著者
堤 清二
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1309, pp.6-8, 2005-09-26

ダイエーの創業者、中内功氏が19日、脳梗塞のため死去した。83歳だった。故人と親交があり、ともに日本の大衆消費時代の扉を開いたセゾングループ創業者の堤清二氏に、「中内功とその時代」を振り返ってもらった。 急な訃報を聞いて、大変寂しい感情に打たれています。中内さんは戦後、彗星のように現れたリーダーの1人でした。
著者
Bergsten C. Fred
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1273, pp.12-14, 2005-01-03

今年は米国経済が成長を続けられるか、それとも経済運営に失敗して大きな痛手を被るのか。命運を分ける年となるでしょう。 米国政府は2005年のGDP(国内総生産)の成長率を3.5%と予想しています。私はそれを楽観的すぎるとは思っていません。米国経済は確実に生産性を上げており、金利の調節などの運営もうまくいっています。インフレーションの心配もなさそうです。
著者
鷹野 三忠
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1540, pp.93-95, 2010-05-10

今年2月23日、当社は長野地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。第三者から破産を申し立てられ、あっさりと認められてしまったのです、私たちがなぜ追い詰められたのか、お話ししたいと思います。 長野県中部、八ケ岳山麓に広がる自然豊かな蓼科や白樺の高原地帯。ここが私たちの仕事場です。1963年の設立から土地の分譲や別荘、保養所の建設管理を手がけてきました。
著者
藤沢 忠彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1046, pp.145-147, 2000-06-19

富士通サポートアンドサービス(Fsas)は、工事免許がない状態で、コンピューターシステムの構築に絡む工事をしていたとして、4月5日、建設省によって告発されました。 当社は、富士通の関連会社で、企業向けのコンピューターシステムの構築などを手がける東証2部上場の企業です。
著者
佐治 信忠 佐藤 吉哉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1383, pp.40-42, 2007-03-19

問 サッポロホールディングスが米系投資ファンドから買収を仕掛けられています。サントリーの名前も取りざたされていますね。 答 サッポロさんの場合、東京・恵比寿に土地をお持ちで、ファンドの興味はそこにあるのでしょう。ビール事業でなく、不動産だけ欲しいという人ばかりだから、サッポロさんも「はい、そうですか」と言うわけにいかないと思います。
著者
程 翔
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1141, pp.146-148, 2002-05-13

答 私は休暇でグアムにいました。テロ後はすべての飛行機が運航を禁止されたため、グアムで4日も足止めをくらったのです。 香港に戻ってからすぐ、中東にいる友人に電話しました。彼は米国の外交官です。とにかくその友人に電話し、状況を聞きました。 あの時点で米国人は皆、テロ行為に対して怒り狂っていました。
著者
三國 陽夫 寺山 正一
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1484, pp.176-178, 2009-03-30

問 三國さんは1年以上前から、今回の経済危機での米国の不良債権は3兆ドル以上だと指摘していました。それが現実になりつつあります。 答 米国は所得以上に消費する赤字経済です。それを回すためには借金が必要で、住宅ローンを拡大する政策が取られてきました。赤字に伴って流入する資金の受け皿として住宅ローンの拡大が必要だったわけです。
著者
畔柳 信雄 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1275, pp.82-85, 2005-01-17

問 UFJホールディングスとの経営統合を決めてから、非常に短い期間にいろいろな決断をしなくてはならなかったと思います。振り返ると眠れない夜も多かったのではありませんか。 答 まだ振り返るというほどの心境ではありませんね。今も大変ですし、今年もまだ大変なことがあるかもしれませんから。 それぞれの場面、場面は決して楽ではありませんでした。
著者
松田 宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1103, pp.117-120, 2001-08-06

写真週刊誌「フォーカス」は、8月7日の発売号をもって休刊いたします。長らくご愛読いただきました皆さまに対し、ここに感謝いたします。 休刊をお伝えするため、7月3日に、記者会見を開きました。一雑誌の休刊で記者会見など開くのは、前代未聞のことでしょう。
著者
沢野 和彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.932, pp.78-80, 1998-03-16

昨年12月23日。通貨危機の暗雲がアジア一帯を重たく覆うなか、澤野和彦は香港発のキャセイ・パシフィック航空500便で成田空港に降り立った。1984年に香港に渡って以来、日本に腰を据えて暮らすのは14年ぶりだ。 「アジア通貨危機には痛い目に遭った。しかし、最初からやり直すことを思えばたいしたことはない。さて、一丁やってやるか」——。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1668, pp.26-33, 2012-11-26

