出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.737, pp.82-87, 2009-08-19

何度もつらい思いをしても、楽しいと思える経験があれば成長したと実感できる。成長を実感していれば、その経験を後輩に伝えたくなる。システム構築プロジェクトを経験すれば人は育つ—。JTB情報システムの協力を得て実施したプロジェクトメンバーの本音調査を基に、プロジェクトを通して人を育てる勘所を探った。 「よかった。本当によかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.655, pp.150-154, 2006-06-26

基幹系の刷新時にパッケージを採用する企業は少なくないが、その導入には数々の困難が伴う。B-R サーティワン アイスクリームは会計・生産システムの刷新時に、「希望通りのシステムを構築する」ことにこだわり、自社開発からパッケージの採用に切り替え、さらに製品を途中で替えるという2度の方針転換を乗り越えた。
著者
井上英明
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.728, pp.96-99, 2009-04-15
被引用文献数
1

この4月、文部科学省が主導する「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」の最初の卒業生約200人が世に出た。大学院で高度IT人材を育成することが目的のプログラムで、産業界が協力して理論よりも実践力の育成を重視してきた。2年間のプログラムで社会人2年目以上のスキルと主体性身に付けられた。
著者
中田 敦 大和田 尚孝
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.784, pp.20-27, 2011-06-09

みずほフィナンシャルグループ(FG)は5月20日、みずほ銀行が3月に引き起こした大規模システム障害の全貌を明らかにした。本誌が合計38ページの報告資料を検証したところ、30の不手際が重なり影響が拡大した事実が判明した。 大規模障害を招いた直接の原因は、システム部門の不手際だ。システム全体の仕様や機能をつかみきれず、障害後には運用ミスを重ねた。
著者
目次 康男
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.666, pp.64-71, 2006-11-27

ITエンジニアが、自分のスキルレベルを初級から上級に高めると、年収は300万円アップする。年収700万円を超えると、モチベーションが一気に高まる。半数が10年後をメドに独立・起業を考えている——。約1万人を対象にした調査結果を基に、ITエンジニアの実像に迫る。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.782, pp.62-64, 2011-05-12

ゴディバジャパンは1月、通販サイトを刷新した。商談を制したのはワークスアプリケーションズである。実績のない新製品で、機能の拡充にも不安があったが、将来計画を詳細に説明し、効果を把握しやすい料金体系にするなどの工夫によりコンペで勝利した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.710, pp.88-90, 2008-08-15

東京金融取引所で7月18日、為替証拠金取引が2時間あまり全面停止するトラブルが発生した。原因は同取引を担う「清算システム」に発生したハードウエア障害。ネットワーク機器が故障し、二重化していたものの予備機が作動しなかった。厳格すぎた復旧手順も取引再開を遅らせる一因だった。 「投資家の皆様や関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけした。改めてお詫びしたい」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.629, pp.142-145, 2005-06-27

システム構築において、新技術/製品の採用はリスクを伴う。そのリスクを最小限に抑える仕組みを作り上げているのが、ヤマト運輸である。現場の視点で本当に必要な技術/製品を見極め、実績がなければ地道にノウハウを蓄積する。6月、さまざまな新技術/製品を活用して刷新した基幹システムは、この仕組みを生かした結果だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.688, pp.184-187, 2007-10-01

広島市内でこじんまりと商売を営んでいた写真館。それが2002年に新しいビジネスに挑んで成長のきっかけをつかみ、今や年商40億円に迫る勢いで躍進を続けている。「オリジナル写真集を1冊単位で制作する」という新事業が軌道に乗った背景には、ITを活用した卓越したビジネス・モデルがある。 「誰もやっていなかったビジネスを確立したからこそ、先行者のメリットを享受できた」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.706, pp.38-41, 2008-06-15

大型連休明けの5月7日、来日会見に臨んだ米マイクロソフトのビル・ゲイツ会長はご機嫌だった。 6月いっぱいで経営の一線から退くゲイツ氏。国内では"現役"最後とあって、会見場には300人近い報道陣が詰めかけた。 「コンピュータの革新は始まったばかり。今後10年間で人と機械のインタフェースはガラリと変わる」「テクノロジの革新は若い世代から起こる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.765, pp.34-39, 2010-09-15

