出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.697, pp.16-18, 2008-02-15

米マイクロソフト(MS)による米ヤフー買収提案は"始まり"にすぎない。自力での米グーグル追撃を事実上あきらめたMSは、今後も豊富な資金力を背景にさらなる企業買収に走る公算が高い。IT業界は一握りの超大手しか生き残れない寡占時代に突入しそうだ。 「グーグルはオンライン広告で75%のシェアを握り市場を支配している。この状態に対抗し、より良い選択肢を顧客に届ける」。
著者
日本システムアナリスト協会不条理なコンピュータ研究会
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.571, pp.134-136, 2003-04-07

情報システム部員が情報化による業務の効率向上策を進言しても、上司が改革に逃げ腰で、プロジェクトが中途半端に終わることはよくある。とりわけ収支が問われず、3年ごとの異動で責任の所在があいまいになりがちな官公庁では、無責任なプロジェクトが発生しやすい。人事、財務部門からにらまれるのを恐れたCIO(最高情報責任者)の責任逃れを追う。
著者
与謝野 馨
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.658, pp.64-67, 2006-08-07

「日本の国際競争力向上には、ITの活用が欠かせない」。金融、経済財政政策の担当大臣を務め、IT通として知られる与謝野馨氏は、こう言い切る。例えば証券取引所のシステムが使いやすいものでなければ、「海外の証取市場に顧客を取られてしまう」。日本のIT産業の強化に向けて、オープンソースの活用や、ある種のエリート教育が必要だと強調する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.596, pp.166-173, 2004-03-22

業績の低迷、大規模プロジェクトの失敗、低下する一方のシェア——。どん底まで沈んだ富士通がついに動き出した。昨年6月に就任した黒川博昭社長の指揮のもと、大規模な改革に乗り出した。その中身は決して奇をてらったものではない。「顧客起点」、「利益を出す」、「技術を伸ばす」といった当たり前のことを、現場に周知徹底させるだけだ。果たして富士通はよみがえるのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.578, pp.52-56, 2003-07-14

第三の波——Javaで大規模基幹系システム構築に挑むUFJ銀行、中部電力、日立H&Lの動きは、まさにこう呼ぶにふさわしい(図4)。 Javaが登場した1996〜97年は、クライアント側を中心とするごく小規模な利用にとどまっていた(第一の波)。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.500, pp.138-146, 2000-07-17

プロジェクトをたくみに切り盛りし,必ず本稼働へもっていくプロジェクト・マネジャたち,物流アプリケーションにかけては百戦錬磨のコンサルタント,ミドルウエアを核にしたソリューション(問題解決策)の全体像を描けるアーキテクト。データベースの中味を完全に知り尽くしたスペシャリスト。最前線で走り続けるプロフェッショナル7人が,自身の「プロ哲学」を語る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.631, pp.140-143, 2005-07-25

ITコストの大幅削減を可能にする手段の一つに、ITベンダーへの依存度を引き下げ価格の決定権を握ることがある。その実現に挑戦しているのが長崎県だ。ITベンダーへの丸投げ体質を改め、詳細仕様を自ら作成し、分割発注を徹底する。地元の中小ITベンダーに入札の門戸を広げたことも、コスト削減につながっている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.597, pp.66-69, 2004-04-05

重要なのは他社が1年かかることを1カ月でやり遂げるスピード」。楽天の三木谷社長が、創業直後から言い続けてきた言葉だ。 ネット企業の成功には、サービスの企画、システムの開発のいずれにおいてもスピードが欠かせない。カカクコム注13)の中島英廣コンテンツ部Web Masterは、「新しいジャンルを早期に発見、開拓することこそが勝ち残る条件」と断言する。
著者
友納 春樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.456, pp.118-121, 1998-11-09

航空測量最大手の国際航業が電子メール,イントラネットやERPパッケージなどの情報技術を活用した業務改革を急いでいる。ERPに関しては導入検討着手からわずか1年で,SAP R/3を全面稼働させた。
著者
井上 雅博
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.597, pp.74-76, 2004-04-05