今年4月、事業経験のない女性がわずか2カ月弱で800万円を超える資金を集めた。提供したのは地元の銀行でも信用金庫でもない。全国に散らばる800人を超える個人だ。 東日本大震災による津波で市街が壊滅状態となった岩手県の陸前高田市。市民に親しまれた図書館も被害を受け、書籍だけでなく書棚などの什器もすべて流されてしまった。 みんなの図書館を再建したい。
著者
石川 潤
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1309, pp.142-145, 2005-09-26

小泉自民党圧勝の選挙結果をスタートラインにして、一時的に株式相場は上昇した。しかし、小泉純一郎首相の再任によって企業収益とGDP(国内総生産)がどれだけ増えるだろうか。 小泉首相と竹中平蔵経済財政政策担当相の政策を思い起こすと分かりやすいが(144ページの表)、かつては政治と市場が密着していた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1627, pp.26-31, 2012-02-06

飲食店チェーン大手の幹部A氏が、ミニブログサービス「ツイッター」で、会社の公式アカウントを立ち上げたのは2年前のことだ。それまでは有志がツイッターで情報発信しており、徐々に反応が増えていたので、社としてマーケティングに活用しようと考えた。 ツイッターは140文字の「つぶやき」を投稿するサービス。
著者
大森 義夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1457, pp.132-135, 2008-09-15

「社外監査役を務めている大森です。監査報告書で『コンプライアンス(法令順守)上、重大な疑義がある』と指摘しましたので、その理由と背景について説明申し上げます」 今年6月、荏原の株主総会で、居並ぶ株主を前に私はこう切り出しました。 私が同社の社外監査役になってから5年が経ちましたが、こんな行動に出たのは初めてです。
著者
天坊 昭彦 山川 龍雄
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1595, pp.80-82, 2011-06-13

問 東日本大震災では東北の被災地のみならず、首都圏でもガソリン不足が発生しました。 答 地震や津波の影響で、太平洋側にあった石油の生産工場、いわゆる製油所が被災しました。コスモ石油の千葉製油所と、JX日鉱日石エネルギー仙台製油所では火災も発生しました。石油の生産能力は、1日当たり約450万バレル。これが震災で約140万バレル分、止まってしまった。
著者
舘内 篤彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1150, pp.116-119, 2002-07-15

私は5月上旬、自分が創業した日本ドレーク・ビーム・モリン(DBM)に対し、筆頭株主として株主提案をしました。 その主な内容はまず、現社長である大槻忠男氏の解任を含む、新しい取締役の選任案です。2つ目が、役員の任期を従来の2年から1年に変更するというもの。そして3つ目が、配当を増やすべきだという提案です。
著者
田原 真司
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1117, pp.54-60, 2001-11-19

日本を代表するグローバル企業のソニー。中国最大のテレビメーカー、TCL集団。そして中国発の急成長ネット企業、アリババ・ドット・コム。そのトップが香港に集い、企業提携、経営哲学などで白熱の議論を交わした。中国の「世界の工場」への躍進を背景に実現した、90分に及ぶ"異色鼎てい談"の行方は——。
著者
塩谷 龍生
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1122, pp.125-128, 2001-12-24

11月18日、原子力発電所誘致の是非を問う住民投票で、反対票が67%に達しました。これまで私は、原発が町の活性化になるとして、個人的には賛成だと明言してきました。従って残念な結果ではありますが、住民の意思を尊重して、原発誘致の論議に終止符を打つことにしました。 それにしても、今回の住民投票を巡って、様々な批判を受けました。
著者
氏家 齊一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1233, pp.170-174, 2004-03-15

2003年は、年度視聴率で一冠を逃し、つまずいてしまった。年間視聴率では10年連続三冠王を達成しましたが、今年3月で終わる年度視聴率では二冠に止まりました。一冠を失ったということは、一城を取られたのと同じことです。昨年は、当社のプロデューサーが1000万円を不正流用し、視聴率の不正操作をしていたことが発覚しました。
著者
馬 雲
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1046, pp.140-142, 2000-06-19

1999年10月31日午後4時30分。ソフトバンク社長の孫正義は、北京の高層ビルの会議室で1人の小柄な中国人と向き合っていた。男の名はジャック・マー。企業間の国際商取引ポータル(玄関)サイト「アリババ・ドット・コム」の創業者である。マーは中国のインターネット業界で、今最も注目を集めている経営者の1人だ。