正史
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.654, pp.146-148, 2006-06-12

1971年JTB入社。コンピュータ部に配属され、旅行商品の予約・発券業務を支える基幹系システム「TRIPS」の開発に携わる。81年、経営企画室に異動。複数の部署を経て89年にIT部門に戻る。95年に情報システム部担当部長、2000年からIT企画チーム・マネージャー。01年6月に取締役(情報システム担当)に就任。05年7月から現職。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.676, pp.126-128, 2007-04-16

予約ができなかったのは、「ディズニーアンバサダーホテル」や「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」をはじめとした合計11のホテル。このほか施設内を巡る5種類のツアー、ディズニー・キャラクターが演じるショーを見ることができる2軒のレストランなども影響を受けた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.620, pp.54-57, 2005-02-21

米JPモルガンのアウトソーシング解約は、他人ごとではない。ドライな米国企業と異なり一気に解約には至らないものの、「こんなはずではなかった」とアウトソーシングを後悔している日本企業は少なくない。自前主義への回帰を模索する企業も登場している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.687, pp.66-70, 2007-09-17

東急百貨店など百貨店4社は07年7〜8月、婦人靴にICタグを適用し、サイズや色ごとの在庫データをその場で照会できるシステムを稼働させた。NTTコムウェアが構築した共同利用型システムを4社がASPサービスとして利用する。1社では高すぎた導入コストを引き下げる狙いがある。稼働直前になってベンダーと百貨店が対立する場面もあったが、互いに折り合って導入にこぎ着けた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.444, pp.233-235, 1998-05-25

ゴールデンウイーク明けの5月6日,山形市に本店を置く第二地銀の殖産銀行は,第3次オンラインの勘定系と対外接続系のシステム「ACROSS21」を本稼働させた。同じ第二地銀の福島銀行(本店福島市)と共同開発し,共同センターで機器を共用して運用するもので,福島銀行も同日から本稼働を始めた。 98年5月6日の本稼働は,95年7月に両行が共同開発を発表したときの計画通りである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.728, pp.78-80, 2009-04-15

企業年金の給付業務を担う企業年金連合会は3月末、3000万件の加入者記録を管理するシステムの全面刷新プロジェクトを事実上中止した。経済危機で財政が悪化したためというのが直接の理由。だが背景には、現行システムの著作権を持つ開発企業から協力が得られなかったことがあった。 「財政悪化への緊急対応としてシステム刷新を含む大型投資の凍結を決めた」--。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.479, pp.28-30, 1999-09-27

インターネット・メールに絡むトラブルが相次いで発生している。メール・サービスを提供しているベンダーで利用者のメールが消失したり,長時間にわたってメールが配送されなかった。メールを誤配信して顧客の個人情報を流出したり,ウイルス感染ファイルを添付したメールを顧客に送ってしまった企業もある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.439, pp.167-169, 1998-03-16

冬季オリンピックの開催で世界中に存在をアピールした長野県。マルコメ味噌でお馴染みのマルコメ(本社長野市)も,オリンピックの地元開催に社を挙げて協力。開会式前日には,本社前の沿道に大勢の社員が並び,通過した聖火ランナーに声援を送っていた。 そのマルコメの本社ビルでは,約1年前までNECメインフレームACOS3300が稼働していた。ところが今はホストの姿が見えない。
著者
Enslin Robert
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.657, pp.66-69, 2006-07-24

SAPジャパンの"立て直し役"として、2005年8月1日に社長に就任して約1年。エンスリン氏は、「事業は計画通り、順調に推移している」と自己評価する。「顧客との距離が遠かった」との反省を踏まえ、顧客に「価値」の提供を狙ったサービスを開始したり、新アーキテクチャ「ESA」に基づくシステム構築を支援する要員を増やすなど、矢継ぎ早に新戦略を打ち出している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.651, pp.144-146, 2006-05-01

中堅カード会社のポケットカードは、今年3月に予定していた基幹系システムの刷新を、来年2月に延期すると発表した。提携カード向けの機能など、追加開発が増えたことが原因だ。約6億円の追加投資が発生しただけでなく、提携カードの発行計画を見直せざるを得なくなった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.741, pp.26-32, 2009-10-14

8割の企業が「Vista」ではなく「XP」を使っているという結果を受けて、マイクロソフトが最初に取り組んだのは、これまで以上に顧客と向き合うことだった。世界中で顧客の不満や改善要望を収集し、7の仕様を固めた。動作性能、互換性、生産性、管理性という基本を見直した。 「お客様の声をとにかくたくさん聞いた。パソコンを使って何をしたいのか、何が不満なのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.520, pp.63-71, 2001-04-23

2001年に入って特に目立つのが,ウイルス付きメールを大量に配信してしまうトラブルだ。ウイルスを配信した直後の企業には電話やメールによる苦情,問い合わせなどが殺到し,大混乱となる。それだけでは終わらない。メール配信を受けている会員の中には,パソコンに詳しくない初心者ユーザーもいる。