ヤフー日本法人の誕生半年後から社長を務め、株式時価総額4兆円を超すまでに育て上げた。勝ち組ネット企業の代表格だが、意外にも売り上げ至上主義ではなく、「お金は後からついてくるという信念」でページビューを増やしている。「サービス用のサーバーへの投資をケチったことは1回もない」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.487, pp.42-44, 2000-01-17

iモード対応の携帯電話(iモード端末)から利用できるグループウエアが,1999年秋ごろから続々と登場している。特に大企業の部門や中小企業での利用を想定し,安価で手軽にシステムを構築できる製品の品ぞろえが充実してきた。1999年末にはロータスのノーツ/ドミノやマイクロソフトのExchangeなど,大規模環境向けの主要グループウエアもiモード端末から利用できるようになった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.638, pp.42-48, 2005-10-31

9月6日。家電製品メーカー30社の営業担当者が、白い建物に次々と吸い込まれていく。東京都北新宿のヨドバシカメラ本社である。 会議室に集まった担当者は、ヨドバシカメラ営業統括本部長の藤沢 和則常務取締役から意外な提案を聞く。「来年5月から、商品の検品作業にICタグの利用を始める予定だ。ぜひ協力をお願いしたい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.742, pp.97-103, 2009-10-28

DBMS(データベース管理システム)大手3社の争いが、激しさを増している。トップシェアのオラクルに対しIBMとマイクロソフトが低コストや移行の容易さをうたい「乗り換えキャンペーン」を展開。オラクルは機能拡張で迎え撃つ。3社はデータウエアハウス(DWH)分野にも専用機を投入。市場が熱気を帯びてきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.732, pp.78-82, 2009-06-10

「営業の頑張りで4兆円割れを防げ」。NECの全営業担当者に大号令がかかっている。赤字転落した業績の黒字化は必達事項だが、一方で売り上げの減少傾向に歯止めをかけることも急務。今後のNECの成長を支える柱となる営業改革は実を結び、売り上げと利益の二兎を追うことはできるのか。 痛恨の極み─。
著者
Lawes Aidan
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.609, pp.88-90, 2004-09-20

システム運用を企業内外のユーザーへの「ITサービスの提供」ととらえ、そのプロセスの理想形を示すITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)が注目されている。だがITILの普及と標準化を推進する非営利団体、英itSMF(ITサービス・マネジメント・フォーラム)とitSMFインターナショナルのCEOであるローズ氏は、「ITILは効率的なITサービスを実現する手段にすぎない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.550, pp.42-45, 2002-06-17

「担当エンジニアの技量は低下する一方。それなのに,昔と同じサービス料金をきちんと請求される。正当な対価ならば喜んで支払うが,欠陥だらけのサービスでは納得がいかない。他社でも同じようなことが起こっているはずだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.772, pp.66-73, 2010-12-22

2010年12月3日、政府は「共通番号」の導入を正式に決めた。2011年秋の臨時国会で法案を提出する意向だ。政局によって時期が変わる可能性はあるが、現時点では2014年頃に導入が始まる見込みである。政府の決定を機に、新たな番号制度を導入するメリットと実現にあたって必要な検討事項を整理するとともに、番号制度を支えるシステムのあるべき姿を探る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.792, pp.104-107, 2011-09-29

北海道を地盤とするコンビニエンスストアのセイコーマートが、サプライチェーン再構築を進めている。価格競争力の源泉であるプライベートブランド商品と同様、情報システムの構築でも自前主義を貫く。指揮する赤尾昭彦会長は、世界中から最適なパッケージを探し、自前で現場に適用していく姿勢こそが重要と説く。
著者
大歳 卓麻
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.629, pp.58-61, 2005-06-27

システム構築に価格破壊の波が押し寄せる日本市場では、日本IBMも売り上げ減が続く。だが、「On Demand」を掲げるIBMは、戦略コンサルティングやBTO(ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング)といったサービスで逃げ切り体制を固めつつある。大歳卓麻社長は、ビジョンの有無が経営を左右するという。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.755, pp.86-88, 2010-04-28

アウトドア用品メーカーのモンベルのECサイトが不正アクセスを受け、1万1446人分のクレジットカード情報を盗み取られた。1月下旬に中国から「SQLインジェクション」攻撃を受けたためだ。同社は顧客へのお詫びにかかった費用だけで6000万円以上を要した。 「お客様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます」。