「クラウド育ちのOSS」の中でも、最も長い歴史と導入実績があるのがHadoopだ。2007年から米ヤフーや米フェースブックなどがペタバイト級のデータマイニングに使い始め、米ビザのような金融事業者や、中国チャイナモバイルなどの通信事業者も使用する。日本ではサイバーエージェントやリクルートなどで検証や導入が始まった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.522, pp.169-171, 2001-05-21

2月8日,「ニュートラム 南港ポートタウン線」の下り列車は午前6時20分,大阪湾に浮かぶ中ふ頭にある中ふ頭駅を出発し,6時30分に南港口駅に到着した。乗客が乗り降りした後,列車の乗降ドアとホームのドアが閉じた。だが,列車が発車できないというトラブルが発生した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.716, pp.110-113, 2008-11-01

9月14日早朝に全日本空輸で起こったトラブルは、日付処理の怖さをあらためて印象づけた。今年2月29日にはうるう年を正しく認識しないトラブルが多発した。今後も危険日は次々とやってくる。サマータイム制度の導入も議論されている。開発と運用の両面で、日付や時刻が適切に処理されているかチェックが必要だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.632, pp.50-61, 2005-08-08

システム構築関連サービスのメーカー部門は、例年通り、日本IBMと日本ユニシスの外資系2社がトップ争い。今回はIBMがわずか0.1ポイント差でユニシスをかわしたが、統計上の誤差を考慮すると、両社の評価はほぼ同じと考えて良い。リコーが2回振りに首位奪取サービス料金に高い評価 情報サービス会社部門は、リコーが第8回調査以来、2回振りに首位に返り咲いた。
著者
栗原 潔
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.489, pp.218-225, 2000-02-14

今後の企業情報システムにおいて,ディレクトリ・サービスは,分散システムの管理を容易にし,さまざまな付加価値を提供するきわめて重要なインフラストラクチャとなる。企業ユーザーは情報システムの基盤計画に,ディレクトリ・サービスに関する長期的な戦略を含めるべきである。本稿では,ディレクトリ・サービスの概念と基本機能,用途,標準化動向,製品動向などについて解説する。
著者
多田 公昭
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.468, pp.196-198, 1999-04-26

システムの信頼性を高めるためにRAID装置の導入は欠かせない。ただし,RAID自体は基本的にディスクの集まりにすぎない。障害発生時の対処方法を明確にしておくことはもちろん,監視用ソフトの利用や定期メンテナンスの実施によって初めて能力を十分に発揮できる。
著者
栗原 雅
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.546, pp.148-155, 2002-04-22

合併日に新勘定系システムを全営業店で一斉稼働。新情報系の開発も続行し同時稼働。開発途中で,稼働時期を3カ月も前倒し-。UFJ銀行は1月15日の開業に向け,過去に例がない挑戦的なプロジェクトに挑んだ。 旧三和銀行と旧東海銀行の情報システム担当者は合併前から一丸となって,新システムの開発・テストや元帳データの切り替えに奮闘した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.446, pp.239-241, 1998-06-22

ゆとりのある人は11連休をとっていた,今年のゴールデンウイークの谷間。「緑の日」明けの4月30日午前9時前のことだった。東京証券取引所(東証,東京都中央区)の債券売買システムの担当者の間で,突如ざわめきが起こった。債券売買システムに障害が発生し,証券会社に置かれた一部の端末から利用できなくなったからだ。 東証は午前9時25分に債券売買を停止。
著者
真田 哲弥 木暮 祐一
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.707, pp.214-217, 2008-07-01

関西学院大学在学中から数々の会社を設立。1997年アクセス(現ACCESS)でiモードの仕様策定、ブラウザ開発に携わる。98年サイバードを設立し、副社長兼CTO(最高技術責任者)に就任。2000年サイバードのR&D部門としてケイ・ラボラトリー(現KLab)を設立し現職。携帯電話研究家木暮 祐一1980年代後半より日本のケータイ業界動向をウオッチ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.732, pp.88-90, 2009-06-10

3月27日と30日、新潟市民病院の電子カルテシステムが連続してダウンした。ダウンの原因は患者データを保存するストレージのファームウエアのプログラムミスだった。メーカーは1年以上前に不具合の存在を把握していたが、障害が発生するまで病院に伝わらなかった。 3月27日の午後と3月30日のほぼ終日、新潟市の新潟市民病院の全診療科で、電子カルテシステムが停止した。